僕は高校についていくことができなかった
自分で言うのもなんですが、小中学校のときはすごくまじめな生徒でした。
成績も常に上位を保っていました。
しかし、高校でそれを続けることはできませんでした。
なんというか、その学校の雰囲気についていけなかったんですよね。
何に対しても体育会系っぽくて、「とにかく言われたことをやれ」という感じなんです。
何とか食らいついていこうとはしたんですが、途中から学校に合わせて勉強をすることに疲れてしまって、成績はどんどん下がっていきました。
その結果、同級生から見下すような扱いを受けるようになっても、担任の先生が助けてくれることはありませんでした。
知らないうちに、学校は僕にとって居心地の悪い場所になっていました。
1年間の不登校。そして少しずつ勉強を再開していくことに
学校から足が遠のくようになり、そのあとは1年ほど不登校になりました。
学校に行かなくなってからは日に日に体がだるくなって、とにかく寝ていたのを覚えています。
ただ、勉強の必要性は常に感じていたんですよね。
幸い、必要さえあれば外出することはできていたので、少しずつ勉強を再開していくことにしました。
他の高校に転校し、受験対策として塾にも通い始めました。
でも、みんなと一緒に授業を受けるのが難しかったり、要求されるレベルが高すぎたりと、僕が通い続けるにはいろいろな問題がありました。
そんなとき、ちょうど両親がキズキ共育塾を見つけてきてくれたんです。
個別指導で、しかも勉強にブランクがある人向け。
まさに、僕のためのような塾でした。
勉強や人付き合いを苦手に感じていたんですが、キズキ共育塾は、面談のときに感じた雰囲気がすごくよかったんです。
「ここなら僕でもやっていけそうだ」と思ったので、入塾することにしました。
いつの間にか苦手が苦手じゃなくなっていた
正直、最初は通い続けることができるかさえ不安でした。
そこで、いきなり本腰を入れて勉強するのではなく、まずは先生と話す時間をたっぷりとってもらったんです。
不登校になってからは、ほとんど家族としか話してなかったんですが、先生とは本当に色んなことを話すことができました。
気づいたら気軽に通えるようになっていたし、初めて会った人とも話せるようになっていたんですから、不思議ですよね。
不登校になってからは他人と交流することが少なくなっていたのですが、キズキでのイベントを通して交友関係を広げたり、勉強しているだけでは得られない知識を実体験として学んだりすることができました。
何より、自分と共通点が多い人たちと交流できたのはすごく新鮮でした。
僕のための授業をしてくれた
塾に通えるようになったら、次に取り組むのはもちろん授業。
だいぶブランクがあったので、まずは基礎から始めてもらいました。
英語、国語、日本史を受けていたんですが、どの科目でも感じたのは、キズキ共育塾の授業は生徒のことを考えているということ。
どの先生も、高校の授業についていけなかった僕のペースに合わせた授業を行ってくれました。
知識の抜けもれや高校で学びきれていなかった範囲がたくさんあったので、キズキ共育塾ではそこを補ってもらっていました。
マンツーマンの授業なので、わからないところがあってもたっぷり時間を使って解説してもらえて、すごく心強かったです。
英語と国語は同じ先生に担当してもらっていました。
授業内容は本当に自由で、集中して授業に取り組めないときには、英語の動画を見てリスニングの練習を行ったりして、楽しみながら力をつけることができました。
日本史担当の先生は、各大学の試験について詳しかったです。
僕の志望校の出題傾向も知っていたので、それに合わせて問題を出してもらったり、学習ペースを調節してもらったりしました。
受験のアドバイスもいろいろもらい、合格への近道を示してもらえました。
不登校で悩んでいる人へのメッセージ
方法は人それぞれだとは思いますが、何かに挑戦しようとするときに最も大事なのは、ポジティブなスイッチを入れることだと思います。
最初は、目標がよく見えなかったり、自信が持てなくてやる気が起きなかったりします。
でも、ポジティブなスイッチを入れることで、無意識のうちに自分が変わっていくし、目標もより明確に見えるようになるはずです。
僕自身、キズキ共育塾の先生と話すようになって、知らない人とも気さくに話せるようになり、不登校から大学に通えるまでになりました。
まずは、自分の想いに従って一歩を踏み出し、キズキ共育塾に行ってみること。
そうすれば、温かい先生と一緒に自然にがんばれるようになると思います。
※文中の写真は、全てイメージです。