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どうしていじめは起こるの?いじめの原因と対策・予防、対応まとめ

2019年2月12日 火曜日 投稿

どうしていじめは起こるの?いじめの原因と対策・予防、対応まとめ

こんにちは。お悩みを抱える方々のための個別指導塾・キズキ共育塾の岡田和哉です。

身近ないじめやいじめのニュースなどを見て、次のような不安な気持ちを抱えてしまうこともあるのではないでしょうか?

  • どうしていじめは起きてしまうのか?
  • うちの子は、いじめられていないだろうか?
  • うちの子は、誰かをいじめていないだろうか?

この記事では、いじめが起きる原因、対策・予防の方法について、荻上チキ氏著『いじめを生む教室(以下、荻上)』や森田洋司氏著『いじめとは何か(以下、森田)』などの内容・データを引用しながら、私個人の経験も踏まえてお伝えします。

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そもそも、「いじめ」の定義とは

まず、どんな状態が「いじめ」なのでしょうか。

いくつか定義をご紹介します。

【三省堂『大辞林』】
自分より弱い立場にある者を,肉体的・精神的に苦しめること
【森田、95P】
いじめとは、同一集団内の相互作用過程において優位に立つ一方が、意識的に、あるいは集合的に他方に対して精神的・身体的苦痛をあたえることである
いじめ防止対策推進法
児童生徒に対して、(略)他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの

以上のように複数の定義から見て、「いじめ」とは、「一方が一方に心身の苦痛を与える行為全般」であると言っていいでしょう。

いじめの原因――共通する原因はありません

いじめの原因――共通する原因はありません

いじめには、共通する原因があるのでしょうか。

実は、いじめには「これ」という何か一つの原因があるわけではないのです。

例えば、いじめの原因としてよく指摘される、「人づきあいが苦手」「内気」などの要素がある子どもが「必ずいじめられる」ということはありませんよね。

つまり、「いじめられやすい特徴」は(残念ながら)あるとしても、その特徴だけでいじめが起きるということではないのです。

いじめは、様々な原因が組み合わさってが起きるということです。

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いじめが起きやすい環境の特徴

以下、環境や子どもの特徴にわけて、いじめが起きやすい状態を紹介します。

環境①子どもにとってストレスが多い

子どもにとってストレスの多い環境では、いじめが起きやすくなります

荻上氏は、以下のように述べています。

いじめを起きにくくするためには、児童・生徒がストレスなく過ごせる教室・授業づくりが必要となるわけです。
もし、ストレッサー(不機嫌因子)の多い教室であれば、いじめは増大してしまう
(出典:教職員共済生活協同組合「いじめを発生させない環境づくり」)

例えば、理不尽な規制(ルール)が多い場合や、先生が細かいことを口うるさく指摘する環境では、子どもにストレスがたまりやすく、ストレスのはけ口として誰かをいじめることに繋がりやすくなるのです。

環境②大人が子どもを見ていない

荻上氏は、以下のように述べています。

大人の目が届かない場所、大人の目を盗める場所でいじめが発生しやすい
(出典:教職員共済生活協同組合「教職員共済だより157号」)

実施に、滋賀県大津市の調査では、(教師の目がなくなりがちな)いじめが行われる時間帯は「お昼休み」と「休み時間」が抜きんでて多い、という結果が出ています。

「お昼休みの時間」が小学生では最も高い42.2%、中学生では2番目の41.2%です。

「お昼休み以外の休み時間」は、小学生では2番目に高い34.8%、中学生では最も高い42.4%となっています(出典:滋賀県大津市「平成28年度 大津市いじめの防止に関する行動計画モニタリングに係るアンケート調査結果)

環境③子どもが「いじめをしてもよい」と認識している

前項で「いじめは、大人の目が届かない場所で発生しやすい」とご紹介しました。

つまり、子どもはいじめに対して、基本的には「大人に見つかってはいけない、悪いこと」という認識を持っているということです。

しかし、教師などの大人が、いじめについて見て見ぬふりをしたり、「いじめられる側も悪い」という対応を取ったりすると、「これはいじめではない」「こっちが正しい」などという認識を持ちやすくなります

また、教師が体罰や抑圧的的な態度を取ってしまっている環境でもいじめは起きやすくなります。(荻上95P)

