講師紹介

私も不登校経験者。暗闇からは、必ず抜け出せます

安達しずか

  • 代々木校他
  • 成城大学法学部卒
  • 担当科目:英語、現代文、古文、政治・経済、現代社会

安達しずか(あだち・しずか)。小学校時代に原因不明のいじめにあい、不登校に。中学校にもあまり通わなかったが、不登校生活は「幸せ」だった。中学卒業後は、勉強と生活習慣改善のために定時制高校へ進学。その後第一志望の成城大学法学部に合格。自分の経験で生徒さんが安心するのではないかと思い、キズキへ。日本とは違う文化や歴史を味わえる海外旅行が好き。

記事に掲載されている情報は、掲載日時点のものです。

あなたもキズキ共育塾の講師になりませんか?採用情報はこちら

突然のいじめがきっかけで、小学校で不登校に

突然のいじめがきっかけで、小学校で不登校に

私は、小学校中学年のときに不登校になりました。

不登校になったきっかけは、クラスでのいじめでした。

なぜか標的になって、なぜかいじめられました。

最初のうちはそれでも通学していたのですが、ある朝起きたらベッドから一切体が動かず、そのまま不登校になり、不登校のまま卒業しました。

不登校になったときは、
「面倒で苦しい世界からやっと解放された!」
と、喜びでいっぱいでした。

いじめられたり、クラスとの同調がうまく取れなかったりした私には、「不登校になる」という道が合っていたのだと思います。

「不登校」は、ネガティブにとらえられがちです。

ですが、私に限らず、
「不登校とは、『自分に合わない学校』という大きな壁を迂回できる手段である」
と考えれば、ポジティブなことではないでしょうか(少なくとも、「悪いこと」では絶対にありません)。

不登校になった私について、学校から親に「勉強ができるのにもったいない」「学校に来るべきだ」との苦言があったようですが、私は「学校に行きたい」という気には全くなりませんでした。

それは、「学校に行かない生活」が幸せで、特に支障もなかったからです。

勉強も個人経営のゆったりとした学習塾で行っていたので、差し障りはありませんでした(残念ながら、その塾はもうありません)。

私がその塾に通えていたのは、「受け入れてもらえる安心感」を覚えたのだと思います。キズキ共育塾の生徒さんたちと同じですね。

中学校に入学しても学校に行く気にならず、不登校が続きましたが、テストのときだけ登校して、別室で受けていました。

塾通いのおかげか、英語はいつも満点だったので、出席していないのに5段階評価で3の成績を貰っていました(笑)

勉強と生活習慣改善のため、定時制高校に進学

そんな感じで不登校生活は幸せだったのですが、唯一、「生活習慣の乱れ」は気にしていました。

塾通い以外に予定がなかった私は、基本的には家で過ごす生活を送っていました。

その結果、長く寝てしまったり昼夜逆転になったりという状態になりがちでした。

不登校でも、例えば「毎朝7時に起きて、23時には寝る」といった規則正しい生活ができる方もいるのですが、私にはその継続が無理でした。

なにせ自由に生活できるので、塾のない日は朝まで起きていたり、早起きしても夕方までゴロゴロしたり。

中学卒業後にも勉強したかったので、高校に進学したかったし、いずれは大学にも通いたかったんです。

「でも中学不登校だと、内申点が厳しい進学校には合格しないだろうな。
そもそも不規則な生活を改善しないと、高校にも大学にも継続して通えない。
とは言えこの生活を一気に改善するのは、すごく難しい…。」

そこで思いついたのが、「県立高校の定時制に入学する」という作戦でした。

見つけた高校は、定時制課程の授業(大体17時〜21時)だけではなく、全日制課程の授業も選んで受けられる、大学のようなシステムでした。

勉強ができる、高卒の資格が得られるだけでなく、大学生活に向けて体内リズムを整えるにはピッタリです。

これはいい!と思い、入学を決めました。

高校では、比較的まじめに勉強したと思います。

不登校にも飽きたので復帰してみたら意外と上手くいった、といった感じでした(笑)

