受験で孤独を感じるあなたへ 原因と対処法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

受験生のあなたは「孤独を感じる」「相談できる相手がいない」と不安になることはありませんか?

受験勉強をしていると、人と接する機会が減り、悩みをひとりで抱え込むことがあるかもしれません。

SNSを見れば、お出かけやアルバイトを楽しむ友人の姿が目に入り、自分だけが取り残されたように感じるかもしれませんが、受験中に孤独を感じているのは、あなただけではありません。

孤独の原因を知ることで、対処できるようになります。

このコラムでは、受験中に孤独を感じる原因や具体的な対処法、頼れる相談先、孤独を悪いこととは言い切れない理由について解説します。

孤独を正しく理解し、自分に合った向き合い方を見つけるきっかけにしてください。

私たちキズキ共育塾は、受験で孤独を感じている人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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受験中に孤独を感じる5つの原因

この章では、受験中に孤独を感じる5つの原因について解説します。

原因①ストレスが溜まっている

受験期間は、生活リズムの変化や受験への不安や緊張でストレスが溜まり、孤独を感じやすくなります。

例えば、勉強に集中するあまり睡眠やリフレッシュの時間を削ると、気分転換の機会が減ることがあるかもしれません。

さらに、成績が思うように伸びないと、自分の努力が報われないように感じ、悩む人も少なくありません。

ストレスが重なると感情的になりやすく、家族や友人とのコミュニケーションもうまくいかなくなる場合があります。

原因②友人と会う時間が減った

受験勉強に集中するため、友人と会う時間を減らす人もいます。

勉強時間を確保することは大切ですが、気兼ねなく話せる人との時間や笑い合える時間が減ることで、孤独を感じることがあります。

ベネッセ教育研究開発センターの調査によると、一般入試で大学受験を目指す高校3年生のうち、9月の時点で1日4時間以上勉強している受験生は約44%にのぼります。さらに受験日が近づく12月には、その割合が約6割まで増加します。(参考:ベネッセ教育研究開発センター「大学生が振り返る大学受験調査」

放課後の多くを勉強に充て、友人と気軽に会えない状況が続くと、気持ちもつらくなります。

原因③周囲の人と比べる

受験期間中は、周囲の人と自分の状況を比べることで、孤独を感じることがあります。

例えば、友人が楽しそうに遊んでいる様子を見ると、自分だけが頑張っているのではないかと感じることがあります。

反対に、勉強の進み具合や成績で周囲の人に追いつけないと、自分だけが置いていかれていると感じ、焦りや不安が強まる場合もあります。

このように、比較によって孤独感が深まると、気持ちが沈みやすくなります。

原因④普段から一人でいることが多い

受験期間中は、人と接する機会が減ることで孤独を感じることがあります。普段から一人で過ごすことが多い人は、その傾向がさらに強まるかもしれません。

例えば、以下のような状況です。

  • 学校に友人がおらず、いつも一人で過ごしている
  • 学校や学習塾に通っていない
  • 不登校状態・ひきこもり状態のため家から出ない

受験期間は成績やメンタルについて悩みが生じやすくなります。普段から人と会ったり話したりする機会が少ないと、自分は一人だと思う頻度が増え、孤独感が強まる場合があります。

原因⑤相談相手がいない

受験期間中は、悩みや不安を抱えていても相談できる相手がいないと、孤独を感じやすくなります。

例えば、家族や友人などには悩みを相談しにくかったり、相手も大変そうだと気を遣ったりすることもあります。

このように気持ちを吐き出せずに一人で抱え込んでいると、孤独感が強まるだけでなく、ストレスや不安がさらに大きくなります。

受験中に孤独を感じたときの4つの対処法

この章では、受験中に孤独を感じたときの4つの対処法を解説します。

解決策①息抜きの時間をつくる

受験中に孤独を感じたときは、意識的に息抜きの時間を設けましょう。あらかじめ、自由に過ごす時間帯や曜日を決めておくと効果的です。

受験期間中に息抜きの時間をとることに対して、罪悪感や不安を覚える人もいるかもしれません。

たしかに、受験期間中は勉強の時間をしっかりと確保することが大切です。しかし、息抜きの時間を削って長時間勉強しても、必ずしも学力が伸びるわけではありません。

実際に、勉強時間が長くても効果が出ていない生徒さんがいる一方、短い勉強時間でも高い成績を維持している生徒さんもいます。なぜなら、学力に影響するのは、勉強時間の長さではなく、勉強の仕方だからです。(参考:東京大学社会科学研究所・ ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2023」

