通信制高校卒業後の進路を紹介!大学進学率は過去最高、就職率は全日制高校よりも上

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾、キズキ共育塾です。

このコラムを読んでいるあなたは、以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 通信制高校に進学した後、本当に自分に合った進路を選べるのか不安
  • 将来の進学・就職を考えると、どんな準備をすればいいのかわからない
  • 体調や気分に波があって、勉強のペースをうまく保てない

このコラムでは、通信制高校の卒業後の進路や大学進学率・難易度について解説します。

あわせて、通信制高校に通う生徒さんが利用できる大学入試の種類、大学進学を成功させるポイントについても紹介します。

このコラムが、通信制高校を検討している人や、卒業後の進路が不安な人の助けになれば幸いです。

私たちキズキ共育塾は、通信制高校生や通信制高校を検討している人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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通信制高校の卒業後の進路

通信制高校を卒業した後の進路はさまざまです。通信制高校ならではの柔軟性を生かせる道もあります。

この章では、通信制高校の卒業後の進路について解説します。…と言っても、全日制高校の卒業生と違うわけではありません。「通信制高校だと、進路の幅が狭いのでは?」という心配は不要です。

ただし、高校のサポートが手薄な場合は、高校ではないところのサポートを利用することをオススメします。

進路①就職

通信制高校の卒業後に就職を選ぶ場合は、一般企業への就職や公務員などがあり、職種もさまざまです。

通信制高校は学習ペースを自分で調整できるため、資格を取得したりアルバイト経験を積んだりしながら、就職に備えることも可能です。

また、面接で通信制高校での学習経験や自主性をアピールすることもできます。

すぐに就職せずに、職業訓練校を利用する方法もあります。

進路②大学進学

通信制高校の卒業後は、大学進学を目指す生徒さんも多くいます。

通信制高校では希望進路に応じて学習スピードを調整できるため、高校在学中に予備校やオンライン講座を活用して、大学受験の準備を進められます。

一般選抜や総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧推薦入試)など、多様な入試方法も利用可能です。

近年では通信制高校から大学進学を選ぶ生徒さんも増えており、令和6年度の大学進学率は約21.2%となっています。(参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「学校基本調査」)

進路③短大進学

短期大学(短大)への進学も通信制高校の卒業生に人気の選択肢です。

短大では2年間で専門知識を身につけられるため、就職に直結するスキルを効率よく学べます。

保育や福祉、医療事務、デザインなど、実践的な分野に特化したカリキュラムが多く、通信制高校で培った自主的な学習態度が役立つでしょう。

進路④専門学校進学

専門学校への進学は、より専門的な職業スキルを実践的に学びたい生徒さんに向いてます。

専門学校では、医療・福祉・IT・美容・調理など、特定の分野で専門知識や技術を身につけられるため、卒業後すぐに即戦力としての就職が期待できます。

通信制高校で学んだ自主的な学習習慣は、専門学校のカリキュラムにも役立ちます。

進路⑤通信制大学への進学

大学の中でも、特に通信制の大学は、場所や時間に縛られず学べる点で通信制高校と共通しており、学びやすさを感じる人が多いでしょう。

学習ペースを自分で調整できるため、体調や生活リズムに合わせて勉強を進められます。

特に地方在住や働きながら学びたい人にとっては、通学不要で単位を取得できる通信制大学は魅力的な選択肢です。

なお、通信制大学はオンライン講義や課題提出が中心となるため、自己管理能力や計画性が重要になります。

進路⑥ハイフレックス型・ハイブリッド型授業がある学校への進学

最近は、ハイフレックス型やハイブリッド型の授業を導入している大学や専門学校が増えています。

これは、対面授業とオンライン授業を組み合わせ、学習スタイルを自由に選べる仕組みです。

通信制高校生にとっては、体調や生活状況に応じて通学日数を調整できるため、学習を継続しやすい環境です。

進路⑦留学

通信制高校を卒業した後に、海外留学を目指す人もいます。

留学には短期留学から長期留学まで幅広い選択肢があり、語学力や国際経験を積むことが可能です。

進学や就職に有利になるケースも多く、グローバルな視野を広げる経験として人気です。

進路⑧休養

体調不良や心身の疲労がある場合は、進路を急がず休養をとることも重要です。

休養期間を設けることで、自己管理能力や学習習慣を見直す時間にもなります。

通信制高校の大学進学率・難易度

通信制高校生の大学進学率は、令和6年度で約21.2%で、過去最高の数値を記録しました。

これは、全日制・定時制高等学校の58.3%に比べると低めですが、近年は進学希望者向けのサポート体制が整ってきています。(参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「学校基本調査」)

