
学歴コンプレックスを抱いている人必見!克服方法と原因を紹介

様々な理由で、学歴コンプレックスを感じることってありますよね。
学歴コンプレックスを抱えたままだと、ストレスが溜まり、気持ちが後ろ向きになり、楽しく生きることが難しくなってしまいます。
この記事では、学歴コンプレックスを抱えているあなたに、原因と克服方法を紹介します。
学歴コンプレックスを克服し、前向きに人生を歩めるようにしましょう。
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目次
学歴コンプレックスとは?

学歴コンプレックスとは、自分自身の学歴(主に出身の高校や大学)に対する「劣等感」を表す言葉です。
人を学歴で選別する仕組みや人は、残念ながら存在します。
そんな機会に何度も出くわしたりすると、自分の学歴に必要以上に執着してしまうのも仕方ないこともかもしれません。
学歴は一生ついてくるものなので、コンプレックスになりやすいのは確かですが、人の構成要素はもちろん学歴だけではありません。
また、コンプレックスに縛られてしまうと人生を楽しく歩めなくなる可能性があります。
楽しく生きるためには、学歴コンプレックスを抱えないようにするのが大切です。
学歴コンプレックスの原因は?
学歴コンプレックスを克服するためには、学歴コンプレックスの原因を知る必要があります。
ですので、学歴コンプレックスになってしまう原因を以下にまとめました。
- 行きたい大学に行けなかったから
- 身近に高学歴の人がいるから
- 学歴についてバカにされたから
- 就活がうまくいっていないから
- 自分の学歴に自信がないから
- 学歴について考えてしまったから
この学歴コンプレックスの原因について、詳しく紹介します。
①行きたい大学に行けなかったから

行きたい大学に行けなかったことで、学歴コンプレックスが生じることがあります。
自分の学歴に納得がいかないからです。
このタイプの学歴コンプレックスには、世間が言うところの「いい大学」に進学していても陥る可能性があります。
例えば、東大を目指していた人が、「東大には落ちたけど、慶應には受かった」とします。
他の人は、「慶應に受かるなんて、すごいじゃない」と言うかもしれません。
ですが、本人にとっては「東大に行けなかった失敗」となり、コンプレックスになってしまうのです。
人から見れば「いい状況」であっても、本人のとらえ方次第で、学歴コンプレックスは生じるのです。
②身近に高学歴の人がいるから
学歴コンプレックスは、職場やバイト先、お付き合いしている相手など、身近に高学歴の人がいるのが原因な場合もあります。
周りに自分より高学歴な人がいると、必要のない負い目を感じ、コンプレックスを抱えてしまうからです。
例えば、付き合っている人の在籍・卒業大学の偏差値が自分の大学よりも高いとします。
すると、「自分は相手よりも劣っている」と負い目を感じてしまうのです。
変に周りを気にするのではなく、自分と向き合うように心がけるといいでしょう。
③学歴についてバカにされたから
学歴コンプレックスは、バカにされたことが原因でもなってしまいます。
それまで自分の学歴に満足していたり気にしなかったりしていても、人にバカにされることで、「自分は低学歴だ」などと思い込んでしまうのです。
例えば、職場の人から「お前、そんな大学からよくこの会社入れたな」などと言われたとします。
職場の人は何気なく言っていたとしても、自分の学歴にコンプレックスを感じるようになる一言になるのです。
人の軽口や悪口には、耳を傾けない方がいいでしょう。
④就活が上手くいっていないから

