教育格差解消プロジェクト『スタディクーポン・イニシアティブ×渋谷区(寄付型クラウドファンディング)』のお知らせ
キズキの新プロジェクトのお知らせです。
キズキは、公益財団法人チャンスフォーチルドレン等と連携して、「スタディクーポン・イニシアティブ」というプロジェクトを行います。
「お金がなくて、キズキに通えない…」
そういった声を聞く度に、私たちはとても悲しい思いになると同時に、なんとかできることがないかとずっと悩んできました。
そこでこのたび、全国で所得格差による教育格差をなくし、不平等の連鎖を止めるため、志を同じくして活動している団体や企業と協働し、「スタディクーポン・イニシアティブ」を立ち上げます。
その第一弾プロジェクトとして、教育格差の解消に意欲的な渋谷区と連携し、お金が理由で塾に通えない渋谷区内の高校受験生に対して、学習塾などで利用できる「スタディクーポン」を提供するクラウドファンディング事業を開始します。
このスタディクーポンにはどれだけ効果があるのか、2014年に東北でクーポン事業を行った支援団体とシンクタンクが合同で行った調査で明らかになっています。
この調査では、子どもたちがクーポンを利用した前後で、数学、国語、英語の成績が向上したことが分かりました。特に、数学と英語の成績については、統計的にも有意に学力が向上したことが分かっています。
クーポンを利用した子どもからは以下のようなメッセージが届きました。
「父が亡くなり母が私を育ててくれました。高校受験を迎える年にクーポンを受けられることになり、塾に通うことができました。希望の高校に入れるか不安で逃げ出したくなったこともたくさんありましたが、無事高校に合格できました。」
日本全国に「所得格差が教育格差にならない社会」を広げる第一歩として、どうぞあなたのお力をかしてください!
詳細や寄付はこちらをご覧ください(株式会社Campfireの運営サイト「Good Morning」に移動します)。なお、ご寄付をいただいた場合、所得税の優遇を受けられる場合もございます。
【スタディクーポン・イニシアティブメンバー】
プロジェクト運営:公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン、NPO法人キズキ
パートナー:新公益連盟、NPO法人ETIC.
サポーター:スマートニュース株式会社、株式会社Campfire
【協働自治体】
渋谷区
【2017年11月10日追記】
『スタディクーポン・イニシアティブ』につき、各メディアに取り上げていただいています(記事名をクリックすると、各サイトへ移動します)。
- 「貧困世帯の中3に「塾代クーポン」 渋谷区」(朝日新聞)
- 「教育格差解消に挑む『スタディクーポン』への期待」(Yahoo!ニュース)
- 「お金がないから塾に通えない…をなくしたい。なぜ「塾代格差」が問題なのか」(バズフィードニュース)
- 「私だって塾に行きたい。貧困家庭の高校受験生に「スタディクーポン」 どういう仕組み?」(ハフィントンポスト)
【2017年11月22日追記】
キズキ代表の安田祐輔です。
皆さまの寄付やシェアのおかげで、スタディクーポン・イニシアティブへの寄付は、目標の1,000万円を達成しました。
本当に、ありがとうございました。
やっとスタートラインに立つことができます。
523人の方が寄付してくださっていました。 匿名の寄付も、たくさんいただきました。 「寄付」を通じて様々な人に応援いただくことがこんなに嬉しいことだとは知りませんでした。
だからこそ、1,000万円は大切に使わせていただきます。
皆さまが「寄付してよかった」と思えるようなご報告ができるように、全力を尽くします。
******そして「より多くの子どもたちに、クーポンを届けたい」と考え、1,300万円というネクストゴールを設定いたしました。
このゴールを達成すると、さらに10人多く支援することができます(30万円で1人分です)。
300万円で10人分の予算を、450万円で15人分の予算を獲得することができます。
残り9日間、応援のほどよろしくお願いいたします!
スタディ・クーポンの詳細や寄付はこちらをご覧ください(株式会社Campfireの運営サイト「Good Morning」に移動します)。
【2017年12月13日追記】
キズキ代表の安田祐輔です。
「スタディクーポン」のクラウドファンディングは、731人もの方々から14,053,500円のご寄付をいただき、目標を大きく上回る終了となりました。
ミッションを強く持ち、地道に行動し続ければ、つくりたい社会をつくれるかもしれない。そう思えた時間でした。
ご寄付いただいた方々、応援いただいた方々に、改めて厚く御礼申し上げます。
さて、スタディクーポン・イニシアティブは、スタート地点に立ったばかりです。
渋谷区の子どもたちにクーポンを届け、成果を測定し、全国の政策にしていくまで、道は続きます。
道が遠すぎて心が折れそうになることもあるけれど、引き続きコツコツとがんばります。
寄付や応援という形で「参加」してくださった皆様、今後イニシアティブがどう発展していくか、暖かくかつ厳しく見守ってください。
スタディ・クーポンの詳細や寄付はこちらをご覧ください(株式会社Campfireの運営サイト「Good Morning」に移動します)。