体罰が日常的に行われる環境、抑圧的な環境では、子ども同士でも「悪いと思う相手には暴力をふるってよい」という意識を持つ、ということです。

環境④違いや多様性を認めにくい

「人に迷惑をかけないように」
「みんなはちゃんとしてるんだから、あなたもちゃんとするように」
などの規範が過剰で違いや多様性を認めにくい環境では、人と違う子どもや、まわりに合わせられない子どもへの抑圧が大きくなり、いじめが発生しがちです。

また、「連帯責任」制度も、ミスをした個人(ミスをしそうな個人)へのいじめに発展しやすい環境となることがあります。

例えば、荻上氏は、以下のようはアンケート調査の結果も紹介しています。

学級の結束が固い教室ではいじめ行為に関わる人数が少なくなるが、排他性が高い場合には、その結束がむしろいじめの原因になりうる
(荻上107P)

私の経験からも、同調圧力や排他性がある環境では、「いじめられる方が悪い」などの考えも生まれやすく、いじめが止みにくかった覚えがあります。

環境⑤上下のラベリングがつくられやすい

最初に紹介した「いじめ防止対策推進法」の定義によれば、普段は対等な関係にあるクラスメイト同士のちょっとした口げんかなども「いじめ」となります。

しかし、いじめには上下関係があることが多いです。

荻上氏は、このことを次のように紹介しています。。

「この人は他の人より劣っている」などのラベリングがされやすいと、そのような上下関係の下位に位置づけらたる人がいじりの対象になり、そのいじりがエスカレートするといじめになると考えられます。
(荻上135〜136P)

テレビ番組、先生の態度などの影響で、子どもの上下のラベリングが拡大しやすい環境がつくられていないか注意が必要です。

環境に関するまとめ

環境についてまとめます。

いじめは、例えば次のような環境にあると、発生しやすくなります。

  • 子どもにとってストレスの多い環境
  • 大人が子どもを見ていない環境
  • 子どもが「いじめをしてもよい」と思う環境
  • 違いや多様性を認めにくい環境
  • 上下のラベリングがつくられやすい環境

現在いじめられている子どもも、環境が変わればいじめられなくなる可能性がある、ということです

お子さんのいじめについてお悩みでしたら、今の環境を変えるのは有効な手段の一つと言えるでしょう。

ただし、教室の環境を変えるのは、家庭では難しいことだと思います。後にも述べますが、家庭にできる「子どもの環境を変える方法」には、「転校」があります。

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いじめられる子どもに多い特徴

いじめられる子どもに多い特徴

次に、いじめられる子どもに多い特徴をご紹介します。

前提として、これまで述べたように、紹介する「特徴」があってもいじめられない子どもはたくさんいます。

「特徴だけ」をいじめの原因として考えることは避けるべきでしょう。

また、「常にいじめられる子ども」や「常にいじめる子ども」はほとんど見られず、いじめは「どの子どもにも起こりうる」のが実態と指摘されています(出典:国立教育政策研究所「いじめ追跡調査」)

特徴は、あくまで一つの目安とお考えください。

特徴①まわりと違う特徴がある、目立っている

運動能力、学力、ルックス、性格など、まわりと違う特徴のある子どもはいじめにあいやすい傾向があります。

(失礼な言い方かもしれませんが)成績が悪いなどの「能力的に劣った特徴」がいじめられやすいと思うかもしれませんが、そうとも限りません。

成績が高いなどの「能力的に秀でた特徴」もまた、いじめの原因となるのです。(荻上149P)

また、発達障害の子ども、外国にルーツのある子ども、性的マイノリティーの子どもなどは、まわりとの違いを意識されやすいため、違いを認められにくい環境ではいじめられやすいと言えます。

特徴②周囲に合わせるのが苦手

学校内やクラスにある「空気」のようなものを捉えるのが苦手で、周囲に合わせられないといじめにあいやすい傾向があります。(荻上152P)

特に「同調性」を過剰に求められる環境、「みんなに合わせるのが当たり前」という環境では、「周囲に合わせるのが苦手な子ども」はいじめられやすくなると言えます。

特徴③内気な性格、力が弱い

これは私の経験による分類です。

内気な性格だったり、力が弱かったり、体が小さかったりすると、いじめにあいやすくなりがちです。

特にストレスの多い環境では、いじめられても「やめて」と言えなかったり、反撃してこないと思われたりする子どもは、ストレスを晴らす格好の相手と認識されてしまうのです。