成績が伸びずに悩んでいる人は、学校の先生や学習塾の講師に勉強の仕方を相談することをオススメします。

そのうえで、学習スケジュールを立て、睡眠や入浴などのリラックス時間や趣味に使える時間も確保すると効果的でしょう。

解決策②SNSで勉強用アカウントをつくる

自宅で気軽に悩みを共有したい人や効率的な勉強法を知りたい人には、SNSで勉強用アカウントを作る方法が有効です。

2022年の調査では、約48%の高校生と浪人生が勉強用アカウントを利用した経験がありました。その主な用途は、勉強記録の投稿や情報収集、そして交流です。(参考:スタディプラス「“勉強垢” の利用理由は「モチベーション維持」が主流、 中高生は「Instagram」・社会人は「Twitter」で “勉強垢” を利用の傾向 ~勉強用SNSアカウントについて4,722名に調査、受験・大学情報をSNSで収集したいという声も~」

SNSは、家にいながら無料で情報収集や交流ができる便利なツールです。うまく活用すれば、モチベーション維持や悩みの解決にも役立ちます。

一方で、以下のような注意点もあります。

  • SNS上の情報がすべて正しいとは限らない
  • 受験生の弱みに付け込もうとする人がいる
  • 他の人の更新や成績状況が気になり、集中力が落ちる

情報を集めるときは、発信者のプロフィールを確認し、信頼できる肩書のある人の情報を参考にしましょう。例えば、志望校合格の実績や塾講師などの職業です。

また、DMで交流することは問題ありませんが、不適切な写真の要求や対面の誘いには応じないことが大切です。

SNSに気を取られて勉強に集中できない場合は、あらかじめ使用時間を決めておくとよいでしょう。

解決策③受験の相談をできる相手を探す

受験期間中は、気軽に相談できる相手を見つけておくことが大切です。

話すことで、気持ちが少し楽になったり、不安や焦りの気持ちが整理されたりして、孤独感がやわらぎます。

困ったときにすぐ相談できる家族や友人に話してみると安心できるでしょう。

また、勉強方法を教えてくれる人がいると、受験への不安や緊張がやわらぎ、勉強に向き合いやすくなります。

学校の先生や学習塾の講師、家庭教師など、受験勉強について詳しい人を頼ることをオススメします。

解決策④専門家に相談する

周囲の人に相談しづらいときや、心が限界に近づいていると感じるときは、専門的な知識を持つ第三者に相談すると、孤独感が和らぐことがあります

具体的には、以下のような心の専門家への相談がオススメです。

  • カウンセラー
  • 医者
  • 自治体の相談窓口

家族や友人などには話しにくいことでも、専門家には相談できたり、素直に気持ちを打ち明けられたりする場合があります。

専門家は豊富な知識や経験をもとに、孤独感を和らげる方法を提案してくれます。

医学や科学の知識、実際の事例などを踏まえながら、あなたに合った解消法を一緒に探してくれるはずです。

孤独感について話せる3つの相談先

この章では、孤独感について話せる相談先を紹介します。

「友人や家族には相談しづらい」「周りに相談できる人がいない」という人は、ぜひ利用してください。

相談先①こころのほっとライン

1つ目の相談先は、こころのほっとラインです。

こころのほっとラインでは、寂しいのに話す相手がいない人や悩んでいるのに相談相手がいない人の相談を受け付けています。

1回20分までは無料で利用できるため、気持ちを吐き出したいときに適しています。

ただし、無料の場合は時間が短く十分に相談できないことや、電話回線が混雑してつながりにくい場合もあります。

じっくり相談したい場合は、1回3,000円(+手数料)でカウンセラーと話すことも可能です。必要に応じて利用してみてください。

電話相談の場合は受付時間があるため、公式サイトで確認し利用してください。

相談先②学校の先生

受験勉強や進路のことで不安や孤独を感じたときは、学校の先生に相談してみましょう。

先生はあなたの成績や学習状況を理解しているため、勉強の進め方や具体的なアドバイスをもらいやすいというメリットがあります。

普段から顔を合わせる機会が多いため、気軽に話しかけられる点も安心です。

ただし、先生が忙しくて十分に話ができなかったり、先生が苦手で話しにくかったりする場合もあるかもしれません。また、話した内容が他の先生や親に伝わるのではと不安になることもあるでしょう。

