受験に焦るあなたへ 焦りの正体と解決する方法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートするキズキ共育塾です。

あなたは、受験に向けて焦りを感じているのではないでしょうか?

このままでは受験に失敗する、頑張っても無駄だ、と思っている人もいるかもしれません。焦りや不安があっても、そうした気持ちにうまく対処することで、受験勉強に集中しやすくなります。

このコラムでは、受験生が抱える焦りの正体や受験の焦りを解消する方法について解説します。

あわせて、受験で焦ったときに頼りたいサポートを紹介します。

受験に向かって頑張りたいあなたの参考になれば幸いです。

私たちキズキ共育塾は、受験に焦りを感じている人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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受験で焦りを感じているのは、あなただけではありません

はじめに受験生にお伝えしたいことは、焦りを感じているのはあなただけではないということです。

どれだけ勉強しても思うように成果が出なかったり、疲れから集中できなかったりすることは誰にでもあります。周囲の生徒が順調に勉強を進めているように見えて、自分だけが取り残されているように感じる瞬間もあるでしょう。

しかし実際は、順調に見える人も、多くの場合、不安を抱えています。挑戦には必ず結果の不確かさがあり、それを完全に予測することはできません。

だからこそ、不安や焦りは、真剣に取り組んでいる証しともいえます。

自分だけが焦っていると思うと、自分が出遅れているように感じるかもしれません。しかし実際は、多くの受験生が同じ悩みを抱えながら、日々勉強に向き合っています。

受験生が抱える焦りの4つの原因

この章では、焦りの原因について解説します。

受験勉強に集中できるようになるためには、まず自分の焦りがどこから来ているのかを知ることが大切です。そうすることで焦りへの対処法がわかり、不安を和らげやすくなるからです。

原因①自分の学力への自信のなさ

期末試験や模擬試験の結果を見て、自分の学力は不十分だ、頑張ったけど学力が伸びていない、と感じている人もいるのではないでしょうか?

自分の学力に自信がないときは、もっと頑張らないとと、焦りを感じるかもしれません。もしくは、努力をしても無駄だとモチベーションを落とし、志望校を諦めたくなることもあるでしょう。

しかし、キズキ共育塾には、不登校の状態から国際基督教大学や慶應大学に合格した生徒さんや、ひきこもりの状態から関西学院大学や立命館大学に合格した生徒さんもいます。

このふたりの生徒さんは、信頼できる講師と自分に合った勉強方法を見つけ、着実に学力を伸ばしていきました。

今の学力に自信があるかどうかは、受験の合否を決める要因ではありません。勉強との向き合い方を工夫すれば、志望校の合格に一歩ずつ近づけます。

原因②ほかの受験生との比較

ほかの受験生の成績や試験結果と比べて、自分のほうが学力が低い、ほかの生徒は順調なのに、と感じるかもしれません。ほかの受験生と比較することで自分が劣っているように感じ、焦りにつながる場合もあります。

ただし、勉強のペースや成長のタイミングは人それぞれだということです。

最初は伸び悩んでいても、基礎をしっかりと学習したあとに応用問題も解けるようになる生徒さんも多くいます。順調に見える人でも、苦手な科目ではつまずいている可能性があります。

ほかの受験生と比較が刺激となり、努力の後押しになることもあります。しかし、焦りや不安を強く感じるようになったら、自分自身に意識を向けましょう。

重要なのは、自分の学力を正しく把握し、志望校合格に向けた学習計画を立て、コツコツと継続することです。

原因③はじめての体験に対する不安感

受験勉強をしていると、今の勉強方法でいいのかわからない、本当にうまくいくのだろうかと、不確かな状況にストレスを感じる人もいるのではないでしょうか?

特に今回がはじめての受験という人にとっては、焦りや不安を抱くことは、ごく自然なことです。

例えば、はじめて海外旅行に行くとき、空港でのチェックインの手順や搭乗口までの行き方がわからず、不安になることがあります。

反対に、海外旅行に慣れている人は落ち着いて行動し、お土産を見たり、飲食店を楽しんだりと、時間を有効に使います。違いを生むのは、目的地にたどり着く道筋を知っているかどうかです。

受験も同じで、はじめての経験だからこそわからないことが多く、不安を感じやすくなります。人は未知の状況に直面すると不安を感じ、行動が制限されることがあります。<span class=”u-ft12″>(参考:ブラッド・スタルバーグ『Master of Change 変わりつづける人<』

だからこそ、焦りを感じたときは、はじめてのことなのだから、不安があっても当たり前なのだと受け止めてください。目の前の課題に少しずつ取り組めば、着実に前進していけます。

原因④失敗してはいけないというプレシャー

受験がうまくいかなかったらどうしよう、周囲の人にどう思われるだろうと、結果にプレッシャーを感じる人は多いはずです。

適度な緊張感やプレッシャーは、自分を奮い立たせ、学習パフォーマンスの向上させる効果があります。

一方で、失敗してはいけないと強く意識しすぎると、逆にミスを引き起こしやすくなる場合があります。否定的な言葉であっても、脳はその状況をイメージし、無意識に行動に影響を与えるためです。

