通信制高校に偏差値がない理由を紹介|通信制高校からの大学進学の事情も伝えます

こんにちは。生徒さんを勉強・メンタルの両面から完全個別指導で応援するキズキ共育塾です。

通信制高校の多くは、ウェブサイトやパンフレットに偏差値の記載がありません。

そのため、「どうして偏差値が書かれていないの?」「通信制高校から大学への進学は難しい?」と、疑問や不安を感じることもあるでしょう。

このコラムでは、偏差値の定義、通信制高校に偏差値の記載がない理由、通信制高校から大学を目指すための方法について解説します。

自分に合う高校を見つけ、目標に向かって進むヒントになれば幸いです。

※このコラムは主には「通信制高校への入学・転校を考えている本人」に向けたものですが、親御さんがお読みになっても役立つ内容です。

私たちキズキ共育塾は、通信制高校生や通信制高校を検討している人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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そもそも、偏差値とは?

偏差値とは、ある試験の中で自分の点数がほかの受験者と比べてどのくらいの位置にあるかを示す数字のことです。

平均を偏差値50とし、上なら50よりも大きく、下なら50よりも小さくなります。例えば、偏差値60なら平均よりも上、偏差値40なら平均よりも下という意味です。

受験を目指す人は、模試の結果で自分の偏差値を知ることができます。志望校の偏差値と照らし合わせることで、合格するためにどの教科や分野を伸ばせばよいかなどを検討できます。

通信制高校に偏差値の記載がない理由

通信制高校に偏差値の記載がない理由は、入試の際に学力試験の実施がない場合が多いからです。

前述のとおり、偏差値とは学力試験を受けた際の自分の立ち位置を示す数字です。

全日制高校のように入試で学力試験が必要な学校や学科では、過去の受験データをもとに合格の目安として偏差値が示されます。

しかし、多くの通信制高校では入学の可否が面接や作文で判断されるため、偏差値という概念が存在しないのです。

もちろん、学力試験を実施している通信制高校では、偏差値が記載されていることがあります。

偏差値がない通信制高校からの大学進学事情

偏差値がないと、その学校の学力レベルがわからないということです。

そのため、「通信制高校から大学に進学できるのだろうか?」「難関大学はさすがに難しいのでは?」と、不安に感じる人もいるでしょう。

この章では、通信制高校からの大学進学の可能性について解説します。

事情①大学進学は目指せるのか

結論からお伝えすると、通信制高校からの大学進学は十分に目指せます。

その理由は、2つあります。

  • 手厚い進学サポートをしている通信制高校がある
  • 学習塾や家庭教師と併用しやすい

サポート校とは、特定の通信制高校と提携した塾のようなもののことです。その高校の卒業のための勉強のサポートを行うことは、基本的にはどのサポート校でも行います。

その上で、各サポート校は、それぞれに独自の特色があります。大学進学に向けた授業や進路相談などを手厚く行うところであれば、大学進学を目指しやすくなるでしょう。

また、通信制高校には、学校にいる時間が短いという特徴があります。生徒に合わせた時間割やオンライン学習が導入されているため、学習塾や家庭教師の利用に充てられる時間が多いのもメリットです。

全日制高校に通う生徒でも、大学受験のために学習塾や家庭教師を利用することは珍しくありません。通信制高校生は、自由な時間が多い分、受験勉強に使える時間も多いです。

そのため、工夫次第では、全日制高校生よりも受験勉強に取り組みやすい環境になる可能性もあります。

サポート校については、以下のコラムで詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

事情②偏差値60以上の大学に合格できるのか

通信制高校から偏差値60以上の大学に合格することも、もちろん可能です。

合格目安が偏差値60以上の大学の多くは、倍率が高く合格が難しいと言われる難関大学です。そのため、「本当に受かるのだろうか」と思うかもしれません。

しかし、通信制高校から東京大学、京都大学、GMARCHや関関同立といった難関大学に合格している人は、実際にいます。

また、難関大学の指定校推薦の枠がある通信制高校もあります。

例えば、通信制高校と併用して学ぶ生徒も多い私たちキズキ共育塾でも、早慶上理などの難関私立大学に合格した生徒さんが複数人います。

合格した生徒さんたちは、最初から勉強が得意だったとは限りません。キズキ共育塾では、その人のためだけに作られた学習カリキュラムに沿い、マンツーマンでの学習指導を行っています。そうした伴走型の学習環境があれば、難関大学の合格は十分に目指せるのです。

