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【1か月で最短合格!高卒認定 地学基礎】キズキ流「省エネ直前対策」が効果的な理由【超重要3つの得点源を徹底解説】

2021年12月21日 火曜日 投稿

高卒認定試験と大学受験の両方を完全個別指導でサポートするキズキ共育塾の半村です。

この記事では、高卒認定試験の地学基礎について、短期間で得点源にできる分野と対策を、実際の過去問も使ってご紹介します

この記事を読んでわかること

  • 高卒認定試験の概要
  • 高卒認定に効率よく合格する方法
  • 高卒認定「地学基礎」の概要
  • 高卒認定「地学基礎」の得点源・過去問・よく出る言葉や数字など

地学基礎は、慣れれば得点源にしやすいので、受験する人が多い科目です。

一方で、範囲が広く見えるので、どこから手をつけたらいいのか、特に短期間で合格したいならどうすればよいのか、あなたも困っているかもしれません。

ですがこの記事を読むことで、そのお悩みは軽くなり、地学基礎の合格が近づいているはずです。

関連動画:【1ヶ月で最短合格】高卒認定試験の地学基礎3つの得点源【徹底解説】

【1ヶ月で最短合格】高卒認定試験の地学基礎3つの得点源【徹底解説】を見る>>

↑動画では、このコラムの内容に関連して、高卒認定試験の地学基礎に1か月で最短合格する方法を徹底解説しています。ポイントは、高卒認定試験「地学基礎」3つの超重要得点源を集中的にピンポイントで勉強することです。ご興味がありましたら、ぜひご覧ください。

高卒認定試験は8月と11月の2回、出願時期に注意

地学基礎のお話の前に、高卒認定試験の時期についてお話しします。

試験は毎年2回、8月と11月に行われます

ある年のどちらか片方だけの回を受けてもいいし、両方の回を受けることもできます。

ただし、試験日だけでなく、試験に申し込む時期にも注意しなければいけません

試験を受けるための申し込みを「出願」と言いますが、高卒認定試験は、この出願の締め切りが早いのです。

出願は、8月の試験を受けるなら5月の前半までに、11月の試験なら9月の前半までにする必要があります

出願を忘れると試験を受けられないので、注意しましょう。

高卒認定試験の注意点:試験会場

高卒認定試験に出願するとき、受験会場を選ぶことができます。

受験会場の選択には、注意が必要です。

会場は、多くの年は各都道府県につき1つしかないのです

ご自宅と試験会場が離れている場合は、アクセスをよく確認しておきましょう。

受験のために宿泊する方は、宿泊場所へのアクセス、宿泊場所と会場のアクセスを確認しましょう。

高卒認定試験合格点は、100点中約40点

高卒認定試験の合格点は、100点満点中、だいたい40点と言われています。

地学基礎は、毎年20問出題されており、1問正解すれば5点です。

つまり8問正解すれば合格ラインの40点に届きます

その他、高卒認定全体の概要については、コラム「【すぐ読める】高卒認定試験とは?意外と簡単!取得のメリット・合格のポイントをご紹介」をご覧ください。

1か月で【地学基礎】最短合格を目指す キズキ流「省エネ直前対策」とは?

地学基礎に限らず、短期間で全範囲を勉強して100点を取るのは難しいでしょう。

ですが、高認の合格点は、先述のとおり「100点中の約40点」です。

また、高卒認定には「特によく出る分野や問題」があります。

だからこそ、「全範囲をまんべんなく勉強」ではなく、「出題可能性が高く、自分にとって少しでも親しみを持てる分野だけを思い切って勉強」でも、1か月でも合格点は十分狙えます

つまり、「省エネ直前対策」が可能なのです。省エネ直前対策で大事な意識は、次の2つです。

  • (1)全分野をまんべんなく勉強する必要はない
  • (2)教科書どおりの順番で進めなくてもよい

この2つを地学基礎に当てはめていきましょう。次章以下に続きます。

「地学基礎」の出題範囲

地学基礎の出題範囲(大問の区分)は、大きく分けると、次のようになります。

  • 地球の構成と運動:地球内部の構造・プレートテクトニクス・火山・地震・岩石など
  • 地球の変遷:地層・化石・古生物の変遷など
  • 大気と海洋:日本の気候・海流・大気循環・雲・エネルギー収支など
  • 太陽系と宇宙:太陽・太陽系・銀河系・恒星など
  • 地球の環境:日本の自然災害・環境問題など

「地学基礎」の出題傾向&超重要・3つの得点源

地学基礎の出題範囲を見て、「こんなに広い範囲を勉強できる気がしない…」と思いませんでしたか?