授業の内容が簡単な通信制高校の場合、高校の授業だけで大学受験に挑むことは難しい可能性があります。ただしそれは、全日制高校でも同じです。

サポート校、塾、家庭教師などを利用することで、大学受験を効率的に進めることができます。また、通信制高校生は一般的に全日制高校生よりも自由な時間が多いです。そのため、全日制高校生よりも「大学受験のための勉強」に注力しやすいことさえあります。

一般入試だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜の枠もあるため、早めの情報収集と対策も重要です。

通信制高校生が利用できる大学入試の種類

この章では、通信制高校生が利用できる大学入試の種類について解説します(これも、全日制高校とは基本的には変わりません)。

それぞれの入試方式には特徴があり、自分の学力や強み、学習スタイルに合わせて選ぶことが重要です。

繰り返しとなりますが、どの受験方式でも、塾、家庭教師、サポート校などを利用した方が、対策を効率的に進められます。

種類①一般選抜(学力試験)

一般選抜は、大学が実施する学力試験を受験して合否を決定する方法です。

基礎学力の定着と試験対策がポイントとなるため、日々の学習の積み重ねや模擬試験での演習を通じて、受験科目ごとの理解度を確認しながら準備を進めましょう。

種類②総合型選抜(旧AO)

総合型選抜は、学力試験だけでなく、志望理由書や面接、課題提出など多角的な評価で合否を決める入試方式です。

通信制高校の特徴である自主的な学習態度や課外活動の経験をアピールできるため、全日制高校生よりも有利に働くこともあります。

志望動機や将来の目標を明確にし、文章力や面接での表現力を磨くことが、合格のための重要なポイントです。

種類③学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、高校からの推薦に基づいて受験する入試方式です。

通信制高校で推薦を獲得するためには、一般的には、日々のレポート提出、スクーリングの出席状況、学習態度、校内での活動などで高評価を得る必要があります。

また、一部の大学では、通信制高校を指定校として推薦枠を設けている場合があります。指定校推薦は特定の大学がその高校に対して推薦枠を用意する制度で、基準を満たせば合格率が高まるのが特徴です。

推薦枠を活用することで、一般選抜の高い競争を避けながら、計画的に大学進学を目指せます。

学校推薦型選抜や指定校推薦では、志望理由書や面接での自己PRが重要となるため、入念な試験対策を行いましょう。

通信制高校から大学進学を成功させるポイント

通信制高校から大学進学を目指す場合、学力だけでなく計画性や自己管理力が重要です。

この章では、通信制高校から大学進学を成功させるポイントについて解説します。

ポイント①外部のサポート体制を併用する

授業内容が簡単な通信制高校では、校内だけの学習で受験準備を完結させるのは難しい場合があります。

予備校やオンライン講座、家庭教師など外部のサポートを併用することで、学力の底上げや受験対策を効率的に進めましょう。

特に、得意科目を伸ばす、苦手科目の対策を行う、その大学の入試に合わせて学ぶなどの、「あなたのための大学受験対策」は、「完全個別指導」がオススメです。

私たちキズキ共育塾にも、通信制高校から大学受験を目指す生徒さんがたくさん在籍しており、合格に向けて二人三脚で勉強に励んでいます。

ポイント②以降も、サポート体制を利用しながら実施することをオススメします。

ポイント②早めの進路決定と計画的な学習を意識する

進路を早めに決定すれば、受験に必要な科目や学習量を計画的に確保できます。

そのために、自己分析を深めて将来の目標を定めましょう。

通信制高校は学習ペースを自由に設定できるため、余裕を持って受験準備を進めることが可能です。

計画表を作成し、目標までの学習スケジュールを明確にすることで、効率よく学力を伸ばせます。

ポイント③基礎学力を底上げする(定着させる)

