講師紹介
進学校で落ちこぼれに ― 意志があれば目標は必ず達成できる
仁枝幹太
- 代々木校
- 早稲田大学法学部卒業
- 担当科目:英語、数学
高校は進学校に通うが、勉強をしなかったため落ちこぼれに。高2で『和田式高2からの受験術』という本に出合い一念発起、現役で早稲田大学合格を果たす。大学でNGOの活動に参加するが、その意義に疑問を感じる。日本を振り返ってみると、「物質的には豊かだけど、幸せではない」ことに気付き、キズキの活動に参加。
記事に掲載されている情報は、掲載日時点のものです。
仁枝講師のストーリー
先生と折り合いの悪かった中高時代。受験勉強は自分で進めていった
中学高校を通して、先生とは折り合いが悪かったです。
当時の僕にとって、先生は意味の分からない決まりをいつも押し付けてくる疎ましい存在。
「何で言うことを聞かなきゃいけないんだ!」なんて、学校では反抗ばかりしていました。
勉強面では、中学時代はよかったのですが、高校では1年生のときは勉強しなかったために成績は悪かったです。
だけど、自分の行動を変えるきっかけが2つありました。
1つは、勉強がつまらないと、一日の半分がつまらなくなってしまうと気づいたこと。
高校は65分授業で5コマびっしりあったのですが、勉強が嫌になると、その時間まるまる苦痛になってしまうんですよね。
もう1つは、『和田式高2からの受験術』という本に出会ったこと。
高校2年生のときにこの本を読みました。
それまでは、勉強ができなくても他のことが楽しいならまあいいかなと思ったりもしたのですが、でもやっぱり、今からでも間に合うならやりたいなという気持ちもあった。
それで、その本に書かれているとおりの勉強法を進めていったんです。
具体的には、1日2時間、月曜から金曜まで毎日勉強する。土曜は予備日としてできなかった日の内容を補ったり、復習をしたり。日曜はやらない。
そのとおりにやったら、本当に成績が伸びていきました。
次第に、やらないと落ち着かなくなった。
勉強は、授業どおりに進めるというよりは、自分でやっていました。
受験がゴールだってはっきり決めていたから、計画を立てたり、ペース調整を考えたりするのも客観的にできたんだと思います。
そして勉強を続けて、早稲田大学の法学部に合格しました。
カンボジアで活動するNGOに参加。日本より希望にあふれているように見えた
大学に入って憲法を学び、その中でカンボジアの紛争の話を聞きました。
環境によって努力できないことが問題なのではと考えて、カンボジアで学習支援を行う学生NGOに参加したんです。
カンボジアは貧しくて、勉強できる環境がないのではと想像していたんですけど、実際に行ってみると、意外とそんなことはなかった。
孤児院でも、衣食住に困っているわけではない。
自分が行ったころのカンボジアは、日本でいう高度経済成長期にあたるんですよね。
だから、人々はすごく希望にあふれていたんです。
子供たちも、環境が悪い中でもストイックに勉強していた。
自分たちのNGOの活動は本当に必要なのかな?と、次第にわからなくなっていきました。
振り返って日本の社会を見てみると、なんとなく希望がないイメージを持ったんですよね。
行き詰まり感というか。
大学3年生になるとみんな就職活動をしだすけど、嫌そうにやっている。
カンボジアで見たような貧困とは、また違った問題が潜んでいるように感じました。
日本の方が物質的には豊かだけど、幸せではないんじゃないか――そんなふうに考えるようになったんです。
そんなときに、たまたまキズキ代表の安田さんのツイッターを見つけ、ブログも読みました。
そこで、ああ、僕が考えていたのはこういうことだと共感したんです。
自分と同じように考えている人は、もしかしたら結構多いんじゃないかと気づいたんですよね。
また、キズキで働き始めて少し経ってから、高校時代の友人がうつ病になってしまったんです。
彼は番長のように強かったんですが、大学受験や就職でつまずいてしまった。
高校時代の姿からは考えられなかったのに…。
今まで気がつかなかったけれど、うつ病やひきこもりといった問題は、自分のごく身近に存在するものでした。
こうした人って、もっと社会の中で潜在的に多く存在しているんじゃないか。
こうした人たちへのメンタル面での支援を社会全体で行っていく必要性を感じました。
自分は今まで漠然と、社会で偉くなりたいと思ってきました。
だけど、NGOやキズキに参加している人たちはみんな、社会はもっとこうしていくべきだとか、世の中のこういう人たちのためになりたいなどと、当たり前のように言っている。今までの自分が小さく見えましたよ。
自分もそういう人になりたい。これまでは自分さえ成功すれば良いと思っていたんですが、今は、社会はどうあるべきだとか、そのために何をしていくのかということが、自分のテーマになっています。
勉強でのつまずきは勉強で取り戻すべき。キズキにはさまざまな出会いが待っている
勉強から逃げていると、他の道に進んでも、やはり後悔することがあると思います。
たとえ希望の大学に受からなくても、一回ここで努力して受験勉強を乗り越えて大学生になるという経験は、その後生きていく自信になるはずです。
キズキ共育塾の講師たちは、僕が話していても面白いなと感じる人が多いので、来たら面白いと思いますよ。
中退や不登校などを経験せず、普通に高校生活を過ごした人が来ても楽しいんじゃないかな。
いい刺激になると思います。
僕も、生徒さんと話すのは楽しいですね。
マンガとかアニメとか、野球とかサッカーとか、いろんな話で盛り上がることができますし。
一人でも多くの人にキズキ共育塾に通ってもらって、人なり勉強なり、人生を変えるような出会いを提供できたらいいなと思います。
少しでも、「勉強したい」「合格したい」という意志があるなら、目標は達成できます。
現在の学力は関係ありません。キズキ共育塾では講師たちが基礎の基礎から丁寧に勉強を見ますし、新たな一歩を全力でサポートしていきます。
キズキ共育塾に来て、私たちと一緒に一歩を踏み出してみませんか?心地よく話ができる講師と共に、目標に向かって頑張れるようになるはずです。
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