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いじめを起こす子どもに多い特徴

いじめを起こす子どもに多い特徴

次に、いじめを起こす子どもに多い特徴を記します。

「いじめられる子どもに多い特徴」同様、この特徴があるからといって必ずいじめを行うということではないということに、十分ご注意ください

環境などの要因が、各特徴をいじめに繋げるのです。

特徴①コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力、社会スキルの高い子どもが、いじめを行うことがあります。

荻上氏は、“まわりの仲間を味方につけるスキルのある者が、特定のターゲットを選んで攻撃を促す傾向がある”(荻上53P)と述べています。

特にストレスの多い環境では、要注意です。

荻上氏は、次のようにも述べています。

「コミュニケーション能力が高い子どもがいじめの加害者になりやすい」ということではなく、発散しづらいストレスを抱えている児童・生徒が、ソーシャルスキルの高さゆえに、他の児童・生徒をコントロールしながら他の人をいじめる、という仕方で、ストレスを発散したり、自身の地位を向上したりする手段としたりしているという傾向があるということでしょう
(荻上180P)

特徴②「いじり」をコミュニケーションと捉える傾向がある

いじめた側に、いじめの理由を聞くと「遊びやふざけだとおもっていたから」などのように答える人も少なくありません。

いじめた理由についての回答は、「遊びやふざけだと思っていたから」が40.9%で2位となっています。(出典:久保田真功氏『いじめを正当化する子どもたち』

ちなみに1位は「相手に悪いところがあるから」で62%です。

ただし、「遊びやふざけだと思っていたから」は、本音ではなく、罪悪感を中和する言いわけであることもあります。

本音であれ言いわけであれ、「だとしても、その行為はよくない」ということを伝えることが大事です。

特徴③上下関係を過剰に意識する傾向がある

これは私の経験による話です。

承認欲求が強すぎたり、自尊心が低かったりする子どもは、他人と自分を比べて考えてしまいがちです。

そんな心理状況から、自分より「下」の人間がいないと不安になったり、「上」の人間に嫉妬してしまったり、という子どもいます。

そのような子どもは、「上下のラベリングがつくられやすい環境」では、自分が「上」であることを誇示するために、いじめを起こしやすいと考えられます。

特徴④家庭環境などにストレスがある

家庭環境のストレスを抱えている子どもが、「学校でいじめをする」ことでストレスを発散することもあります。

荻上氏によると、“家庭でストレスを抱えている、親などから暴力を受けているために、暴力をふるうことが解決手段であると学習している、貧困状態に置かれている”子どもは、加害のリスクが増大するそうです。(荻上180P)

いじめと子どものストレスには、密接な関係があるということです。

特徴⑤同調志向が高いなど、傍観者になりやすい傾向がある

いじめの傍観者とは、いじめに対して知らんぷりや見て見ぬふりをする人たちのことです。

森田氏の調査によると、次のようなことがわかっています。

いじめ被害の多さは、学級内のいじめている子の人数や観衆の人数よりも、傍観者の人数と最も高い相関を示している
ことがわかっています。
(森田134P)

傍観者は、直接いじめを行うわけではありませんが、“いじめている子どもを支持する存在”となります。(森田133P)

傍観者になりやすい子どもには、“他社の抱えている問題への無関心さ、自分が被害者になることへの恐れ、優勢な力に対する従順さ、集団への同調志向”があります。(森田133P)

日本のいじめをイギリス・オランダと比較すると、年齢とともに傍観者の数が増えていく傾向があります。(森田139P)

傍観者もいじめの加害者であるとすれば、同調思考が高いなどの傾向も、いじめを起こす子どもに多い特徴の一つと指摘できると思います。

子どもの特徴に関するまとめ

以上、いじめられやすい子ども、いじめを起こしやすい子どもの特徴をお伝えしました。

繰り返し述べるとおり、各特徴があるからといって、「必ずいじめられる」「必ずいじめる」わけではありません。

環境などの要因が特徴と影響し合い、いじめになる可能性があるのです。

どこか一つにいじめの原因や解決を求めず、多角的に見ていく必要があります

次に、いじめの予防策を紹介します。

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学校にできる、いじめの予防策

学校にできる、いじめの予防策

いじめの予防策としては、これまでに述べてきた環境や特徴を変えていくことが大切です。

予防策の一つとして、荻上氏は、子どもたちの教室ストレスを減らすために以下のような環境が大切だと結論づけています。

わかりやすい授業をする
多様性に配慮する
自由度を尊重する
自尊心を与えていく
ルールを適切に共有していく
教師がストレッサーにならず、取り除く側になる
信頼を得られるようにコミュニケーションをしっかりとる
(荻上108〜109P)