確かに出題範囲は広いですが、先ほどの「省エネ直前対策」を当てはめると、勉強する必要のある分野はグッと狭くなります

短期間で合格したい場合は、出題の可能性が高く、勉強しやすい(親しみやすい)部分をピンポイントで勉強してみましょう。

この記事では、そんな部分の例として、次の3つを詳しめにご紹介します。

  • (1)銀河系
  • (2)太陽
  • (3)地震

上記3分野はよく出題される上に、人にもよりますが、次のような理由から勉強しやすいのです。

  • 銀河系や太陽、つまり宇宙に関する話題にはロマンがあるため勉強に取り組みやすい
  • 日本に生きている以上、地震に対する知識は身につけておいた方がよいし、興味を持ちやすい

短期間で身につけやすいという意味では、以下の単元(大問)もオススメです。
  • プレートテクトニクス(超大陸の形成や大陸の分裂)
  • 代表的な古生物の名前(三葉虫やアンモナイトなど)
  • 冬型・夏型の気圧配置と季節ごとの風の特徴
  • 宇宙の歴史(ビッグバンや宇宙の晴れ上がり現象など)

地学基礎の得点源1つ目「銀河系」

ここからは、オススメ分野の解説を行います。(各問題の出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験問題(高卒認定試験) 解答・過去問題」)

「銀河系」について、平成30年度の第2回過去問を見てみましょう。

この問題を紹介する理由は、この一問だけで銀河系の形についても学べるからです。

問題

  • 私たちが星空を見たとき、天の川が大きく見えた。天の川は次の銀河系断面図のA〜Dのうちどの方向を見たものか。最も適当な組合せを、下の①〜④のうちから一つ選べ。

選択肢

  • ①AとB
  • ②BとC
  • ③AとD
  • ④BとD

銀河系は真横から見ると、問題文の図のように見えます。

膨らんでいるところはバルジ、周辺の部分は円盤部と呼ばれます

私たちが住む太陽系は、銀河系の中心からやや離れたところにあります。

そして、銀河系の中心部(バルジ)には、星が一番多く集まっています

さて、夜空の天の川とは一体なんでしょうか?

天の川は、地球からみて恒星(自ら光を発する星のこと)が一番多い部分

恒星が大量にあるために、まるで白っぽい川のように見えるのです。

そして、地球から見たときに星のあるエリアが厚ければ厚いほど、恒星もたくさん見えます

それをわかった上で問題文の図を見ていると、どうでしょう?

地球から見て一番恒星が集まっていそうな方向は、そう、「エリアが一番厚い中心部(バルジ)」に向かうDです

ただこの問題では、D以外にもう一つ、天の川が見える方向を答えないといけません。

では、Dの方向の次に、地球から見て銀河系が分厚く見えると考えられる方向は…そう、Bです。

Bの方向はAやCより層が厚いので、その分輝く星がたくさん集まっているはずです

よって、この問題の答えは「④BとD」です。


もう一問、見てみましょう。こちらも平成30年度第2回の問題です。

問題

  • 私たちの銀河系は天の川銀河とも呼ばれ(以下、銀河系と呼ぶ)、図1のような構造であると推定されている。銀河系はバルジと円盤部とそれらを取り巻くハローと呼ばれる部分からできている。
    銀河系の円盤部の直径とハローの直径の組合せとして最も適当なものを、次の①〜④のうちから一つ選べ。
選択肢 円盤部の直径 ハローの直径
1万光年 2万光年
5万光年 10万光年
10万光年 15万光年
15万光年 20万光年

さっきの問題の復習にもなります。

「バルジ」と「円盤部」という言葉も出てきます。

この問題では、「円盤部の直径」と「ハローの直径」が問われています。

これは覚えていればすぐ得点できます。

  • 銀河系の円盤部の直径は、およそ10万光年とわかっています
  • ハローは円盤部よりさらに大きく、直径は15万光年ほどです

これら2つの数字がわかっていると、この問題は満点を取れます(正解は③です)。

ここで、「銀河系」についてよく出てくる他の数字を押さえておきましょう。

私たちが住む太陽系は、銀河系の中心からどれだけ離れているでしょうか?