就活が上手くいかないことも、学歴コンプレックスの原因になります。
「就活が上手くいかないのは、学歴のせいだ」と思ってしまい、学歴コンプレックスを抱えてしまうのです。
学歴のせいで上手くいかないと思い続けると、学歴以外の改善点に目がいかないため、就活がどんどん悪い方向に進んでしまいます。
就活が上手くいっていなくても、学歴のせいにせず、改善できるところを見つけていきましょう。
⑤自分の学歴に自信がないから
学歴コンプレックスは、自分の学歴に自信がないと抱いてしまいます。
学歴に自信がないとは、言い換えると、大学の「入試時点の偏差値」や「知名度」などに縛られているということではないでしょうか。
そんな人は、偏差値などが自分の大学よりも「上」の大学の人にコンプレックスを感じてしまうこともあります。
入試時点の偏差値は変えられませんし、知名度もあなた一人では変えられません。
ですが、長い人生において、大学は一つの通過点にすぎませんし、未来は広がっています。
学歴はもう一度身につけることもできますし、学歴以外の部分を磨くこともできます。
気持ちを切り替えましょう。
⑥学歴について考えてしまったから
学歴コンプレックスは、学歴についてふと考えたのが原因でなってしまうこともあります。
「世界一の大学」に入っていない限り、自分の学校よりも「上」の大学が必ずあります。
ふと学歴について考えてしまったときに、「もっと勉強しとけばよかったな」「もっとがんばれば、『上』を目指せた」という思いが募り、学歴コンプレックスを持つようになるのです。
学歴について考えるのは悪いことではありませんが、「上か下か」という観点はあまり持たないようにするといいでしょう。
学歴コンプレックスを抱く人の特徴
ここまでは、学歴コンプレックスの原因について紹介しました。
では、学歴コンプレックスを持つ人はどんな人なのでしょうか。
ここでは、学歴コンプレックスを抱く人の特徴を紹介します。
あなたが下記の特徴に当てはまっていても、責めるつもりは全くありません。
ですが、コンプレックスは持っていると苦しいものです。
苦しさを解消するために自己分析を行うつもりで、読んでみてください。
①学歴を言いわけに使う
学歴コンプレックスを抱く人は、学歴を言いわけに使う特徴があります。
「どうせ自分の学歴は○○だから」と卑屈になり、壁にぶつかると学歴を言いわけにしていませんか?。
自分の学歴が好きじゃなくても、学歴はあなたの全てではありません。
学歴を言いわけに使うことをやめると、自分を多角的に見つめられるようになり、自分の好きなところや得意なことを見つけることができるでしょう。
②他人と比較してしまう

学歴コンプレックスは、自分と他人(周囲)を比較して生じることは前述のとおりです。
そのため、人の目が気になり、すぐに他人と自分を比較してしまう人は、学歴に対してコンプレックスを抱きやすくなるのです。
その中でも、特に「相手のいいところばかり目につき、自分自身の悪いところのみ注視する傾向が強い人」は要注意です。
相手のいいところを見つけられるのは長所ですが、必要以上に自分と比べないように気をつけましょう。
③相手の学歴を知りたがる
学歴コンプレックスを抱く人は、相手の学歴を知りたがる特徴があります。
「学歴」にとらわれるあまり、「学歴」の観点のみで相手のことを確認したくなるのです。
学歴コンプレックスから解放されると、人の学歴も気にならなくなり、心穏やかにコミュニケーションできるようになります。
④深く考えてしまう

学歴コンプレックスを抱く人は、なんでも深く考えてしまう特徴があります。
深く考えてしまうと、相手が本当は思っていないことも深読みして、「自分の学歴が原因だ」と思ってしまうのです。
例えば、高学歴の相手が「君の大学って、○○がすごいよね」って言ったとします。
自分の在籍校・母校を褒められることは、素直に受け止めれば嬉しいはずなのに、深く考えてしまう人は、高学歴の人が嫌味を言っていると考えてしまうのです。
深く考えることはよいことですが、「学歴」の方向性のみで考えを深めるのはやめるようにしましょう。
学歴コンプレックスを克服する方法
ここまでは、学歴コンプレックスの原因や特徴について紹介してきました。
自分が学歴コンプレックスを抱えているということを自覚できた人も多いのではないでしょうか。
しかし、学歴コンプレックスで悩むことはありません。
学歴コンプレックスは克服することができるのです。
ここでは、学歴コンプレックスを克服する方法を紹介します。
①資格を取得する

学歴コンプレックスを克服する方法として、資格を取得することがあります。
資格は自信に繋がるからです。
例えば、大学・短大・専門学校に通い直して「理学療法士」の資格を取ったとしましょう。
理学療法士の資格があれば、出身の学校に関係なく関係なく病院などで働くことができます。
学歴関係なく採用されるので、自信に繋がり、学歴コンプレックスを感じずに済むようになるのです。
このように、資格によって就職や転職が有利になることもあるので、一石二鳥です。
学歴コンプレックスに悩んでいる人は、資格を取ってみるといいでしょう。
②納得ができる仕事に就く
学歴コンプレックスは、納得できる仕事に就くことでも克服できます。
失恋の痛手が次の恋愛で癒えるように、中学時代がつまらなくても高校生活は楽しかったりするように、学歴コンプレックスは仕事で癒えるのです。
「現在」に満足することで「過去」がどうでもよくなるという話は、珍しくありません。
そして、仕事とは、「新卒の就職」に限りません。
転職もあれば、起業もあれば、独立(フリーランス)もあります。
学歴コンプレックスに悩む人は、どんな仕事なら満足できるか(楽しく生活できるか)、考えていきましょう。
③行きたい大学を受験する

