人生最大の挫折をきっかけに心理学専攻を選ぶ

キズキ共育塾 講師紹介

小学校と中学校は地元の学校に通っていました。小学生のときは、学校から帰ったらすぐにランドセルを置いて、友達と公園で遊ぶ毎日。

中学生になってからは、幼少期からピアノを習っていたことで音楽が身近なものだったこともあり、吹奏楽部に入りました。

高校でもっと吹奏楽をやりたいと思い、部活に力を入れている学校に進学。憧れだった吹奏楽部に入ることができたものの、ここでたくさんの壁にぶつかります。

練習してもうまくならなかったり、部門リーダーという立場としてまわりのメンバーに指導する必要があったり、厳しい練習の中で心が折れたメンバーのサポートをしなくてはならなかったり…人生最大の挫折はこの時期に味わいましたね。

そこでの経験で、「自分と他の人とでは、考えていることが違う」と知りました。また、疲れきった自分の心を癒す方法を知りたいと思うようになりました。

そういった背景から心理学、特に精神疾患などに着目した臨床心理学を学びたいと考え、心理学を学べる学部に進学することを決めました。

復習と積み重ねのおかげで希望の大学に合格

振り返ってみると、大学受験のときは人よりも勉強を始めるのが遅かったんです。

「3年生の夏が勝負」なんて言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、その勝負の夏が終わる9月末まで、すべて部活に注ぎ込んでいたので(笑)。

そんな状況でも、行きたい大学は1つに決まっていました。部活を引退した次の日からは毎朝5時半に起きて、自習をしてから授業を受けるという生活をしていました。

先生の解説を聞き、ノートを見なくても全く同じ解説ができるようになるまで毎日復習を繰り返す。通っていた塾の授業でも、人よりも遅れているからこそ誰よりも復習はきちんとやる。その積み重ねのおかげで、最終的に希望の大学に進学できました。真剣に取り組む意識が生きたのだと思います。

ただ、進学することができたからよかったものの、早朝から勉強をして自分を追い込みすぎた結果、入試直前に体調を崩したなんてこともありました。「そんなに思いつめなくていいんだよ」って言ってあげたいですね(笑)。

私がみんなにサポートされている

私が大学に入学したときは、コロナ禍の真っ最中でした。とはいえ、入学後には、授業やサークル活動、アルバイトなど、たくさんの人と出会い、学べる機会に恵まれていたように思います。

いろいろなことを考える人に出会い、話す機会があったからこそ、自分の考え方の幅が広がりました。この大学に進学できてよかったと心の底から思っています。

また、心理学を学んでいく中で、いろいろな事情を抱える人がいることを知り、そういう人の支えになりたいと思うようになりました。

自分が大学で学んだことを生かして、誰かのがんばる力に少しでもなりたい。そんな思いから働きたいと思えたのがキズキでした。

従来の「進学塾」にはあまりない、一人ひとりに寄り添ったサポート体制に魅力を感じています。

また、実際に生徒さんと話していると、いままで自分が考えたこともなかったことに気付かされたりもします。「いまは私がみんなにサポートされているな」と思うことも多々あるので、すごく面白いですね。

「生徒さんのことをとにかく知ろうとする」ことが大切

キズキ共育塾 講師紹介

講師として大切なことは、「生徒さんのことをとにかく知ろうとする」こと。これに尽きます。

今までに10人近くの生徒さんと関わる機会がありましたが、バックグラウンドや今いる環境が同じ生徒さんは誰1人としていません。

同じ教え方をしていても返ってくる反応も様々。同じ生徒さんでも、コンディションは日によって様々です。

話すトーンや使う教材、授業の進め方は、生徒さんごとにしっかり合わせていく。そのために、その子自身にどのような特性があるのかを知ろうとすることはとても大切にしています。

生徒それぞれに合った柔軟なサポート体制

キズキ共育塾のいいところは、それぞれの生徒さんに合ったサポート体制を整えているところです。

勉強をしっかりやりたい生徒さんには授業時間をみっちり勉強にあてて、宿題もしっかり出す。

学校などになかなか居場所を見いだせない生徒さんには、勉強もしつつコミュニケーションを楽しむ場として活用してもらう。

このような柔軟な対応は、キズキにしかない魅力だと思います。

いま、悩んでいるあなたへ

キズキ共育塾 講師紹介

これを読んでくださっているということは、どこかでキズキを知り、興味を持ってくれたということだと思います。

出会いのきっかけが何かはわかりませんが、あなたの想いに応えられる環境がここにはあります。

はじめは勉強の場だと思わなくてもいい。話す場所として考えてもらえたらそれだけで十分。

実際、学校には行けないけれども先生と話したいからキズキには来る!とうれしい言葉をくれた生徒さんもいました。

今の状況から外に出るちいさな一歩として、キズキを選んでもらえたらうれしいです。(※名前は仮名です)