答えは「3万光年弱」

そして銀河系には輝く星、つまり「恒星」がいくつ集まっているでしょうか?

答えは「およそ2000億個」です

これらを覚えておけば、「銀河系」についての問題は得点源にできます。

地学基礎の得点源2つ目「太陽」

2つめにオススメの分野は、「太陽」です。

太陽は人類にとって身近な星だからなのか、よく出題されます。

実際に出題された問題を見てみましょう。平成27年度第2回の問題です。この問題では、太陽にまつわる大切な数字を、一度に学ぶことができます。

問題

  • 太陽は核融合反応によりエネルギーを放出している主系列星である。太陽の中心部の温度として最も適当なものを、次の①〜④から一つ選べ。

選択肢

  • ①4200K
  • ②6000K
  • ③100万K
  • ④1500万K

「主系列星」とは「太陽と同じくらいの大きさで同じくらいの温度の恒星」のことです。

太陽の中心部の温度は、なんと約1500万℃にもなります

ただしこの問題で出てくる単位は、「℃(度)」ではなく「K(ケルビン)」です。

「℃(度)」と「K(ケルビン)」は、宇宙の話のときは、ほぼ同じものと考えて大丈夫です

よって、この問題の答えは「④1500万K」です。

太陽の分野でよく出てくる言葉や数字をもう少し紹介します。

太陽の表面の温度は、約6000℃(約6000K)です。

そして太陽の表面には、ちょっと黒っぽく見える部分があり、それを「黒点」と言います。

黒点の温度は低めで、約4000℃(約4000K)です

黒点は時期によって数が変わり、黒点が多いときは太陽の活動が活発なときです。

そして太陽はこれからおよそ50億年後に、一気に膨らみ始め、「赤色巨星」という状態になります

さらにその後には一気に冷えて小さくなり、「白色矮星」という状態になってその一生を終えるわけです。

このあたりの数字と言葉を覚えておくと、太陽という分野を得点源にできることでしょう。

地学基礎の得点源3つ目「地震」

地震は日本にいる限り避けられません。

出題者の側も、地震についての知識を受験生に身につけてほしいためか、この分野はよく出題されます。

「地震」の中にもいろいろな内容がありますが、この記事では、すぐにわかる津波のお話と、P波・S波のお話をします。

よく出題されるというだけでなく、あなたの身を守るためにも役に立つ知識です。

津波に関しては、こんな問題が出題されました。令和元年度第2回の過去問です。(文章一部省略)

問題

  • 図1は過去の日本付近で起きた地震の震央を示している。津波を伴う可能性が高い震央の位置として最も適当なものを、下の①〜④から一つ選べ。

選択肢

  • ①A
  • ②B
  • ③C
  • ④D

この問題、答えはすごく簡単です。

まず、「震央」とは地震の発生地点のことで、ニュースなどでよく見かける「震源」とほぼ同じ意味です。

次に、地震による津波が発生するときは、通常、海のエリアが震央になります

この場合、海のエリアは「②B地点」しかないので、そこが答えとなります。

同じような問題で、震央が海の地点に複数あり、「大きな津波を伴いそうな地点」を問う場合は、陸地から遠い震央を選んでください

通常、陸地からある程度離れたところで地震が起きたときに津波は大きくなりやすいのです。

地震について、得点につながりそうなことをもう少し紹介します。

地震には、「揺れを引き起こす『波』の種類」がいくつかあります。

この記事では、「波」の全体的な意味や説明は省略して、よく登場するP波とS波について解説します。

P波

P波のPは、Primaryの頭文字で、“最初の”という意味です。P波は振動の伝わるスピードが速いため、地震が起きたときに最初に伝わります。

S波

S波のSは、Secondary(=第2の)の頭文字です。覚えるのがきつかったら、「Sはsecond(セカンド)のS!」とだけ覚えても構いません。S波の特徴は、「スピードは遅いけれど、振動が大きい」です。ですから地震では、大きな揺れ、つまり主要動はS波によって引き起こされます。

