不登校時代に熱中した経験が、復学後の糧に
私は、高校2年生の授業中にパニック状態になり、その後数ヶ月間不登校になりました。
精神科には行ったのですが、明確な診断はされませんでした。ただ、常に不安感などに襲われ、幻覚や幻聴症状もありました。
自宅に引きこもり、数学や音楽をしていたところ、その2つに熱中している間は症状が軽くなることに気づきました。
その2つを続けることで、少しずつ症状が治まってきました(なお、現在は寛解しています)。
担任の先生方のサポートもあり、高校2年生の冬には復学しました。
そして、不登校期間に数学や音楽に打ち込んでいた経験は、復学後の部活動や進路に生かすことができました。
そうした経験から、「数学(理系科目)における論理的に物事を考えることの楽しさ」を伝えたいと思い、キズキの講師になりました。
さらに、生徒さんが家族や周りの人とその楽しさを共有することで、人生の楽しみが増えるのではないかと考えています。
授業を通して、勉強の面白さを感じてほしい
私の授業では、生徒さんに勉強の面白さを感じてもらえるよう、工夫をしています。
特に理系の問題では、「この問題は何を回答者に求めているのか」や「この答えの先に何が考えられるのか」などを深く学ぶことができます。
私が一方的に解き方を教えるというより、生徒さんと一緒に考える場所にしています。
そのためにも、生徒さんが伝えたいことは全て受け止めるようにしています。
生徒さんの話してくれる話や意見には、自然と共感ができることがたくさんあります。
生徒さんの悩みに向き合いながら、一緒に勉強を続けていきたいと考えています。
今、お悩みのあなたへ〜生きていきましょう〜
私自身、中高生のときだけでなく、大学生の今もさまざまな悩みを抱えています。
そんな私が好きな考え方は、「気楽にもがく」です。
「努力をしたいけれど、できなくてつらい」という状況のとき、このことを意識することで、楽観的でありながらも無理なく頑張ることができるからです。
「頑張る」比率を少しずつ大きくしていくイメージです。
そして、考えても解決策や答えが見つからないときは、周りの人に相談しましょう。
それでも、どうしようもなくつらいときもあるでしょう。
私は、そんな状況でもあなたが生きてくれているだけで本当にうれしいです。
一緒にこの世界で生きていきましょう。
保護者さまへのメッセージ
保護者さまの心配や期待を、お子さんはいい意味でも悪い意味でも感じとります。
お子さんを心配に思うことは当然だと思います。
ですが、ぜひ、お子さんの目に見えない部分も信じてあげてほしいと思います。
キズキでは、お子さんや保護者さまをメンタル面・学習面からサポートしています。
お悩みは一人で抱え込まず、キズキ共育塾にお気軽にご相談ください。
※名前は仮名です。