いじめ対策では、子どもの特性を無理やり変えるという視点でなく、子どもを取り巻く環境を変えるという視点が大切です。

子どもの特性には、「変えられないもの」や「大きくは変えられないもの」もよくあります。

「ストレスが多い環境」や「多様性を認めない環境」などもいじめの要因となるため、特性を変えようとすることは、むしろいじめを促進する環境づくりにもなりえます。

「よい環境」をつくっていくことが、いじめを予防することにつながります

日本のいじめは教室で行われることが多いです。(出典:森田洋司『いじめの国際比較研究』)

つまり、いじめを目撃している子どもも多いということです。

であれば、いじめの予防策としては、次のようなことが考えられるのではないでしょうか。

  • いじめを見た子どもが教師などの大人に報告しやすい環境をつくる
  • 匿名アンケートなどで定期的に情報を集める
  • 教師がしっかり教室を見て適切に注意などを行う

ただし上記は、家庭(親御さん)が実施するのは難しいことだと思います。次に、家庭でできる早期対応策を紹介します。

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親にできる、いじめの予防・対応

続いて、親御さんにできる、いじめの予防・対応をご紹介します。

子どもを見守るときのポイント

重度のいじめは、軽度のいじめを放置し長期化することで起こることが多く、軽度のいじめは放置すればエスカレートするものです。(荻上53P)

これまで述べてきたとおり、いじめは様々な原因が複合して発生するため、家庭だけで「いじめ」を防ぐことは難しいのが現実です。

しかし、いじめを早期に発見することは、家庭でも不可能ではありません。

例えば以下の「「いじめのサイン発見シート」(文部科学省)を参考にするなどして、日頃の変化に注意することを意識しましょう。(PDFはこちら、文部科学省のサイトが開きます)。

いじめのサイン発見シート

上記シート以外にも、次のような項目が参考になります。(出典:沖縄県教育庁義務教育課「沖縄県いじめ対応マニュアル」、島根県教育委員会「いじめ発見のための家庭用チェックシート」、茨城県教育委員会「家庭用いじめ発見チェックリスト」)

  • 「転校したい」や「学校をやめたい」と言い出す
  • ひとりで登校したり、遠回りして帰って来たりするようになった
  • お風呂に入りたがらなかったり、裸になるのを嫌がる
  • テレビゲームなどに熱中し、現実から逃避しようとする
  • 親の学校への出入りを嫌う
  • 成績が下がり、書く文字の筆圧が弱くなる
  • 友達の話をしなくなったり、いつも遊んでいた友達と遊ばなくなったりする
  • 友達から頻繁に電話がかかってきて外出が増える。メール(ブログなど)を気にする
  • いじめの話をすると強く否定する

いじめられている子どもは、
「相談するのは恥ずかしい」
「誰かに相談するのは逃げだ」
と思ってしまう場合もあり、そんなときは子どもから親に相談することは難しくなります。

親御さんが子どもにつきっきりになる必要はありませんが、日々の様子を見ていただけると、子どもの力になると思います。

子どもに伝えておくポイント

子どもに伝えておくポイント

子どもには、「何かあったら親、友達、学校の先生に相談すること」と伝えておくことも大切です。

子どもは、
「誰かに相談しても余計に悪化するだけ」
「誰かに相談しても解決しない」
と思っていると、誰にも相談しません。

しかし、「いじめを誰かに相談した結果、どうなったか」という調査では、
「いじめはなくなった」が36.4%
「いじめは少なくなった」が36.7%

にのぼります。(荻上75P)