大学進学のためには、基礎学力の定着が不可欠です。

通信制高校は科目ごとの履修や学習ペースを自分で選べるため、基礎からじっくり学べます。

特に、数学、英語、国語といった主要科目の基礎力を固めることで、学力試験でも総合型選抜でも対応力が高まります。

ポイント④自分に合った大学・学部を選ぶ

志望大学や学部選びは、学力だけでなく、興味・関心や生活スタイルに合わせて選ぶことも重要です。

通信制高校で培った興味・関心・自主性や生活リズムに合う学習環境のある大学を選ぶことで、入学後の学習もスムーズに進められます。

また、入試方式やカリキュラムの特色を比較して、自分に最適な進学先を検討しましょう。

ポイント⑤自己管理を徹底する

通信制高校の生徒さんは、通学日数や学習時間を自分で管理する必要があります。

大学進学を目指す場合は生活リズムや学習時間を計画的に管理し、遅れや無理が出ないように調整することが大切です。

特に、課題提出や模試のスケジュールを見落とさないように注意し、計画的に学習を進めましょう。

ポイント⑥学びを途切れさせない

通信制高校から大学進学を目指す場合、学習を長期間途切れさせないことも重要です。

空白期間が長くなると、基礎学力や受験勉強の効率が下がる可能性があるので注意してください。

学校での学習、予備校、オンライン講座などを組み合わせて、継続的に学ぶ環境を整えることが合格への近道です。

ただし、無理は禁物。体調の悪いときはしっかり休養するようにしましょう(状況によっては、いったん勉強から離れて長期間休養することが必要な場合もあります)。

通信制高校の現状・基本知識

通信制高校への入学・転入・編入をを検討している段階の人は、学習環境や入学するメリット・デメリットをしっかりと押さえておきましょう。

この章では、通信制高校の現状・基本知識について解説します。

基礎知識①通信制高校の生徒数

通信制高校は柔軟な学び方を可能にする環境が評価され、生徒数は年々増加傾向にあります。

令和2年5月の段階では、通信制高校には全体の約6.3%(206,948人)が在籍していることが発表されています。

また、生徒さんの年齢層は幅広く、20歳以上の生徒さんも約12.4%在籍しています。(参考:文部科学省「高等学校通信教育の現状について」)

近年では、生徒数の増加に伴い、学習環境やサポート体制も充実しつつあります。

基礎知識②通信制高校の学校数

全日制高校や定時制高校の学校数は減少傾向にある一方で、通信制高校の校数は増加傾向です。

現在は全国に300校以上の通信制高校が存在しており、私立・公立を問わずさまざまな教育方針や学習形態を提供しています。(参考:文部科学省「高等学校教育の在り方ワーキンググループ審議まとめ 参考資料集」)

通学型、オンライン型、サポート校併用型など多様な選択肢があり、生徒さん一人ひとりのライフスタイルや学習ペースに合わせた学校選びが可能です。

基礎知識③通信制高校が選ばれる理由

通信制高校が選ばれる理由には、学習ペースの自由度、体調や生活リズムに合わせた柔軟な登校日数、幅広い進路選択肢などが挙げられます。

また、学校によっては資格取得、専門的な学習、オンライン授業など多様な学びの機会を提供しており、従来の全日制高校では難しかった学習環境を実現できる点も魅力です。

基礎知識④通信制高校のメリット・デメリット

通信制高校のメリットは学習の自由度が高く自分のペースで学べること、体調や生活状況に合わせて柔軟に学習計画を立てられることが挙げられます。

一方で、デメリットとしては、自主的な学習習慣が求められるため自己管理が苦手な生徒さんにとっては学習が滞る可能性があることや、友人関係の形成が限定的になりやすい点が挙げられます。

メリットとデメリットを理解したうえで、自分に合った学び方を選ぶことが大切です。

通信制高校の詳しいメリットとデメリットについては、以下のコラムで解説しています。比較検討したい人は、ぜひご覧ください。

まとめ~通信制高校生の進路に詳しい人にも相談しながら選択しよう~

通信制高校は、柔軟な学習スタイルを持ち自分のペースで学びながら多様な進路を選べることが大きな特徴です。

卒業後の進路は就職や大学・短大・専門学校への進学、留学、あるいは体調に応じた休養など多岐にわたります。

通信制高校での学習は自由度が高い反面、自分一人でペースを管理するのは容易ではありません。

そのため、通信制高校に進学・転校する場合には学校の進路担当者や外部の進学サポート、保護者など信頼できる人に相談することが大切です。

このコラムが、通信制高校へ進学し、自分の希望する進路を選ぶための支えになれば幸いです。

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