事業紹介
株式会社キズキ、NPO法人キズキのそれぞれの事業をご紹介します。
株式会社キズキの事業
学習教室事業(キズキ共育塾)


キズキが創業当初から行っている事業です。
不登校や中退、引きこもりなどの経験者や、大学受験を目指す通信制高校生などを主な生徒さんとする個別指導塾「キズキ共育塾」を運営しています。
2018年1月現在、東京の代々木・池袋・秋葉原、大阪の梅田に校舎があります。
小学校・中学校・高校では年間11万人が不登校になり、高校では年間6万人が中退しています。
また、通信制高校の学生は18万人おり、その多くが不登校や中退の経験者であると言われています。(もちろん、通信制高校には不登校・高校中退の経験者だけでなく、芸能活動やスポーツ活動などで日中学校に通うことが難しい方も通学しています)
不登校や中退を経験した方々は、総数で見ると上記のとおり多く、決して珍しくないのですが、学校のクラス内で見たときには2〜3人程度の少数です。
自分の周りに同じような人が少ないため、そういう経験をした方には、「学校に合わない(合わなかった)」というだけで自分を「特別に劣った」存在だと思ってしまう方が多いのです。
そういった自己肯定感が失われている状況に対して、学校以外の場でもう一度勉強するチャンスを提供するということ、そしてその結果大学や専門学校などで学び直すチャンスを得るということは、キズキが目指す「何度でもやり直せる社会」をつくる上で、とても重要なことだと考えています。
また最近では、改めて大学受験を目指す社会人や主婦・主夫など、若者に限らず多様な方が入塾されるようになりました。
そうした方々の支援も、年齢に左右されず「何度でもやり直せる社会」をつくるために、若者支援同様に重要であると認識しています。
中退予防事業


大学・専門学校からの中退を、基礎学力支援・メンタルケアの側面から予防する事業です。
大学・専門学校に入学したものの資格試験や授業についていくことが難しい学生をサポートします。学習×メンタル支援のプロ講師の派遣、学習支援センターの立ち上げ支援(研修・コンサルティング)、講演、意見交換会、学内課題の調査を実施しています。
大学・専門学校の中退者は、年間11万人います。
「何か別のことをやってみたい!」というポジティブな理由での中退なら全く問題ないと思いますが、「授業についていけない」「精神を病んでしまった」などの理由で中退する方々も数多くいます。
一方、大学・専門学校の先生方は、学術研究や特定の科目を教えるプロフェッショナルな方々であって、困難を抱える若者たちを支援する専門家ではありません。
困難を抱える若者の支援までも業務として行うことは、現実的には難しい状況です。
そこでキズキは、大学・専門学校に在籍している困難を抱える若者たちの支援を行っています。
学習教室事業(キズキ共育塾)で蓄積した「精神面に課題を抱えた若者に対する学習支援」のノウハウを活かし、通学・学習・コミュニケーション・生活習慣について多面的な指導を行っています。
2012年8月から大手専門学校グループである「学校法人滋慶学園」と提携開始。その他、現在までに全国20以上の専門学校・大学で支援を実施しています。
「新宿区若年者就労支援室 あんだんて」委託事業
株式会社キズキは、2015年から、公益財団法人新宿区勤労者・仕事支援センターが設置する若年者就労支援室(愛称:あんだんて)の構成団体として活動しています。あんだんては、働くことや自立に不安や悩みのある新宿区在住の若者とその家族の支援を行い、就労を目指すことを目的としています。
2018年度は、以下の5つのプログラムを実施しております。
- 社会参加プログラム
グループワーク、ボランティア活動、社会見学などを通じて、自己理解を深めながら、ソーシャルスキルを身につけていきます。 - はじめの一歩応援事業
ソーシャルスキルやビジネスマナーを学びながら、企業見学会やイベントへの出展準備を通じて、就労に向けた実践力を身につけていきます。 - 高等学校卒業程度認定試験受験サポート等プログラム
熟練講師と一緒に、高認取得のための勉強はもちろん、取得後の進学や就労に繋げるための勉強に取り組みます。 - ボドゲdeコミュケ
様々な種類のボードゲームを楽しくプレイしながら、基本的なコミュニケーションスキル、状況適応力、自己表現力などのスキルを身につけていきます。 - 考える力・書く力
具体的な題材を使いながらロジカルシンキングの基礎知識を学び、日々の生活でも職場でも役立つ思考力や文章力を身につけていきます。
NPO法人キズキの事業
社会参加支援事業



NPO法人キズキは、「東京都若者社会参加応援事業」に登録団体として参加しています。
「東京都若者社会参加応援事業」とは、若者の社会参加を応援するためにNPO法人等の支援団体が支援を行う事業です。
実際に私たちが行っている活動は、ひきこもりなどの経験から対人関係に苦手意識のある方や、就学・就労などの社会生活を営むことが困難な方を対象とした、「社会体験活動」です。具体的には、以下のような活動を行っています。
- グループワーク(文章作成やPCスキルの講座)
- ボランティア
- レクリエーション(スポーツやイベント)
様々な要因によって社会的な参加の場面がなくなってしまった若者が、自信と能力を身につけるとともに、体験を通じて、将来の方向性を考える機会となることを目指しています。
学校外教育バウチャー事業(準備中)
ひとり親世帯、低所得世帯の子どもたちに、塾の授業料バウチャーを発行する事業を東京で行うために準備をしています。