とは言え高校でもいじめのようなことはあり、すべてが順調、というわけでもありませんでした。

法律に興味を持って、第一志望の法学部に合格

法律に興味を持って、第一志望の法学部に合格

高校の政治・経済の授業で憲法の学習が楽しかったことから、大学は法学部を考えるようになりました。

また、大人数でガヤガヤしている大学よりも、少人数でゆったり勉強に取り組める環境がいいな…とも思っていました。

そこで「法学部があって、少人数の大学」を探したところ、成城大学が見つかり、志望するように。

受験勉強は、予備校で行いました。

予備校の授業がないときも自習室や図書館で勉強してましたね。

その甲斐あって無事に合格。

充実した大学生活を過ごしました。

私自身が、「不登校生活が長く続いても、その後の人生は切り開ける」という証拠の一人だと思います。

自分の経験で生徒に安心してもらえると思い、キズキへ

キズキの講師になったのは、大学卒業後です。

大学生のときに塾講師のアルバイトを4年間ずっとしていて、すごく楽しくてやりがいがあったんです。

再び、自分の生活と両立して講師になれる塾がないかなと思って探していたところ、キズキ共育塾を見つけました。

私と同じように、不登校を体験した方や苦しい体験をした方のための塾。

自分にとっても働きやすそうだし、生徒さんにとっても私のような「似た経験」をした講師がいたら安心かな、と思い応募しました。

キズキは、あなたを否定しません

キズキは、あなたを否定しません

キズキでは、講師もスタッフも生徒さんも、全員がマイノリティを否定しません。

生徒さんは、もちろん全員が「同じ経験」をしているわけではありません。

不登校、ひきこもり、高校中退などなど、いろいろな背景を持つ方々が、次の一歩に進むためにキズキに通っています。

ただ、どんな背景を持っていても、あなたの生い立ちや学習を否定するような人はいません。

それが、キズキのいいところだと思います。

私自身としては、帰り際に生徒さんから笑顔を貰えると「ああ、今日も楽しんで勉強してもらえたのかな」と、幸せになります。

お悩みを抱えるあなたへ

お悩みを抱えるあなたへ

これまでのことを振り返ると、私には、「不登校になったことによる悩み」がほとんどありません。

不登校になったことも含めて、「全ての選択が『正解』だったか」と聞かれるとそうではないかもしれません。

ですが、おおむね「私にとっての正しい道」を選んできたと思います。

むしろ、不登校にまつわる期間があるからこそ、大学を卒業した今も「学習をずっと続けたい」と思えるようになったのだと思います。

あなたは、どうですか?

不登校生活を楽しんでいますか?
それとも、苦しい思いを抱えていますか?

不登校だからと言って、変に苦悩しなくても大丈夫ですよ。

あなたがどんな状況でどんな思いを抱えているにせよ、一つだけ言えることは、
「どんな挫折をどれだけ経験しても、どん底にいても、その穴からは必ず抜け出せる」
ということです。

私にとって、不登校そのものはポジティブな経験でしたが、不登校のきっかけとなったいじめは苦しい経験でしたし、それ以外にも「挫折」と思えることはありました。

ですが大学に入学し、卒業し、現在もまた将来に向かって進むことができています。

あなたも、行動した時点で(一つには、こうやってキズキ共育塾のウェブサイトを見ている時点で)、もう暗闇から抜け出す一歩を踏み出しています。

私達はその手助けをしています。

一緒に、二歩、三歩と歩みを進めていけることを楽しみにしています。

お気軽にお問い合わせください

親御さんへ

親御さんへ

「この子は今後大丈夫だろうか?」
「学校や社会にはもう戻れないのではないか?」
とお悩みかもしれません。

まずはお子さんの力を信じましょう。

もしお子さんがキズキ(を含む、お手伝いをする団体)に興味を持ったのだとしたら、それはお子さんが暗闇から抜け出す力をもうお持ちだということです。

もし今すぐには無理だとしても、いずれきっと「次の一歩」に進めます。

人生は、きっかけによってよい方に変わっていきます。

キズキには暗闇から抜け出した生徒さんがたくさんいます。

お悩みがあれば、私たちにお手伝いをさせてください。

きっと明るいところへ導きます。

親御さんだけでのご相談もお受けしていますので、お気軽にご相談ください

※本文中の写真は、全てイメージです

あなたもキズキ共育塾の講師になりませんか?採用情報はこちら→