例えば、赤い服を想像しないでくださいと言われれば、多くの人が赤い服を思い浮かべるでしょう。同じように、「失敗してはいけない」と考えるほど、脳内では失敗のイメージが強まり、焦りやミスにつながりやすくなります。(参考:小杉茂『失敗してはいけないと思うとなぜ失敗をするのか?』

プレッシャーを感じたときは、失敗してはいけないと考えるのではなく、どうすればうまくいくかに意識を向けてみてください。

受験の焦りを解消する7つの方法

この章では、受験の焦りを解消する方法について解説します。取り入れることで不安が和らぎ、受験勉強もはかどりやすくなるはずです。

方法①現状を把握する

受験に焦りを感じたときは、現状を正しく把握することが重要です。

今の学力や目標までの距離を確認すれば、必要な対策や学習スケジュールを立てられます。

進むべき道のりが明確になれば、焦りも徐々に和らいでいくでしょう。

まず以下の点を確認してみましょう。

  • 各教科ごとの偏差値や得点
  • 志望校の合格ラインとの差
  • 受験日までのスケジュール
  • 間違えやすい問題の傾向
  • 1日の平均学習時間
  • 集中力の持続時間

方法②実現可能な目標を設定する

受験に焦りを感じたときは、達成可能な目標を立てることが大切です。

模擬試験で最初から高得点を狙うと、期待どおりの結果が出なかったときにモチベーションを失いやすくなります。

さらに、現在学力と志望校のレベルに大きな差があると、、不安が強まり勉強に集中しにくくなることがあります。

だからこそ、受験勉強では日々コツコツと学習を継続する姿勢が欠かせません。

無理のない目標を設定することは、心身の負担を軽減し、勉強を続けやすい環境を整えることにつながります。

具体的な方法は、以下のとおりです。

  • やるべき勉強とやらなくてもいい勉強を分け、優先順位を明確にする
  • いきなり完璧を目指すのではなく、小さな成長を大切にする
  • 志望校以外の学校も調べ、すべり止めを用意しておく

方法③ネガティブな情報から離れる

受験に焦りを感じているときは、不安や心配を大きくするような情報から離れるようにしましょう。

ネガティブな気持ちになるほど、自信やモチベーションは下がっていきます。まずは、以下の行動を意識することをオススメします。

  • 不安をあおってくるような情報は見ない
  • 自分とほかの受験生を比較しない
  • SNSの使用を控える

方法④自分の成長が見えるように工夫する

受験に焦りを感じているときは、自分の成長を実感できる工夫を取り入れてみましょう。

学力の伸びがわかりにくくても、集中しやすくなった、問題を解くスピードが速くなったなど、小さな進歩は必ずあります。

こうした小さな成長の積み重ねが合格への道を作ります。さらに成長を実感できれば自信や達成感につながり、モチベーションも維持しやすくなります。そのためには、以下の工夫からはじめてください。

  • 解けなかった問題に印をつけて、あとで解けたか確認する
  • 模試や過去問の点数をグラフにして可視化する
  • 英単語や公式など、覚えた数をカウントしてみる
  • 勉強した時間をアプリやタイマーで記録する
  • 成長を感じた瞬間を日記に書いておく

方法⑤正しい勉強方法を知る

学力が伸び悩みに焦りを感じるときは、正しい勉強方法を身につけることが重要です。

努力を続けても結果が出ないと、自分の理解力が劣っているのでは?と不安になることがあります。

しかし、学習効果は勉強方法によって大きく変わります。これまで懸命に取り組んでも学力が伸びなかったのであれば、方法が適切でなかった可能性があります。

成果の出る勉強を始めるには、以下の3点を意識してみてください。

  • 学習塾の講師などから効率的な学習方法を教えてもらう
  • 得意な分野を知り、伸ばすことで不得意な箇所をカバーする
  • 不得意な分野を整理し、つまずいている理由を探る

方法⑥継続しやすい学習スケジュールで続ける

受験に焦りを感じているときこそ、継続しやすい学習スケジュールを保つことが大切です。

志望校との学力差を意識すると、勉強時間を増やしたくなることがあります。

しかし、過密なスケジュールで勉強すると、疲れや眠気が強まり、集中力が低下します。結果として効率が落ち、学力も伸びにくくなります。

大切なのは、時間を増やすのではなく、勉強の質を高めることです。以下の方法を取り入れてみましょう。

  • 間違えやすい問題など、つまずいている箇所を把握する
  • 理解があいまいなまま進んでいる科目がないか振り返る
  • 参考書を読むだけでなく、問題を解くなどアウトプットの時間も確保する

