周りと自分の差が気になるときに(半村講師)
こんにちは。キズキ共育塾・講師の半村進と申します。
いきなりですが、あなたは「自分はダメなやつだ」と思ったりすることはありますか?
あるいは「周りの人たちは○○(○○の中には進学、結婚、就職、卒業などが入ります)しているのに、自分は何もやらずに年を取るばかり」などと思ってヘコんだりすることはありますか?
僕はよくあります。
実は僕は東京に来てから半袖の服を着て外出したことがありません。
常に長袖です。その理由は実に個人的なもの。
「ガリガリに痩せた腕を他人に見せたくない」という理由なのです。
そんな理由で、溶けそうな暑さも我慢して、今年の夏も長袖を着ることになるのです。
目次
人間は他人の目を気にしてしまう?
人間というのはとかく他人の目を気にしてしまうものです。
それが半袖を長袖に変える程度ならともかく、もっと重大な行動に影響を与えてしまうことがあります。
「他人がいつも自分をバカにしている気がする」
「世間の人たちが学校に行っている時に自分は行ってない。みんなに変な目で見られてるんじゃないか…」
「親戚が自分のことを噂のタネにしているんじゃないか…」
こういうことが頭の中で渦巻いてしまって、人と会いたくなくなってしまう、外に出る気もなくなってしまう…このような経験をしている方々もいるのではないでしょうか。
実は、半袖長袖どころかもっと重大な危機が僕にもふりかかってきたことがありました。
やっかいな病気で外に出られなくなってしまったのです。
そして、大学卒業は普通より6年遅れてしまいました。
しかも(病気とは別に)交通事故にもあって、歯を何本も失ってしまったのです。
ガリガリなのは何も変わらず、その上大学卒業は6年遅れ、歯もなくなっちゃった…さすがにヘコみましたし、周りと比較するとずいぶん惨めな気分にもなりました。
「あの人の歯はちゃんと揃っているんだろうなあ…」と外に出る度に思ってしまったりするのです。
気にしすぎる必要はありません
しかしそれでも言うのですが、「人間関係を絶ってしまうのはもったいない!」と思います。
確かに自分が周りの人と違うのは苦しいものです。
特に「自分ではどうにもならないこと」が原因で周りと違ってしまったときはさらに苦しいことでしょう。
外に出たくない、人と会いたくないと思ってしまっても全然不思議なことではありません。
でも落ち着いて考えてほしいのです。
みなさん、100メートル向こうのアパートに住んでいる人が何をやっているか知っていますか?
今日すれ違った人の顔を全部覚えていますか?
今の世の中、そんなに他人のことをしつこく考えている人はほとんどいないでしょう。
「周りからバカにされてるのでは?」と思うその「周り」もそんなにあなたにばかり注目してはいないのではないでしょうか。
実はあなたも町を歩く人たちから見れば全く「普通の人」に見えている可能性が高いのです。
誰でも疲れるときはありますし、一人になりたいときもあります。
それでもやはり「ずっとひとり」「ずっと家の中」というのは決してよいことだとは思えません。
自分自身の体験からも「人間は人と関わらないとやっぱりよくないなあ」と痛感することは多かったです。
しかし、「そうは言ってもどうすりゃいいのかわからない…」ということもあるでしょう。
恐れずに人と接してみましょう!
僕が言えることは、「一人でもいいから信頼できる人、相談できる人がいたら、その人と連絡を取り続けること」です。
完全に連絡を絶ってしまうのはよくありません。何かの形で連絡を保っておきましょう。
もうひとつ、外に出にくくなったときは「そんなに周りの人は自分ばかりに注目しないよ」と思うと役に立つこともあるでしょう。
「周りの人がみんな自分をバカにしているんじゃあ…」と思う必要はありません。
あなたが今朝すれちがった人の顔を覚えていないのと同様、周りもいちいちあなたをバカにしている暇はないものです。
軽い気持ちで外に出てみましょう。案外「普通に歩ける」ものです。
そしてあなたを「バカにしない」人たちも間違いなくいるはずです。
僕も含めて、キズキ共育塾にいる人たちは、決して他人をバカにすることを楽しむタイプではありません。
気軽に外に出てキズキ共育塾に足を運んでみてください。
入塾後、何か事情があってキズ共育塾にしばらく来られない人たちも「もう見捨てられたんじゃあ…」などと思う必要はありません。
みなさんの顔を見ることを、キズキ共育塾の人たちは楽しみにしているのです。
※おひとりで悩みすぎる前に、ぜひキズキ共育塾にご相談ください。温かいスタッフ・講師がお待ちしています。