自分に自信がなかった。だけどもう一度、受験でがんばってみたい
高校は進学校でした。
推薦で入学したのですが、周りの人となじめず、勉強にもついていけない劣等生でした。
進学校だからといって、みんながみんなうまく勉強できて、進学できるわけじゃないんですね。
うまくいく人はうまくいくけれど、私はずっと底辺でした。
結局、医療系の勉強ができる大学に進学することはできました。
でも、大学に入っても成績はよくはなく、アルバイトか授業に追われる毎日でした。
在学中に医療系の資格を取得し、大学卒業とともにやはり医療系の職場に就職しました。
その職場には様々なバックグラウンドの人がいました。
高卒だったり、専門学校卒だったり。
みんな一生懸命でがんばっていました。
そうした人たちと話す中で、「ある気持ち」が芽生えてきたんです。
それまで私は自分に自信がなかったんです。
何かをがんばったことがなかったからですね。
だから、自分も一度がんばってみたい。
努力してレベルアップしたい。
そんな気持ちが芽生えて、大学卒業後3年目で、社会人入試での大学再入学を決意しました。
もちろん、再受験するという決断はすごく不安でした。
仕事はもちろん辞めないといけない、受験にも受かるか分からない。
仮に受かって学生になれたとしても、自分の同年代は普通に働いて、キャリアを積んでいきますからね。
だけど、とにかくもう一度勉強してみよう、そう思いました。
もし勉強を続けられたら、それは本当に大学に行きたいんだろう、と思うことにしました。
決断した年の12月から、仕事から帰った後に毎日4、5時間勉強をしました。
そんな中、受験情報や自分の勉強の仕方が合っているか気になってきました。
勉強に対するブランクもあるし、自分が高校生だったときとは入試制度も変わっていたので、「これで大丈夫なんだろうか」と不安になったんですね。
見つけたキズキ共育塾。社会人でも誰でもOKという雰囲気。情報もほしかった
そんな中、勉強を開始した翌年の春ごろにNHKの番組でキズキ共育塾のことを知ったんです。
そしてインターネットでキズキ共育塾のHPを見て、「社会人でも誰でもOK」という雰囲気に惹かれました。
また大学が多い東京にある塾だし、いろいろと情報を得られたらと思い、入塾することにしました。
雑談のおかげで大学生活のイメージが湧いた
私は東京から遠くに住んでいたので、オンラインで授業を受けることにしました。
授業では、勉強の合間に、最新の入試制度はもちろん、様々な大学についての情報を教えてもらえました。
大学生活や授業の様子。
東京の雰囲気。
どういう学部はどういう勉強をしているのか。
サークルはどういった種類があり、どういった人がいるのか。
そういった事柄です。
聞いていて面白かったし、勉強に対するモチベーションも上がりました。
仕事をしながらの受験勉強だと、同僚や友達との付き合いも減り、どうしても孤独になりがちです。
キズキ共育塾の授業では勉強に加えて雑談もできるので、すごく楽しかったです。
受験校の変更。英語の勉強に集中
大学再入学を決意したときには、目標とする大学がありました。
ですが夏前の時期になって、その大学ではなく国際基督教大学(ICU)を目指すという選択肢が浮かんできました。
大学1〜2年次は様々な勉強ができ、3〜4年次に専門科目を決定できる、というカリキュラムに惹かれたんです。
キズキ共育塾では当初志望していた大学の受験に必要な古文の授業を受けていたのですが、ICUの社会人入試では英語・小論文しか出題されないということを知り(当時。以下同じ)、英語の授業に切り替えました。
それにICUの社会人受験には、TOEICの公式スコアが必要だったので、すぐに演習を行う必要があったんです。
そのため授業では、パラグラフリーディングといった英語の読み方を習ったのですが、今まで自分が感覚的に英語を読んでいた事に気づかされました。
パラグラフリーディングの方法論を苦手だったリスニングにも応用し、ひたすら演習を重ねました。
結果、TOEICでは、990点満点中820点をとることができました。
ブランクがある状態で学び直したことを考えると、よくできたのではと思います。
小論文の指導、志望理由書の作成も
秋からは、キズキ共育塾で小論文の授業も受け始めました。
それまで小論文は勉強したことがなく、新聞や本もほとんど読まない生活でしたが、短い期間の中ビシバシ指導してもらいました。
特に、しっかりとした論理構造の文章を書くための方法を集中的に指導していただきました。
参考書にあるような単純な「型」ではなく、しっかりとしたアカデミック・ライティングの技術を身につけられたように思います。
また先生には、受験に必要な志望理由書の作成も手伝ってもらいました。
他の塾なら1回の添削につき3,000〜5,000円もかかるんですよね。
それを、小論文の授業時間内に手伝ってもらえたんです。
社会人入試。手ごたえはなかったけれど…!
そして迎えたICUの受験当日。
受験会場は森の中みたいなキャンパスで、すごくいい印象だったのを覚えています。
試験は夢中で取り組み、正直覚えていません。
手ごたえもあまりなかったんです。
小論文は、非常に難しい問題が出題されました。
そんな中でも、先生に指導していただいた勉強法は、とても役に立ちましたね。
受験から10日後に結果が出ました。
まさかの合格。
「あれ、受かっちゃった…」という感じで、正直信じられなかったです。
大学合格してから―ダメダメだった自分から、変わりたい
今まで自分に自信がなかったけれど、大学ではこれまでできなかった、いろいろなことを勉強したいです。
特に、自分がいた医療系の現場で感じたことを、「医療制度」「社会福祉」「少子高齢社会」といった観点から勉強し直そうと思っています。
もう一度学び直したいあなたは、ぜひキズキに相談してほしいと思います。前向きな気持ちになれると思います。
※文中の写真は、全てイメージです。