学歴コンプレックスは、行きたい大学を改めて受験することでも克服できます。
一般受験だけでなく、編入試験、学士入学、大学院への進学など、手段はいくつもあります。
学歴コンプレックスに悩み続けるくらいなら、納得できる大学や院に行けるように、もう一度勉強しましょう。
逆に、再受験がうまくいかなくても、「スッキリした」ということで学歴コンプレックスが解消されることもあります。
④自分に納得する
学歴コンプレックスは、自分に納得すれば克服できます。
根本的な問題で、ありのままの自分を受け入れることができれば、学歴コンプレックスで悩むことはありません。
例えば、他人が学歴を自慢してきたとしても、自分に納得することができていれば、学歴コンプレックスは発生しません。
自分に納得できるように、日々過ごしましょう。
日々の自信を積み重ねると、自分に納得できるようになります。
⑤他人と比較せず自分のことを考える

学歴コンプレックスを克服するためには、自分と他人と比較せず、「自分がどうなりたいか」を考える必要があります。
自分がどうしたいかを考えることによって、自ずと他人との比較は減っていきます。
例えば、自分より高学歴の人がいたとしても、他人と比較せず自分のことを考えていれば、コンプレックスを抱えることはありません。
自分がどうあるべきか、自分はどうしたら幸せなのかを第一に考えるのです。
他人ではなく自分のことを深く考えて、目標や進むべき道を決めていきましょう。
⑥専門家を頼る
学歴コンプレックスを克服するために専門家に頼るのも有効な手段です。
専門家の力を借りて、自分の心に向き合いましょう。
例えば、心療内科やカウンセラーへの相談などです。
専門的な知見によって、気持ちの整理を行うことができます。
悩んでしまったら、積極的に専門家に頼りましょう。
学歴・状態別:学歴コンプレックスとの向き合い方
ここからは、これまでにご紹介した内容も当てはめつつ、学歴や状態別にそれぞれの学歴コンプレックスと向き合う方法・克服する方法をお伝えします。
①中卒・高卒で学歴コンプレックスがある人へ

中卒・高卒の人の場合、世間の目が気になったり、職場の待遇に差があったりすることで、コンプレックスを意識することがあります(専門学校卒や高専卒の場合も当てはまることがあります)。
本人の意思で中卒・高卒であるとしても、職場で心ない人からバカにされたり、同じ仕事をしていても大卒の人の方が待遇がよかったりすると、虚しくなってしまうのです。
本人の意思ではなく、経済的な事情で進学を断念したり、諸事情で学校に通えなくなったり、受験がうまくいかなかったりという原因による中卒・高卒であればなおさらでしょう。
まず、仕事を通してコンプレックスを解消したい場合は、人間関係や待遇が良好な会社に転職するという手があります。
資格を身につけて仕事に活かしたり収入を増やしたりするのもいいでしょう。
次に、高校や大学へ行って勉強をしたいと思った場合は、実際に高校や大学を受験することを考えてみましょう。
高校にも大学にも、通信制で学べる学校や夜間に学べる学校があります。
また、中卒から大学受験を目指す場合には、高校卒業以外に高卒認定試験の合格という方法もあります。
さらに、大学には「社会人入試」という、社会人経験を活かすことができる入試形式もあります。
一度社会人になってからでも、学び直すことは可能です。
まずはあなたにあったスタイルを探してみることをおすすめします(自分では調べ方がわからないという場合は、私たちキズキ共育塾にご相談ください)。
社会人から大学受験を目指す場合についてのポイント、高卒認定試験の概要、定時制高校の概要を次のコラムに書いていますので、ご興味のある方はご一読ください。
参考コラム
②通っている大学に学歴コンプレックスがある人へ(1・2年生)
通っている大学にコンプレックスがある方へアドバイスいたします。
大学1年・2年であれば、「第一志望に入学できなかった」などといった受験の記憶が新しく、悔しい気持ちが残っているでしょう(短大生や専門学校生にも当てはまる場合があります)。
納得して入学したわけではないと、学歴コンプレックスを感じやすいです。
「第一志望に落ちたせいで、この大学にきてしまった」
「この大学は自分にふさわしい場所ではない」
「自分は本当はもっと『上』に行けたはず」
…などという思いから、在籍している大学に誇りが持てないのです。
また、「受験勉強でがんばりきれなかった」という後悔がコンプレックスにつながることもあります。
一番シンプルな解決策は、「再受験をする」ことになるでしょう。
本当に行きたかった大学に再び挑戦するのです。
それで合格すれば学歴コンプレックスはなくなるでしょうし、仮に合格できなくても、納得するまで挑戦することで学歴コンプレックスが和らぐことがあります。
「再受験まで踏み切れない」「大学に入り直す金銭的余裕がない」などの事情で再受験しない場合は、通っている大学でしばらく学生生活を送ってみることをおすすめします。
授業にはきちんと出席し、少しでも気になるサークルがあれば入ってみるといいでしょう。
まずは、自分の大学の「実際の」雰囲気を知ってみてください。
「自分の大学の実態」を知った上で、気になっていた大学に足を運んでみると、気持ちに変化が出ることがあります。
つまり、自分の大学のよさに気づくのです。
大学生時代の筆者自身も、ある時期まで学歴コンプレックスを抱いていました。
そんな私は、サークル活動の一環で憧れていた大学に足を運んだことがきっかけで、コンプレックスがなくなったのです。
憧れていた大学は、キャンパスや学生の雰囲気など魅力な要素がたくさんありました。
ですが、「自分の大学の方が居心地がいい。今の友人と大学生活を送れることが楽しい」と気づき、コンプレックスが解消されたのです。
コンプレックスは、他と比べることで生まれてしまうものですが、比べることで解消することもあります。
「しばらく通っている大学で過ごしてみたけれど、コンプレックスを感じてしまう」という場合は、大学以外の居場所を探すのもいいでしょう。
自分の興味のある分野のアルバイトであれば、楽しく時間を過ごすことができます。
特に塾講師のアルバイトは、勉強に深く関わる環境と仲間を得ることができます。
アルバイト以外では、他の大学や社会人などとの交流が多いサークルや学生団体に所属することでも、心地よい人間関係を広げることができます。
「大学は、あくまで勉強をする場所。大学に、趣味・仲間・居場所など、全てを求める必要はない」と割り切れるようになると、気持ちが楽になるはずです。
③通っている大学に学歴コンプレックスがある人へ(3・4年生)