「難関大学を目指したいけど自信がない」と思っていても、コツコツと努力をしていけば、かならず目標に近づけます。

自分の偏差値を知る方法

大学進学を目指す場合は、模擬試験(模試)を受けて自分の偏差値を確認することをオススメします。

模擬試験では、偏差値だけでなく、志望校合格可能性をA〜Eの5段階などで示してくれます。

Aに近いほど合格率が高く、DやEであればもう少し学力が必要、という目安になります。

ただし、判定が低いからといって、志望校に受かる見込みがないわけではありません。模試の結果は、目標までの道のりを知る際の参考となるものです。

高校や学習塾などでの受験サポートでは、模試の結果をもとに、受験に向けたの学習プランを立てることが多いです。

受験対策は早く始めるほど有利です。模試を受けて偏差値や判定の変化を確認することで、自分の成長具合も見えるようになります。ぜひチャレンジしてみてください。

通信制高校からの大学進学が心配なときの解決策

この章では、通信制高校からの大学受験に不安を感じている人に向けて、通学中にできる具体的な解決策をお伝えします。

解決策①学習塾に通う

こんな人にオススメ

  • 通信制高校の学習では物足りない
  • 自由な時間を有効活用したい
  • 通塾によって生活リズムを整えたい

通信制高校に通いながら学習塾を利用することで、受験対策をすることができます。

通信制高校は登校日が少なく、勉強はレポート提出が中心です。そのため、どうしても学力の伸びに不安を感じる場合もあります。

しかし、自由に使える時間が多いというメリットを活かせば、自分の目標に特化した学習に取り組める時間を十分に確保できます。

不規則な生活習慣が続いているという人は、塾の授業を受けることによって生活リズムを整えるきっかけにもなるでしょう。

中でも、一人ひとりに合わせたカリキュラムで授業を受けられる完全個別指導塾をオススメします。授業時間や内容を柔軟に設定できる方が、勉強がスムーズに進むためです。

集団授業では周囲の学力やペースに遅れを感じることもあるかもしれません。しかし、個別指導であれば、現在の学力に合った計画を組めます。苦手な点を克服しながら着実に目標に向かえるでしょう。

解決策②家庭教師をつける

こんな人にオススメ

  • 通信制高校の学習では物足りない
  • 外出に不安がある
  • 親御さんも講師に相談したいことがある

自宅で受験対策をしたい場合は、家庭教師の利用を検討してみてください。

家庭教師が自宅に来て学習指導をするので、外出に不安がある人でも無理なく学習を続けられます。

家にいながら学習の習慣を身につけることで、生活習慣を整えるきっかけにもなります。

また、親御さんのなかには、お子さんの学習や日常生活について一人で悩んでいる人もいるでしょう。そうしたときは、家庭教師が家に来た際に相談することも可能です。

安心できる環境で受験対策を始めたい人は、家庭教師を検討してみてください。

解決策③サポート校のある通信制高校を選ぶ

こんな人にオススメ

  • 通信制高校と連携して指導してほしい
  • 専門分野に特化して学びたい
  • 生活や心理面についても相談したい

サポート校とは、特定の通信制高校の仕組みやカリキュラムに対応した場所のことで、通信制高校の授業ではカバーしきれない学習を補ってくれます。

学習塾との大きな違いとして、五教科以外にも、Web・デザイン・福祉など、専門分野を学べるコースを設けているところもあります(全てのサポート校が対応しているわけではありません)。

こうしたサポート校は、「将来の就職の目標」が決まっている人にとって、進路に直結したスキルを学べるというメリットがあります。

また、多くのサポート校では、生活面や心理面の相談もできるため、日常生活で不安を感じているときにも頼りやすいです。

ただし、学習塾や予備校でも、メンタルや生活のサポートに対応している場所は複数あります。私たちキズキ共育塾も、そのひとつです。

自分の目的に合った環境を選ぶために、幅広い選択肢から学習場所を検討してみてくださいね。

サポート校の特徴は、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

解決策④先生に聞く

こんな人にオススメ

  • 親に金銭面で負担をかけたくない
  • 大学受験はまだ決めかねている
  • 相談は身近な人にしたい

通信制高校に通いながら学力を伸ばしたい場合は、学校の先生に相談してみるのもひとつの方法です。

学習塾や家庭教師、サポート校の利用には費用がかかるため、「金銭的に難しい」「親に負担をかけたくない」と感じる人もいるでしょう。

また、まだ大学進学を決めきれていない段階では、学習にお金をかけることに、少しためらいを感じることもありますよね。

その点、日頃から接している先生なら気軽に相談できます。先生はあなたの苦手分野も把握しているため、適切な指導が期待できます。

ただし、大学受験への対策を立てる場合、先生が受験勉強に詳しいとは限りません。必要に応じて、学習塾や家庭教師などの選択肢も視野に入れてみてください。苦手科目だけ受講するなど、工夫次第で費用を抑えることも可能です。

まとめ|通信制高校のメリットを活かして将来の選択肢を増やそう

偏差値は、自分の学力を知り、志望校への学習計画を立てるための大切な指標です。

しかし、多くの通信制高校には偏差値の記載がなく、「この学校から大学受験は目指せるの?」と不安に感じる人もいるでしょう。

偏差値がない理由は、入試で学力試験を課さない学校が多いためです。

通信制高校は授業時間が少ない分、自由に使える時間が多いという大きな強みがあります。そうした時間に学習塾・家庭教師・サポート校などを活用すれば、自分の目標に合わせて確実に学力を伸ばしていけるでしょう。

キズキ共育塾にも、通信制高校の授業前後に授業を受け、受験対策や予習復習をしている生徒さんが多くいます。学習はもちろんのこと、生活面やメンタルの相談にもマンツーマンで対応しています。

このように苦手や不安を克服しながら学力を高められる環境に頼ることで、着実に目標に近づくことができます。

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