高卒認定試験って何?合格するとできること、日程、内容・難易度、対策は?

2018年9月13日 木曜日 投稿

合格するとできること、日程、内容・合格ライン、対策は?

キズキ共育塾の木原彩です。

この記事をお読みのあなたは、高卒認定の受験を考えているご本人か、その親御さんでしょう。

「高卒認定試験って、どんな問題が出るんだろう…。私一人で勉強できるのかな?」
「高卒認定試験って、いつから勉強し始めたら合格できるのかな?難しいのかな?」
などとお悩みではありませんか。

今回のコラムでは、高卒認定試験について、合格するとできること、高卒との違い、日程、内容・合格ライン、対策などをお伝えします

これを読んだあなた(やお子さん)が、「高卒認定試験、合格するためにがんばるぞ」と思っていただけるようになれば嬉しいです。


高卒認定試験に合格するとできること

高卒認定試験に合格するとできること

「そもそも高卒認定に合格すると何ができるようになるの?高卒と何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。

まず、高卒認定に合格するとできるようになることについてご説明します。

高卒認定の正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」です。

合格した人は、「高等学校卒業と同等の学力を有する」と公的に認定されます。

高卒認定試験に合格すると、「高卒(見込み)」が受験の条件である大学(短大)や専門学校を受験できるようになります。

では、高卒との違いは何でしょうか。

それは、「学歴」です。

高卒認定試験に合格しただけでは、「学歴」にはなりません(合格しても「高卒」にはならず、「中卒」のままです)。

高卒認定に合格した後で、大学や専門学校に進学して卒業すれば、最終学歴は「大卒」や「専門学校卒」になります。

つまり、高卒認定試験は、合格することによって「高校卒業と同等の、その後の進学の選択肢」を広げることができる試験なのです。

なお、進学(学歴)以外にも、一部の公務員採用や国家資格でも、「高卒(見込み)」が受験条件の試験を受けることができるようになります。


高卒認定試験の日程(スケジュール感)

高卒認定試験の日程(スケジュール感)

では次に、高卒認定試験の日程(スケジュール)についてです。

高卒認定試験は、毎年2回実施されています。

実施の1回目は夏(8月初旬)、2回目は秋(11月初旬から中旬)です(詳細な日程は年によって異なるので、受験を考えている方はしっかり確認しましょう)。

出願書類・受験案内は、文部科学省や各都道府県の教育委員会の窓口、インターネット、電話を通じて取り寄せます。

試験日程に備えて勉強することも大事なのですが、その前に、出願の日程にも注意が必要です。

1回目の申し込み期限は大体5月の初旬、2回目は9月の中旬です(これも詳細な日程は年によって異なります)。

特に1回目の申し込み期限は、ゴールデンウィークの関係で郵便や受付窓口が休みに入ることもあります。

出願方法の確認や出願申請書の郵送ができない日が増えるため、受験できなくなる人が毎年いるのです。

私の知人にも、ゴールデンウィークの関係で出願ができず、夏の試験が受けられなかった人がいました。

秋の試験には出願できたのですが、1回目を受験できなかったことで勉強へのモチベーションが下がり、その年の合格科目はあまり多くありませんでした。

まずはきちんと出願することを心がけ、もし出願できなくても「次がある!」と前向きに心を切り替えることをオススメします

また、2回目の試験を受験する場合は、1回目の試験の結果が通知されたすぐ後に出願しなければいけないスケジュールです。

1回目の結果がよくなかったりすると、2回目を受験する気持ちは上がらないかもしれませんが、ここでも気持ちを切り替えてすぐに出願準備をすることをオススメします。

1回目・2回目ともに、出願してから試験までは大体2か月から3か月ほどの時間がありますので、計画的に勉強することが可能です。


高卒認定試験の内容・合格ライン(レベル感)

高卒認定試験の内容・合格ライン(レベル感)

高卒認定を取得するためには、全部で8〜10科目の試験に合格する必要があります。

高校で取得した単位によっては、受験を免除される科目もあります。

合否は各科目ごとに判定され、また合格した科目はずっと有効であるため、複数回に分けて各科目を受験・合格することも可能です。

高卒認定試験に合格するためには、基本的には高校1年生レベルの学力があればよいと言われています。

また、各科目の合格点はおよそ40点と言われているため、満点を目指す必要もありません。

高卒認定試験の各科目の合格率は、例年8割程度です。

基礎的な学力を固めたり、過去問を解いたりと、丁寧に対策をすれば合格できます


高卒認定試験の対策

高卒認定の過去問と回答は、文部科学省のサイトで公開されています(このコラムの公開時点では、平成25年度の第2回から平成30年度の第1回まで公開されています)。

過去問を解いていくと、自分の実力がわかりますし、どんな問題が出るか「傾向」もわかります

例えば数学では、「計算問題」「2次関数」「三角比・図形」「データ分析」等が頻出です。

ご自身(やお子さん)の学力などによっては、「合格のためには40点(+@)を取ればよい」と割り切って、得意な分野だけを伸ばして合格する、という作戦も考えられます。

さらに2次関数を例に、具体的な対策の話を続けます(※以下、現時点では意味がわからなくても、勉強するとわかるようになりますので大丈夫です)。

「2次関数」では平方完成をしたのちに頂点を求められる問題がよく出題されますが、ほぼ計算することなく答えを出すことも可能です。

なぜなら、高卒認定試験では、問題中に図でグラフが書かれているからです。

下の問題は、平成29年度2回目の高卒認定試験の数学の問題です。

高卒認定試験って何?高卒との違い、日程、内容・合格ライン、対策は?

この問題は、一般的には、「与えられた2次関数を平方完成することで頂点を出す」と解くでしょう。

ですが、平方完成しなくても、この問題は解けます。

2次関数の対称性を利用して、y軸との交点2点のx座標の値を足して2で割った値が、頂点のx座標になります(つまり、x=(-2+0)/2=-1です)。

また、頂点のx座標がわかれば、2次関数に頂点のx座標を代入すればよいので、平方完成することなく正解することができます(つまり、xに-1を代入して計算して、y=-2です)。

基礎的な知識に加えて、こうした「受験のテクニック」も身につければ、合格はますます近づいてきます


高認対策を行う塾などを頼ると、合格はより近づきます

高認対策を行う塾などを頼ると、合格はより近づきます

これまでの話をまとめます。

高卒認定試験は、取得することで「高校卒業」と同様の学力が認定され、大学や専門学校、一部の公務員試験等の受験が可能になります。

試験は年2回、例年8月と11月に試験が実施されます。

出願期間に注意しましょう。
出願してから受験までは2~3か月ほど時間があるので、効率よく勉強しましょう。

高卒認定の取得には全部で8〜10科目の試験に合格する必要があります。
高校で取得した単位によっては、受験を免除される科目もあります。
合否は各科目ごとに判定され、また合格した科目はずっと有効であるため、複数回に分けて受験することも可能です。

また、高卒認定試験合格に必要な学力は、高校卒業レベルの学力ではなく、一般的には高1の基礎部分です。

分野もまんべんなく出題されるのですが、合格ラインは40点であるため、人によっては得意な分野だけ対策して合格を目指すこともできます。

とは言え、勉強や対策を一人で、ご家庭だけで何とかしようとすると、難しいこともあります。

高卒認定試験の対策をする塾などを利用することで、合格はより近づいています

キズキ共育塾にも実績があり、また高卒認定合格後についての進路相談も行っていますので、少しでも気になるようでしたらお気軽に無料相談をご利用ください

高卒認定試験の合格とその後の進路に向けて、あなた(やお子さん)が次の一歩を踏み出せることを祈っています。


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