私立小学校から中学受験に合格
小学校は、受験で合格した私立の学校に通っていました。
幼稚園のときに「お受験」の塾に入って、おはじきとかを言われるがままにやっていたのを覚えています。
その小学校は勉強ができる人がそろっていて、中学校へ内部進学することもできますが、外部の中学校を受験する人が多かったんです。
同級生の間では、「内部進学する人は、いい中学校に合格できなかった人」みたいなイメージも共有されていました(あくまで「イメージ」であり、今思い返すと事実ではないのですが)。
そんな環境にいたこともあり、私も、自分の意思で中学受験を決めました。
夜中まで塾の授業があるなど受験勉強は大変だったんですけど、「周りに負けたくない」という思いもあって、がんばり続けました。
そして、ある中学校に合格し、進学しました。
人間関係と勉強レベルが合わず不登校に。別の私立中学へ転校
必死に勉強して進学した中学校には、知り合いが誰もいませんでした。
それに加えて、小中高一貫校だったので内部進学者のグループがすでに固まったりしていて、人間関係をうまく築くことができなかったんです。
また、勉強のレベルも「高いだろう」と予想してはいたものの、実際は想像を超えていました。
さらに「受験の燃え尽き」もあり、入学してすぐに希望が折れたんです。
中学1年生の夏休み後くらいに、パタっと学校に行けなくなりました。
私は、不登校になったのです。
学校に行けなくなってから1か月くらいは、家にこもっていました。
そんな私を見た母親から、「今の学校は、もうやめようか」と言われ、別の学校に行くことを決断しました。
しかし、小学校から私立に行っていたので、その段階から地元の公立中学に行っても馴染めるかわかりません。
そこで、1年生の秋くらいに、別の私立中学に転校しました。
転入試験はあったのですが、中学受験で学んだことは忘れていなかったので、簡単にパスできたのはよかったです。
新しい中学で登校再開。でも毎日通えたわけではない
新しい中学校に転校しても、すぐには通学することができませんでした。
それまでのことが尾を引いて、「学校」というものに不安感があったからだと思います。
また、家から遠い上に立地も便利ではなかったので、通学が大変だったという理由もあります。
ただ、時間が経つに連れて不安感はなくなり、2年生になって以降はそれなりに通えるようになりました。
とは言え、毎日通学していたわけではありません。
学校の先生から「出席日数の2/3は確保していないと、高校進学で不利になるよ」とアドバイスをもらっていたので、2/3を下回らないように計算しながら、行ける範囲で行っていましたね。
新しい中学では、勉強や人間関係はそれなりに充実していた
その新しい中学はミッション系だったので、キリスト教に関係する授業もあり、新しい知識を深めることができました。
それに、大学まで系列校があるためか、勉強のカリキュラムが公立よりも早めで(、かつ前の学校と違い私のペースに合っていて)、中3の段階で高校内容のことを学んだりもしていました。
「知識」や「勉強」という意味では、前の中学校よりも楽しく過ごせましたね。
ただ、使っていた教材がちょっと特殊なものだったんです。
外部受験を視野に入れたときに、「いわゆる受験勉強」に対応した知識が身についているとは思えませんでした。
また、友達もできて、人間関係も前の学校より楽しかったのですが、「最初から入学していた人たちと、転校生である私」に少し壁があったことは事実です。
外部受験のため、キズキに入塾。「進学できる高校がたくさんある」と聞いて驚く
お伝えしたように、ふたつめの中学校は、全体的には「嫌なところ」ではありませんでした。
系列の高校にも、たぶん簡単に進学できたと思います。
ですが、いろいろ考えた結果、「人間関係がみんな同じ地点からスタートする環境」に身を置きたいという思いから、内部進学ではなく外部の高校への進学を考えるようになりました。
そして、中学3年生の5月くらいに、母がキズキ共育塾を見つけました。
私の性格やこれまでの経緯から、人間関係が固まっていそうな集団塾ではなく、完全個別指導の塾を探してくれていたようでした。
母と一緒に相談に行ったのですが、すごく緊張していたのを覚えています。
最初の中学に馴染めなかった経緯、2つ目の中学でも最初は通えなかったこと、ギリギリの出席日数しかないこと、これからも毎日通学できそうではないこと…。
そうしたことを考えると、相談したところで「高校に行くのは無理だよ」と言われ、入塾を断られるのを覚悟していたからです。
なので、これまでのことや現状を話した後に「大丈夫ですよ。進学できる高校はたくさんありますよ」と言われて、逆に(?)ビックリするとともに、とても安心しました。