大学3年・4年になると、就職活動で学歴コンプレックスを意識するようになる人がいるのではないでしょうか。
自分の大学をバカにする人と出くわしたり、思ったような結果が出なかったりしたときに、「学歴のせいだ」と思うようなことです。
特定の大学が「強い」会社・業界があることは事実としても、全ての会社・業界が大学「名」を重視しているわけではありません。
大学で学んだ勉強・課外活動・アルバイトなどの内容、その会社を志望する理由をしっかりアピールできれば、一般的には問題ありません。
業界研究、エントリーシート対策、面接対策などを行えば、より「上手に」アピールできるようになります。
また、一度就職してからも転職は可能です。
就職活動時の筆者も、とある企業へ面接を受けに行ったとき、一緒に面接を受けた就活生は筆者よりも「上」の大学の学生ばかりで気後れしたことを覚えています。
ですが、業界に関する知識や経験が幸いし、「上」の大学の人たちよりも具体的な受け答えや質問ができ、選考を進むことができました(学生時代のアルバイト内容と関連する企業でした)。
学歴は受験をがんばったという面でアピールポイントになりますが、大学入学後に学んだことや業界や企業への理解を深めることも、十分あなたの武器になります。
④卒業した大学に学歴コンプレックスがある人へ
大学を卒業したけれど、母校にコンプレックスを感じてしまうことがあります。
すでに紹介した「通っている大学への学歴コンプレックス」が解消されないまま卒業してしまったということもあります。
そんな中で次のようなことがあると、コンプレックスを深めてしまうのです。
- 仕事がうまくいかない
- 学歴について職場で馬鹿にされる
- 学歴が上の人と接すると劣等感が芽生える
コンプレックスを解消する手っ取り早い方法としては、「大学の再受験」またはは「大学院の受験」があります。
時間と金銭面で余裕があれば学歴そのものを更新することができるので、コンプレックス解消に効果はあるでしょう。
社会人から大学受験を目指す場合についてのポイントを次のコラムに書いていますので、ご興味のある方はご一読ください。
ただ、現実的には、もう一度学生生活を送るのは難しいことも多いでしょう。
その場合は、資格取得や転職などで仕事をがんばる(=収入を上げる、やりがいを見つける、楽しい職場で過ごす)というやり方でもコンプレックス解消につながることがあります。
社会に出ると、いろいろなものさしで評価される機会が増えるはずです。
学歴を変えられない状態でも、学歴以外の部分を変えていくことで、学歴についても気にならなくなっていきます。
まとめ

この記事では、学歴コンプレックスについて原因や克服方法について紹介しました。
学歴コンプレックスの克服方法はたくさんあるので、自分に合うものを実践してみましょう。
学歴コンプレックスを克服して、学歴に悩まず、前を向いて生きてくださいね。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える方々のための個別指導塾です。
生徒さんには、学歴に関するお悩みを抱える方もいらっしゃいます。
改めて受験したい、自分に納得できるようになりたいなど、学歴に関するお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください(ご相談は無料です。保護者さまのみのご相談も可能です)。
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