残念ながら4.9%は「ひどくなった」と回答しているのですが、確率としては相談した方がよい結果になる可能性が高いということです。

また、いじめ対策基本法では、各学校に「いじめ防止基本方針」や「いじめ対策組織」の設置が義務づけられていて、相談体制の整備も求められています。

同法では、例えば、好意から行った行為でも相手に心身の苦痛を感じさせたような場合や、軽い言葉で相手を傷つけてしまった場合なども「いじめ」になります。

その上で、いじめによって、
①相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている状態(不登校)
②生命、心身又は財産に重大な被害
が生じた場合については「いじめの重大事態」と定義して、調査などによる積極的な対応を行う必要が求められます。

親にできる予防策としては、学校のいじめ対策について確認する、いじめにについてどこに(誰に)相談できるのかなどを日頃から子どもに伝えておくことが重要です。

他にも、いじめや嫌がらせを受けた場合にメモをしておくことは、いじめの証拠になりますし、子どもが被害を客観的に見つめるきっかけにもなります。

もし、いじめや嫌がらせを受けてケガをした場合や、メールや掲示板などでメッセージが送られた場合などは、画像を保存しておくことを子どもに伝えておきましょう。

子どもがいじめにあったら

子どもがいじめにあったら

では、あなたの子どもがいじめられたとき、どう対応すればいいのでしょうか?

まず大切なことは、子どもの心のケアです。

子どもに、あなたは悪くないということ、ひとりではないこと、味方であることを伝えてください。

また、解決に向けて努力をしている姿勢を見せ、子どもが「これからよくなっていく」という希望を持てるようにすることも大切です。

その上で、「家庭だけで対応する」と決め込まず、いろいろな人や組織を頼ることも大切です。

まずは、学校に相談しましょう。

先ほど紹介したように、現在は、学校ごとに「いじめ基本方針」の作成が義務づけられており、いじめが認められれば組織で対応するルールがつくられています。

学校以外にも、いじめに関する相談ができる公的・民間施設が今はたくさんありますので、お子さんやご家庭にあった団体を探すこともオススメします。

なお、「いじめの解決」とは、必ずしも「同じ学校の、同じクラスに通い続けること」を念頭に置く必要はありません

悲しい言い方になりますが、
「きちんと対応しない(できない)学校や先生」
「(環境が変わらないため)態度を改めない相手」
は、現実として、いるであろうからです。

「この学校でいじめの解決は難しいな」と思ったら、見切りをつけてさっと転校する、というのも手段です

それは、「いじめに負けた失敗」ではなく、「理不尽からうまく避難した成功」です。変に気にする必要はありません(大人の場合の似た話として、例えばブラック企業からの転職は「成功」ですよね)。

また例えば学校、教師、いじめの相手を裁判に訴えるということも考えられます。

私個人としては、裁判は、積極的に勧めるわけでも止めるわけでもありません。ただ、(また失礼な言い方かもしれませんが、)ここでも保護者だけで前のめりにならず、お子さんのことを第一に考えて決断してほしいなと思います。

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まとめ〜お子さんもあなたも、次の一歩に進めるよう祈っています〜

まとめ〜お子さんもあなたも、次の一歩に進めるよう祈っています〜

ここまでのことをまとめます。

いじめとは、「一方が一方に心身の苦痛を与える行為全般」のことです。

いじめには、「何か一つの、共通する原因」があるわけではありません。

子どもを取り巻く環境、子どもの特徴など、様々な要素が組み合わさった結果、いじめが発生します。

子どもの特徴を変えなくても、学校やクラスの環境が変われば、またはいまと異なる環境に行けば、いじめがなくなることは大いにありえます。

しかし、学校やクラスの環境を変えることは、親御さんには難しいことでしょう。

親御さんは、お子さんの様子をしっかり見て、様子に変化がないか確認しましょう。

そして、子どもがいじめられている(疑いがある)ときは、まず子どもに「解決に向かっている」という安心感を与えましょう。

その上で、親御さんだけ(ご家庭だけ)でいじめに対応しようとせず、学校やいじめ支援団体などに相談し、お子さんの気持ちも考えて行動していきましょう。

お子さんもあなたも、次の一歩に進めるよう心から祈っています。

さて、私たちキズキ共育塾では、いじめで傷ついた子どもの心や勉強のサポートを行っています。

いじめで勉強が遅れた。
学校以外の居場所を探したい。
子どもが不登校になった。
など、もし少しでも気になるようでしたら、お気軽にご相談ください(親御さんだけでのご相談も可能です)。

※文中の写真は、全てイメージです。

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