そして、面接の雰囲気がよかったことから入塾を決めました。
英検準2級を取得し、数学の楽しさにも気がつく。志望校が決定
キズキに入塾したときは、具体的な志望校はまだ見つけていませんでした。
そこで、「どこの高校を受験するにも必要だから」という理由で英語と、「好きでも得意でもないから」という理由で数学を受講することにしたんです。
英語では、受験慣れのためと、受験でプラス評価につながる可能性があることから英検にチャレンジし、3級と準2級を取得することができました。
数学も、キズキで学ぶうちに、「なんで間違えたんだろう、今度は絶対に正解したい!」と、問題を解くことがゲーム感覚で楽しくなっていきました。
その楽しさを教えてくれたのは、キズキの先生ですね。
とは言え、入塾してから勉強がずっと順調だったわけではなく、山あり谷ありでしたね。
学校の定期試験で点が取れずに、先生に「もうダメかもしれない…」と悩みや不安を打ち明けるときもあり、そんな私を先生は「大丈夫だよ」と励ましてくれました。
そうこうするうちに、行きたい高校を見つけたんです。
元々私には「国際的なことがしたい」「日本人だけじゃなくて、いろんな人と話したい」という希望があって、それを活かせる高校です。
そこを見つけてからは、キズキでの授業も、具体的な「傾向と対策」に移っていきました。
雑談もできるキズキで学び続けて志望校合格
キズキの授業は完全個別指導なので、わからないところをすぐに聞けるのが本当にありがたかったですね。
疑問を疑問のままで終わらせず、しっかり納得して次に進めました。
また、雑談ができるのもすごく楽しかったです。
英語の先生は大学生だったんですけど、大学生と話すこと自体が初めてで、刺激になりました。
大学生活のこととか、大学で勉強していることとか、最近見た映画のこととか、先生自身が進めている就職活動の話とかを聞いて、世界が広がりました。
先生の方からそうしたことを話してくれることもありましたし、私からいろいろ質問することもありました。
また、先生だけではなくてスタッフさんともよく話していましたね。
雑談もありますし、中学の先生が高校受験に詳しくないのでそれについていろいろ聞いたり。
キズキは、勉強する「だけ」の場所じゃなくて、いろんな人といろんなことを話せる場所。
情報もたくさん入ってくるし、自分の考えも状態も変わっていき、学び続けることができました。
そして私は志望校に合格。
あきらめないでよかったなと思います。
高校生活そのものも、制服が可愛いのも楽しみです!
不登校でお悩みの方へのメッセージ
私自身のことを振り返って思うんですけど、苦しい状況って、最終的には「自分が行動しないと変わらない」のではないでしょうか。
最初の中学をやめるときに「やめる?」と言ってくれたのは母です。
ですが、「やめる」と決断し、次の中学の入学試験を受け、新しい中学でも休みがちながら卒業まで通えたのは私自身です。
これをお読みのあなたも、もしお悩みがあるなら「新しいこと」を初めてみることをオススメします。
とは言え、私が「行動できた」「行動し続けられた」のは、親や、キズキの先生や、大勢の人に支えられたからこそです。
「人にちょっと相談する」「人を頼る」のも行動の一つであり、それだけでも、またそれをきっかけに、自分の考えも、状態も、そして状況も大きく変わっていきます。
あなたが今学校や勉強についてお悩みを抱えているようでしたら、キズキ共育塾にご相談してはいかがでしょうか。
きっと、あなたのための「行動」がわかると思います。
親御さんへのメッセージ
親には、本当に感謝しています。
辛抱強くて、私が学校に通えなくても外に出られなくても、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれていました。
無理をさせなくて、でも応援してくれるというのは、本当にありがたかったです。
志望する高校について相談したときにも、「好きなようにしなさい」「高校は全日制だけじゃなくて通信制とかもあるし、楽しいと思えるところならどこでもいいよ」などと言ってくれました。
高校生になったらアルバイトができるので、お金を稼いで親に何か買いたいなと思っています。
子どもが不登校とか引きこもりとかになると心配になるのはわかりますし、心配してくれるのは嬉しいと思います。
でも、できれば無理をさせない上で、勉強とか受験とか人間関係とかの、「子どものこと」に詳しい人に相談してもらえると、お子さんも、そして親御さんも、きっと楽になると思います。
もしよければ、キズキ共育塾に相談してみてはいかがでしょうか。
あたたかい雰囲気の中で、お子さんと親御さんのための「次の一歩」が見つかると思います。
※文中の写真は、全てイメージです。