頑張りたくないあなたへ 理由や対処法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

このコラムにたどり着いた人の中には、以下のようなことがらで悩んでいるのではないでしょうか。

  • いつからか頑張りたくないと思うようになった
  • 頑張りたくなくなった理由を知りたい
  • 頑張りたくなくなったあと、どのようにして頑張ろうと思えるようになるのか
  • 頑張りたくないときに使える対処法を知りたい

このコラムでは、頑張りたくないと思う理由や頑張りたくないときの対処法について解説します。

前提として、頑張りたくないと思うときは誰にでもあります。しかし、そう思う背景にはいくつかの理由が潜んでいるのも事実です。

このコラムを通じて、頑張りたくないと思う理由が明確になり、少しでも前向きな気持ちで明日を迎えられるきっかけになれれば幸いです。

私たちキズキ共育塾は、頑張りたくないと思っている人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

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頑張りたくないと思う理由

頑張りたくないと思うことは、仕事や勉強に取り組む中で、誰しもが経験することでしょう。

さまざまなことに一生懸命に取り組んだ結果、いつからか頑張りたくないと思うということは、これまで努力してきたことに対して心身が疲れている状態であるとも考えられます。

まずは頑張りたくないと思う理由を突き止める作業から始めてみましょう。この章では、頑張りたくないと思う理由について解説します。

理由①頑張り過ぎている

頑張りたくないと思う理由として考えられることの一つとして、何にでも一生懸命に取り組みすぎている、つまり自分が思っている以上に頑張り過ぎている可能性が挙げられます。

頑張り過ぎる理由には、一例として以下のようなものが考えられます。

  • タイトな納期に間に合わせようと頑張り過ぎている
  • 自分の力量を超える業務・勉強をしている
  • 体調が悪いのに何らかの理由で無理をしている
  • つい、自分に無理を強いるクセがある
  • 自分の掲げている目標・理想が高すぎる

このような状況に該当する人は、こちらの対処法を参考にしてみてください。

理由②他人の視線・意見が気になる

他人の視線や意見が気になる人も、頑張りたくないと思うことがあるようです。その理由は、他人からの評価に左右されやすく、自分軸がブレてしまうからです。

しかし、他人の視線や意見ばかり気にしすぎると、評価が気になるあまり、知らないうちに自分に無理を強いるクセがつく可能性があります。

そのまま続けていれば、やがて心身共に疲弊するでしょう。現状の結果として、心身共に疲弊した結果、頑張りたくないと感じている可能性もあります。

このような人は、こちらの対処法を参考にしてみてください。

理由③挫折を経験した

自分なりに頑張ったにもかかわらず、仕事や勉強における目標を達成できなかったり、大きな失敗をしたりと、挫折を経験したときに頑張りたくないと思うこともあるようです。

努力が実らず挫折した経験が、強いトラウマとなり頑張りたくないと思うのかもしれません。また、一生懸命になって取り組んでみたものの、目標を達成できなかったという結果に対して、燃え尽きている可能性も考えられます。

このような状況の人は、こちらの対処法を試してみてください。

理由④疲れている

精神的、あるいは肉体的に疲れていると、頑張りたくないと思うことがあります。こちらも、知らずのうちに自分に無理を強いていたり、がむしゃらになって努力していたりすることが関係しているようです。

締切が近く夜遅くまで仕事をしていたり、栄養バランスを考えた食事を取っていなかったりしていませんか?生活習慣の乱れから、疲れが残っている可能性も考えられます。

このような人は、こちらの対処法を参考にしてみてください。

理由⑤やりたくないことをしている

自分の中でやりたくないと思うことを、立場や状況などを理由に、無理をしていませんか?そのようなときも、頑張りたくないと思うようです。

自分がやりたくないと思うことであるにもかかわらず、無理矢理頑張ろうとすれば、頑張りたくないと思うのは当然と言えます。

やりたくないことを頑張り、やり抜こうとすることは、どんな人にとっても難しいことです。そのため、深くまで悩む必要はありません。

このような特徴の人は、こちらの対処法を参考にしてみてください。

理由⑥結果が伴わない

自分なりに一生懸命になって取り組んだのに、想像していたような評価が周囲や会社、学校から得られなかった場合、頑張りたくないと思うこともあります。

また、頑張っていたのにもかかわらず、求めていた結果を得られなかったり、想像していた以上に結果が悪かったりすると、頑張りたくないと思うときもあります。

なにかを頑張る理由の多くは、その先にある対価です。それは、人によってお金であったり、成績の向上であったり、転職・就職の成功などさまざまでしょう。

もしかすると、自分では気づいていないだけで、頑張る理由が、両親や家族といった大切な人から褒められることだったかもしれません。

このような状況の人は、こちらの対処法を試してみてください。

理由⑦今いる環境があわない

今、あなたがいるその環境があっていない可能性もあります。

自身の望んでいた学習環境や職場環境、家庭環境でなかったり、人間関係でうまくいっていなかったり、自分の努力ではすぐに変えることができない状況にいる場合、頑張れないこともあるでしょう。