最初にP波がやってきて、小さな揺れが起こる。
その後にS波がやってきて大きな揺れが起こる…この仕組みを利用したのが「緊急地震速報」です。

P波の発生を先に感知して、「もうすぐS波による大きな揺れが来るよ!」と警告してくれるわけです。

カンタンにまとめます。

  • P波はスピードが速い
  • S波はスピードが遅いが振動が大きい
  • P波とS波の違いを利用した緊急地震速報の仕組み
  • S波によって引き起こされる地震の特にに大きな揺れのことを「主要動」と言う

これらを知っておけば、高認の本番できっと役に立つと思います。

高卒認定試験に不安がある方へ〜高卒認定試験 地学基礎の合格体験談〜

記事のここまでを読んだだけでも、あなたの地学基礎の学力は伸びていると思います。

ただ「これだけではまだ40点取れないでしょ。他の部分はどう勉強すればいいの?」と思っているかもしれませんね。

そこで、キズキ共育塾の生徒さんが高認の地学基礎をどう勉強していったか、合格者の例をご紹介します。(画像はイメージです)

Aさん〜2か月間の勉強で地学基礎合格〜

高卒認定試験の2か月ちょっと前から地学基礎の勉強を始めました。

宝石や綺麗な石が好きだったので、関係がありそうな「岩石の種類」から勉強を始めました

その後は「火山」「地球内部の構造」という順番で学習を進め、「大陸の移動」「地震の原理」「化石と古生物」というふうに、とにかく岩や地面に関する内容を固めました。

そして、残った期間で日本に関わる単元(日本の気象など)を少し勉強して、本番は50点ほどの得点でみごと合格できました

Bくん〜3か月間の勉強で地学基礎合格〜

地学基礎は勉強したことがなく、興味もあまりありませんでした。そこで、「ちょっとでもロマンが感じられそうな分野の方がやる気が出るかも」と思い、まず宇宙に絞って勉強しました

1か月半くらいで宇宙の分野を完成させて、その後は「知っておいた方がよさそうな気がする」と感じた環境問題系の分野を勉強しました。

合計3か月弱くらいの勉強期間でしたが、合格できました!

高卒認定試験に合格したら大学受験にチャレンジ!

高卒認定に合格すれば、大学・短大・専門学校などの受験ができます(ただし、大学・短大・専門学校の受験ができるのは18歳になる年度からです)。

せっかく高卒認定試験を突破できたなら、そのチャンスを有効活用してみてもいいのではないでしょうか。

私たちキズキ共育塾の生徒さんも、高卒認定の後は大学受験に挑戦する方が多くいます。

まとめ

高卒認定試験での注意点、そして地学基礎で短期間に合格を実現するために何が必要かを紹介しました。

実は地学基礎だけではなく、他の科目でも、勉強を始める上でオススメの分野や、短期間で合格するためのコツがあります

この記事を読んで、ちょっとそういう話を聞きたいなとお思いでしたら、キズキ共育塾までぜひご相談ください。喜んでお答えします。もちろん、大学受験についてのご相談もどしどしお寄せください。

この記事があなたの役に立つことを願っています。

【執筆】半村進

はんむら・すすむ。1982年生まれ。東京大学文学部卒。
大学在学中に引きこもり・病気になり、10年かけて大学を卒業。30歳で初めて行ったアルバイトがキズキ共育塾の講師。34歳からはキズキの社員として教務を担当。生徒さんへの授業や相談者との面談などで、これまで数百名を支援。

【監修】キズキ共育塾編集部

高校中退・不登校・引きこもり・社会人などの方々の勉強をサポートする完全個別指導塾。2011年の設立以来、10年間で卒業生3千名以上。高卒認定試験の合格実績多数。大学合格実績は、国立/早稲田/慶應/上智/ICU/MARCH/関関同立など多数。

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