方法⑦相談できる相手を見つける

受験勉強に焦りを感じたときは、相談できる相手を持つことが大切です。

不安や弱音をひとりで抱えると孤独感やストレスが高まり、勉強に集中しづらくなります。そうしたとき、悩みに耳を傾けてくれる人やアドバイスをくれる人がいれば、安心感が生まれ、焦りも和らぎやすくなります。

また、問題の解き方や勉強方法がわからないときは、ひとりで悩むより知識のある人に聞くほうが効率的です。

以下のような悩みを抱えているときは、信頼できる相手に相談してみてください。

  • 誰かに打ち明けたい悩みや相談したいことがある
  • ひとりで頑張ることに限界を感じている
  • モチベーションが維持しやすい環境がほしい
  • 正しい勉強方法ができているのかわからず、不安を感じている
  • 合格実績がある人から、受験対策の方法やコツを知りたい

受験で焦ったときに頼りたい3つのサポート

この章では、受験で焦ったときに頼りたいサポートについて解説します。

サポート①学校の先生

受験で焦っているときは、学校の先生に相談してみることをオススメします。

休み時間や個別面談の際に、不安や焦りを率直に伝えてみましょう。

先生自身も受験を経験しているため、気持ちをわかってくれる人が多いはずです。

メリット

  • 普段から生徒の様子を見ているため、現状や性格を把握している
  • 休み時間などに、気楽に相談しに行きやすい
  • 学習塾などのようにお金をかけずに相談できる

デメリット・注意点

  • 授業や部活で忙しく、相談の時間を取りづらい場合がある
  • 教え方やアドバイスの内容に個人差があり、自分に合わない場合もある
  • 受験対策に詳しくない先生もいる

サポート②家庭教師

家庭教師は自宅で指導を受けられるため、通学や通塾が難しい生徒さんにとって心強い存在です。

なかには学習指導だけでなく、日常生活や受験勉強への悩みに寄り添う家庭教師もいます。

特にメンタル面での支えを求める場合は、不登校やひきこもり状態にある生徒さんを対象にした家庭教師を探すとよいでしょう。

メリット

  • 自宅に来てくれるので、外出する必要がない
  • 基本的に1対1の指導なので、プライベート空間で落ち着いて話しやすい
  • 必要に応じて、保護者も交えて相談できる

デメリット・注意点

  • 自宅なので相談内容を保護者に聞かれる場合がある
  • メンタルサポートの質が家庭教師によって異なる
  • 家庭教師との相性がよくない場合は相談しづらい

サポート③学習塾や予備校

受験に焦りを感じたときは、学習塾や予備校を活用するのがオススメです。

多くの塾や予備校は、志望校合格を目標にしており、受験対策に精通しています。講師やスタッフも悩みに寄り添いながら指導してくれるでしょう。

しかし、集団塾では学習レベルやペースが合わないと感じる場合があります。さらに、講師も生徒さん一人ひとりに十分な配慮をするのが難しくなることもあります。

安心して相談できる環境を求めるなら、個別指導塾が適しています。また、不登校やひきこもりなどで学力に遅れを感じている人は、専門の学習塾を選ぶとよいでしょう。

メリット

  • 受験情報や出題傾向に詳しい講師が在籍している
  • 受験対策に基づいた授業が受けられる
  • 自宅や学校以外で人とのつながりをつくるきっかけになる

デメリット・注意点

  • 集団塾だと自分の理解度に合わない授業になると焦りが増える
  • 講師との相性がよくないと相談しづらい
  • メンタルサポートの質が講師によって異なる

まとめ ~受験に焦りを感じても、コツコツと前進していこう~

受験に焦りを感じていても、志望校合格を叶えることは十分に可能です。

焦りを感じることはごく自然なのことであり、それ自体が合格の可能性を否定するものではありません。

焦りの原因と対策を理解すれば、気持ちが軽くなり、受験勉強に集中しやすくなります。

ただし、一人で手探りで進めていると、学力の伸びや成長を実感できないことがあります。

そのようなときは、受験指導の経験がある人に相談してみましょう。講師と一対一で学びながら、自分に合った学習方法を見つけたい場合は、キズキ共育塾のような個別指導塾をオススメします。

Q&A よくある質問

受験生が抱える焦りの原因を教えてください。

以下が考えられます。

  • 自分の学力への自信のなさ
  • ほかの受験生との比較
  • はじめての体験に対する不安感
  • 失敗してはいけないというプレシャー

詳細については、こちらで解説しています。

受験の焦りを解消する方法はありますか?

以下が考えられます。

  • 現状を把握する
  • 実現可能な目標を設定する
  • ネガティブな情報から離れる
  • 自分の成長が見えるように工夫する
  • 正しい勉強方法を知る
  • 継続しやすい学習スケジュールで続ける
  • 相談できる相手を見つける

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校オンライン / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2025年6月現在、全国に17校とオンライン校(全国対応)がある。

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