もし信頼できる先生がいるのであれば、一度相談してみましょう。一人で抱え込んでいる不安を整理し、孤独をやわらげる助けになるかもしれません。

相談先③塾講師・家庭教師

勉強でつまずきを感じている場合は、学習塾の講師や家庭教師に相談してみることもオススメです。

個別指導であれば、個々の理解度や学習ペースに合わせて指導してもらえるため、つまずきを解消しやすく、受験への不安やストレスをやわらげる助けにもなります。

キズキ共育塾のように、不登校やひきこもり状態にある生徒さんの指導実績が豊富な環境であれば、メンタル面のケアも期待できます。

一方で、塾や家庭教師は利用料金がかかることや、相性の良くない講師だと相談しにくく感じる場合があります。

受講費が心配な場合は、金銭的に無理のない授業数を選びましょう。また、事前に講師を変更できるかどうかも確認しておくと安心です。

自分に合った環境や講師を選ぶことで、学習のつまずきだけでなく、孤独感や不安の軽減にもつながるでしょう。

受験中の孤独が悪いことではない2つの理由

孤独感は時に苦しく、解消したいと思うこともあるでしょう。しかし、受験期間に孤独を感じることは、必ずしも悪いことではありません。

この章では、受験中の孤独が悪いことではない理由について解説します。

理由①自分のことに集中できる

受験勉強中に孤独を感じることは、自分自身の目標に集中できている表れともいえます。

孤独を感じるのは、周囲との関わりが少なくなる分、自分のやるべきことに時間やエネルギーを注げているからです。

もちろん、一人で勉強することがしんどくなることもあるでしょう。

勉強に集中する時間と、周囲の人と交流して気持ちを共有する時間の両方を大切にしながら、学習を続けてみましょう。

理由②孤立しているわけではない

孤独を感じても、あなたがひとりぼっちで孤立しているわけではありません。周囲には相談できる人や助けてくれる場所が必ず存在します。

学校の先生や塾の講師、家庭教師、オンラインコミュニティや相談窓口など、頼れる場所を見つけることができます。

孤独を感じるときはむしろ環境や行動を見直すチャンスです。

勉強方法や生活リズムを工夫し、相談相手を見つけることで、気持ちを整理して前向きに取り組めるようになるでしょう。

まとめ~頼れる場所を見つけて、孤独をやわらげていこう~

孤独を抱えていると、受験への意欲が下がり、集中力も続きにくくなります。

そんなときは、息抜きやコミュニケーションの時間を設けて、ストレスを和らげたり、悩みを相談したりできる環境を整えましょう。

周囲の人に頼りづらいときは、相談に応じてくれる学習塾や家庭教師、あるいは心の専門家に助けを求めることをオススメします。

私たちキズキ共育塾は、丁寧な対応で、一人ひとりのお悩みに寄り添う個別指導塾です。

不登校状態やひきこもり状態にある人は、世間の多数派から離れているように感じ、孤独感を覚えることもあります。

そのため、キズキ共育塾の授業では、勉強だけでなく、雑談や相談も大切にしています。

そして孤独感を和らげる方法を一緒に考えることができます。いま孤独に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

Q&A よくある質問

受験中に孤独を感じる原因を知りたいです。

以下が考えられます。

  • ストレスが溜まっている
  • 友人と会う時間が減った
  • 周囲の人と比べる
  • 普段から一人でいることが多い
  • 相談相手がいない

詳細については、こちらで解説しています。

受験中に孤独を感じたときの対処法を教えてください?

以下が考えられます。

  • 息抜きの時間をつくる
  • SNSで勉強用アカウントをつくる
  • 受験の相談をできる相手を探す
  • 専門家に相談する

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校オンライン / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2025年6月現在、全国に17校とオンライン校(全国対応)がある。

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