大手専門学校と協働で、学習センターの7箇所での開設を決定
大手専門学校と協働で、学習センターの7箇所での開設を決定
報道機関各位
2013年7月26日
特定非営利活動法人キズキ
不登校児の受験を支援するNPO法人キズキ、大手専門学校と協働で、学習センターの7箇所での開設を決定〜「教育改革プロジェクト」で、基礎学力不足の学生にも対応〜
不登校児童のための学習教室を運営する特定非営利活動法人キズキ(理事長:安田祐輔、東京都渋谷区、以下NPO法人キズキ)は、滋慶学園グループ校である学校法人 滋慶学園(理事長:浮舟邦彦、東京都江戸川区)、および学校法人埼玉福祉学園(理事長:中村道雄、埼玉県さいたま市)と協働で学習センターを開設、6月より本格的に始動します。
滋慶学園グループでは2012年秋よりNPO法人キズキが派遣した講師によるクラスを開設、受講学生の気持ちに寄り添いながら基礎レベルから勉強を支援する学習センターとして試験的に運営していました。学生の意欲や登校回数の向上が顕著に見られたため、滋慶学園グループはクラスの常設を決定しました。滋慶学園グループ「教育改革プロジェクト(基礎学習支援)」の一環として、学習継続に支障をきたした学生のための学習センターを都内5校、埼玉県2校にて開設します。
背景
現在、専門学校の入学者は、年齢・国籍等多様でありますが、中には「アルファベットや簡単な漢字を書けない」「軽度の発達障害を抱えている」など基礎学力や精神面に課題を持つ若年者も専門職就職を目指して入学しています。学習継続に支障をきたした結果生じる中退者をいかに削減するかが専門学校内での課題でした。また、学校中退者の2割が、中退の4年後ニートになると言われている中、中退者の削減は社会的な課題でもありました。
専門学校の教員は専門科目の教科指導や高校の普通教育レベルの補習は実施していました。しかし、不登校などの理由から、初等/中等教育を受けていない基礎学力不足の学生や、発達障害等の課題を抱える学生に効果的に支援することは難しく、教育上の課題となっていました。困難を抱える学生に対応するには、単なる学習支援だけでなく、学生の精神面に配慮した初等教育レベルや中等前期教育からの学習支援が求められています。また、既存の塾・予備校には仮に学習支援を行うプログラムがあったとしても、学生の精神面をサポートする体制まではありませんでした。
NPO法人キズキの提案
NPO法人キズキは、不登校・引きこもり・中退経験者等の受験勉強を支援する教室を運営しており、そのノウハウを利用して専門学校の学習センターの運営を開始しました。学習面・精神面に課題を抱える学生に対して、彼らの精神面に配慮しつつゼロからの学習支援を行います。
教育改革プロジェクト(基礎学習支援)の経緯と拡大
2012年は試験的な実施であったため、「教育改革プロジェクト」の対象校は都内の3校に限られていました。試験的な実施による、学生の学習意欲向上などの成果を踏まえ、本年は都内の5校・埼玉県の2校にて教育改革プロジェクトを実施致します。また、関東地区全体や北海道のグループ校講師を対象とした「基礎学習支援による中退予防のための研修」の実施についても現在協議されています。
NPO法人キズキは、今後も不登校・学校中退・引きこもりなど困難を抱える若者を支援すべく活動して参ります。
本件に関するお問いあわせ
特定非営利活動法人 キズキ
- メールアドレス
- info@kizuki.or.jp
- 電話番号
- 03-6273-0796(キズキグループ代表)
- WebサイトURL
- https://kizuki.or.jp/ (もしくは「NPO法人キズキ」で検索)
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