「学校休んだほうがいいよチェックリスト」を公開しました|LINEで無料診断が可能
子どもの「学校に行きたくない」という言葉に頭を悩ませる保護者に向けて、不登校支援を行う3つの団体(キズキ、不登校新聞、Branch)と、精神科医の松本俊彦氏が、共同で「学校休んだほうがいいよチェックリスト」を開発しました。
本日2023年8月23日から、LINEで利用することができます(利用料は無料です)。
子どもの不登校を心配する保護者は多いですが、それ以上に注意すべきは「過剰適応」によって引き起こされるリスクです。過剰適応とは「学校を休むべき時に無理に登校を続けさせる状態」のことです。過剰適応が続くと、うつ病や自殺のリスクが高まると言われています。
こういったリスクを知らないまま、教員や保護者が無意識のうちに子どもを追い詰めてしまうことをなくし、子どもの状態に合った適切な判断ができるよう後押しすることを目的に制作したのが、「学校休んだほうがいいよチェックリスト」です。
全20項目あるこのチェックリストは、精神科医の松本俊彦氏(国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部部長)が監修しています。診断結果は「学校に行かせるべきか・休ませるべきか」を客観的に判断するための材料となることが期待されます。
松本氏の主な著書として、『「助けて」が言えない 子ども編』(日本評論社, 2023)、『自分を傷つけずにはいられない~自傷から回復するためのヒント』(講談社, 2015)などがあります。
また、不登校の専門紙「不登校新聞」代表の石井しこう氏、オンラインフリースクール「Branch」代表の中里祐次氏、不登校の子ども向けに個別指導を行う「キズキ共育塾」代表の安田祐輔、相談担当スタッフの半村進も、チェックリストの作成に携わっています。
「学校休んだほうがいいよチェックリスト」の概要、詳しい作成理由、作成者インタビューなどについては、コラム『「学校休んだほうがいいよチェックリスト」のご紹介〜作成者インタビュー付き〜』をご覧ください。
「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、こちらから利用できます。