こちらでもお話ししたように、無理に頑張ろうとしても、頑張れないのは子ども・大人を問わず、人間であれば誰でも思う自然な感情です。

このような特徴の人は、こちらの対処法を参考にしてみてください。

頑張りたくないときの対処法

この章では、頑張りたくないときの対処法について解説します。

頑張りたくないと思う理由がぼんやりと浮かんだ人は、これから解説する対処法の中から、今のあなたに合うものを試してみてください。

対処法①何もしないで休養する

頑張りたくないときは、何もしないようにしましょう。頑張りたくないと思う理由が仕事や勉強など、ある程度浮かぶときは、そのことから一度離れて、自分の時間を作ることをオススメします。

また、やらないことを決めるのも方法の一つです。

  • 仕事または勉強のことを考えない
  • 嫌なことを思い出さない

このようなことを毎日取り組むだけでも少しずつ冷静さを取り戻し、あらためて頑張りたいと思う気力を持てるようになるかもしれません。

対処法②好きなことだけをする

頑張りたくないときは、好きなことだけを選んで取り組むのもオススメです。

買い物に出掛けたり、料理をしたり、絵を描いたり本を読んだりするなど、あなたなりの趣味でも構いません。まずは、頑張りたくないと思う事柄から離れることが今のあなたに欠かせない時間でしょう。

自分の中で興味のあるものごと、惹かれるものごとを洗い出し、それらに時間を使ってみましょう。好きなことに時間を充てると、気分が切り替えられ、少しずつ冷静さを取り戻すことができます。

対処法③今の自分を俯瞰で見る

心身の休息によって、頑張りたくないという気持ちが落ちついてきたら、「なぜあれほどまでに頑張りたくないと思っていたのか」と、自分のことを振り返ることができます。

振り返りを通じて、これまでの取り組み方、あるいは努力の方法が自分に合っていたのかについて、細かく分析できるはずです。

自分にとって合わない方法を取り入れていた場合は、これまでとは違った方法を考え、翌日から少しずつ取り組み直してみると良いでしょう。新しい取り組み方、努力の方法によって、頑張りたくないと思う日から徐々に離れることができるでしょう。

一方、振り返りを通じて、環境そのものが自分に合っていなかったと気付いたときは、こちらで解説するとおり、環境を変えてみるのもひとつの手段です。

対処法④環境を変えてみる

いまいる環境があわない場合、思い切って環境を変えるのも方法のひとつです。

例えば、学習塾に通っているものの、そこでは頑張れないと思っているのであれば、通う塾を変えてみるのも良いでしょう。

環境が変わることに対して、最初は不安を感じるものです。しかし、そこで出会う人や場所から、新しい気づきや安心や希望を得られ、頑張ろうとする気力が生まれる可能性があります。

ただし、環境の変化は心身に負荷がかかる場合があります。そのため、新しい環境にいる人の手をかりながら、緩やかに変更をすることをオススメします。

環境変化で大きなストレスを感じる場合もあります。心身の負荷が大きいときには、無理をせず、医師に頼りましょう。

対処法⑤涙を流す

これまでに涙を流す機会がなかった人は、涙を流す時間を作ってみると良いでしょう。

日本薬理学会は、涙を流すことがストレス緩和につながると言います。(参考:日薬理誌「涙とストレス」

涙を流す方法としては、感動する映画を観たり、アニメ・マンガを読むことなど多岐にわたります。過去に読んだマンガの中で、号泣したシーンがある人は、この機会にもう一度読み直してみても良いでしょう。

対処法⑥リフレッシュできることを積極的に取り入れる

仕事や勉強に一生懸命取り組むあまり、リフレッシュすることを忘れていた人は、この機会にリフレッシュできることを積極的に取り入れてみましょう。

例えば、朝食でタンパク質を含む食品を摂取し、太陽の光を浴びるといった方法には、精神を安定させる作用がある脳内ホルモン・セロトニンの分泌を活発にさせる効果があると言われています。セロトニンの分泌によって、すっきりとした目覚めや集中力の向上に期待できるそうです。

