学生時代に抱えた悩みとコンプレックス

キズキ共育塾 講師紹介

幼いころから、勉強やスポーツは得意だったのですが、発達に特性があり、思っていることを言葉として出すことが少し苦手でした。

「うん」「はい」などの相づちくらいしか言えない特異的な発達障害です。頭の中では考えられるけれど、うまく言葉にできない。当時はそれがコンプレックスでしたね。

言葉で表現できないぶん、大げさに身振り手振りで表現したり、変な声を出したり。なんとかコミュニケーションをとろうと必死だった記憶があります。

勉強はできたので高校は進学校に進みました。

当時は「ひたすら頑張る」ということしか頭にありませんでした。ただ、学校の課題も自分が納得して理解できるまで次に進めなかったため、放課後に居残りしていたこともありましたね。いま考えると柔軟性のない完璧主義的な考え方に偏っていたのかなと。

また、コミュニケーションが苦手で、自分の悩みを人に相談することもできませんでした。

性格が真面目すぎたため、学校での課題に追われすぎて上手に息抜きをできなかったり、人にうまく悩みを話せなかったりと、ストレスを溜め込んでいたように思います。

友人の死をきっかけに不登校に。大学進学後に学んだ心理学と哲学が視野を広げた

そんな日々のさなか、学校で1番仲良くしてくれていた友人が事故で亡くなったんです。

その事故をきっかけに、学校に行くことや学ぶことの意義がわからなくなり、次第に不登校になりました。高校2年生から不登校を繰り返して、「社会から隔絶されている…」と、不安を感じていたように思います。

次第に立ち直っていく中で、「高校卒業後は心理学の勉強をしてみたい」と興味を抱き、大学受験を決意。2年の浪人期間を経て大学に入学しました。

大学生活の中で、アルバイトを始めるようになってから、人とうまく話せるようになっていきました。無理にでも人と会話をしなければいけない状況がそうさせたのかもしれません。

それからは、友人とくだらない話をすることを素敵に思えるようになっていきましたね。また、心理学や哲学を学びいろいろな価値観に触れたことは、自分の視野を広げる最高の経験だったように思います。

生徒さん自身がしたいことや大事にしていることを尊重

キズキ共育塾 講師紹介

キズキ共育塾で働きはじめたきっかけは、そうした自身の経験から、「学生生活や学業のことで不安を抱えている方や悩んでいる方、つらい思いをしている方に少しでも役に立ちたい」「未来を少しでも前向きに捉えてほしい」、そう思うようになったことです。

講師として、生徒さんの思いを聴き入れることを大事にしています。

こちらの価値観ややり方はもちろんあります。ですが、それを押しつけず、本人がやりたいことや大事にしていることを尊重したいと考えてます。

よく話し合った上で生徒さんのペースで勉強を進めます

キズキ共育塾 講師紹介

キズキ共育塾の「生徒さんの要望に合わせて授業の内容やスケジュールを組める」という特徴は、生徒さんにとって嬉しい点ではないでしょうか。体調が優れないときは、授業の日程や内容の変更ができたり、リモート授業に切り替えたりすることもできます。

キズキでは一方的に勉強内容を提示するわけではありません。よく話し合った上で生徒さんのペースで勉強を進めます。

わからないことがあればその場で質問できますし、勉強以外でも悩みごとを相談していただいてもかまいません。趣味の話や雑談ももちろんします。

いま、悩んでいるあなたへ

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私自身、たくさんつらいことを経験してきました。ただ、これまでの経験があったからこそ、いろいろな価値観や個性をもった人を尊重できるようになりました。

「大学に行きたい」「勉強をやり直したい」「自分を変えたい」、キズキに通う理由はさまざまなはずです。

とても不安で、「果たして自分にできるのか」と、自問自答することもあるかと思います。悩みごとは尽きないかもしれません。

それでも、はじめることに遅いなんてことはありません。思い立ったら吉日です。

キズキに来て、新しい一歩を進んでみませんか。一緒に悩んで、一緒に成長できることを楽しみにしております。

※名前は仮名です。