さらにセロトニンは、睡眠ホルモン・メラトニンの原料でもあり、夜にぐっすり眠れるといった良い変化をもたらすと言われています。(参考:厚生労働省「中高生を中心とした子供の睡眠習慣に関する科学的知見の整理分科会(第3回)議事次第」、大原薬品工業「疲れ、だるさのおなやみに。セロトニンのヒミツを探る」

頑張り過ぎる毎日が続き、睡眠不足や栄養のある食事が取れていなかった人は、まずはセロトニンの分泌を促すアクションを取り入れてみると良いでしょう。

ほかにも、簡単な方法として、仲の良い友人と過ごす、軽い運動を始めるといったリフレッシュ方法も、頑張りたくないと思う対象から一時的に離れられるので効果的です。

どのような方法でも良いので、まずは頑張りたくないと思う対象から離れる時間を積極的に作ってみましょう。

対処法⑦自分を認める・褒める

これまで一生懸命努力したのに、思うような評価・対価が得られなかったときは、結果にフォーカスするのではなく、努力した自分を認める・褒めることを心がけてみましょう。

周囲からの評価で心が左右される環境に慣れていると、思っていたような評価を得られなかったときに、自分のこれまでの頑張りを認めることができません。

これからは、自分が努力したことやプロセスに焦点をあてて、認める・褒めるクセをつけましょう。そうすることで、頑張りたくないと思う日を減らすことができるはずです。

自分の努力や頑張りは、何より自分が一番知っているはずです。周囲の評価や結果だけで一喜一憂するのではなく、明日からはこれまでのプロセスを評価するよう切り替えてみましょう。

対処法⑧主治医や支援機関に相談する

どうしても頑張りたくない気持ちから自分を切り離すことができないときは、誰かに相談するのも方法のひとつです。

例えば、医療機関に通った経験があり、すでに主治医と呼べる人がいるのであれば、頑張りたくない気持ちを相談してみても良いでしょう。あなたの性格や症状について把握している主治医だからこそ、適切なアドバイスを受けられる可能性があります。

もし主治医と呼べる人がいないときは、支援機関に相談したり、目標に応じてサポートしてもらえる環境に身をおいて、ご自身のためにもサポートしてくれる人をみつけることも良いでしょう。一人では難しくても、サポートしてくれる人がいることで頑張れることも多くあります。

厚生労働省のWEBサイトは、電話やSNSなどを使って相談できる支援機関や団体を紹介しています。悩みや年代にあわせて相談先を探せるので、この機会に利用してみると良いでしょう。

参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」

対処法⑨他人と比較しない

完璧主義の人や、周囲からの視線・評価が気になる人の中には、つい自分と他人を比較し、優劣を付ける人も多いでしょう。

結論からお話しすると、他人と比較しても意味がありません。その理由は、他人はあなたの知らないところで努力しているからです。あなたも努力しているかもしれませんが、あなたの周囲にいる人も、口にしないだけでさまざまな努力をしています。

そもそも、生まれてきた頃から物事の全てができる人は存在しません。それは、赤ちゃんであっても大人であっても、できないと思うことや苦手意識を持つものごとに対して、親や周囲の人などに教えてもらいながら、自分なりに努力をして、乗り越え、結果的にできるようになっているからです。

自分の知らないところで人は努力しているんだと知ると、わざわざ比較する必要なんてないと気付くのではないでしょうか?

他人は他人であり、あなたはあなたです。これまで他人と自分を比較し、優劣をつけるクセがついていた人は、これから比較する気持ちではなく、他人も自分も認める考えに切り替えてみると良いでしょう。

まとめ~頑張りたくないときはすでに頑張り過ぎている可能性があります~

頑張りたくないと思うときは、自分が思う以上にすでに頑張り過ぎていて、心身共に疲弊しているサインかもしれません。

 

そのようなときは、一度、頑張ることから離れて、リフレッシュできることを試してみましょう。

このコラムを通じて、頑張りたくないという現在の気持ちから、「来週からでも、また頑張ってみようかな」と、少しでも前向きな気持ちに変われたなら、とても嬉しいです。

Q&A よくある質問

なぜ頑張りたくないと思うのでしょうか?

以下が考えられます。

  • 頑張り過ぎている
  • 他人の視線・意見が気になる
  • 挫折を経験した
  • 疲れている
  • やりたくないことをしている
  • 結果が伴わない
  • 今いる環境があわない

詳細については、こちらで解説しています。

頑張りたくないときの対処法を教えてください。

以下が考えられます。

  • 何もしないで休養する
  • 好きなことだけをする
  • 今の自分を俯瞰で見る
  • 環境を変えてみる
  • 涙を流す
  • リフレッシュできることを積極的に取り入れる
  • 自分を認める・褒める
  • 主治医や支援機関に相談する
  • 他人と比較しない

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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