就職活動に悩み、大学院を1年間休学。人と向き合う中で自分も元気をもらえた


本田昌志(仮名)
東京大学大学院農学生命科学研究科卒業
数学, 物理, 化学

大学進学を支援する活動に携わりたかった


大学院進学後、研究室に通って自分の研究を進めながら、一方で就職先となる企業を探さなければならない中で、精神的な余裕がなくなりました。

就職活動を始めてもどのような働き方が自分に合っているのか分からず、煩悶する日々でした。

人一倍働かなければならないという強迫観念に追い立てられる一方で、働きすぎて体を壊してしまうことへの恐怖心にも苛まれ、二律背反の中でもがいていました。

今思うと一人で悩みすぎたと思うのですが、当時は視野が狭くなっていて、誰かに悩みを相談することに思い至りませんでした。

体調を崩し、不安で夜も眠れないような日々。

こんな状態から抜け出すために、落ち着いて考える時間が欲しいと思い、一年間大学院を休学しました。

実は、私の親と安田理事長のお母様が知り合いなんです。

休学する少し前に家族から話を聞き、キズキの存在を知りました。

当時は内向きな考え方に囚われていました。

自分の悩みをどのように解消するかということしか頭にはなかったです。

そんな時、キズキのホームページに掲載された理事長メッセージを読みました。

そこで、安田さんのように、自らも苦労した経験がありながら、それがきっかけとなって、同様の困難を経験されている方を支援している人がいることを知り、感銘と衝撃を受けました。

「自分の身近にこのような立派な活動をしている人がいる。自分も人の役に立ちたい」そう思いました。

講師として働き始めようと思ったきっかけは、友人の勧めで参加した、「社会的企業」に関するスタディーツアーです。

ツアーを通じて、自分は社会に貢献できる仕事にやりがいを感じる人間であることに気づき、そのための手段の一つとして、教育に改めて興味を持つに至りました。

そして、社会貢献のための方法の一つとして教育を語るのであれば、まずは現場のことを知らなければならないと思いました。

日本社会において、大学進学は就業の選択肢を広げる点で重要な意味を持ちます。

そんな中で、大学院まで進学できた私は本当に恵まれていると感じています。

勉強を続けたいのにも関わらず、何らかの事情で大学に進学できないのは非常に勿体ないことであり、それだけに以前から問題意識を感じていました。

キズキで働くことは、これに対する一つの解答なのではないかとも思えました。

このような思いから、キズキの講師採用に応募しました。

授業を通じ、生徒さんから元気をもらっています


働いてみて思うことですが、一言でいえば、「楽しい!」ということです。

仕事のやりがいは一般的な講師業よりもはるかにあると思います。

キズキには勉強熱心な生徒が多く、勉強に対してだんだんと前向きになっていく様子を見て、講師の方でも元気をもらっています。

授業は楽しいものにしようと常に心がけています。

新しい知識を得たり、問題を解けることの面白味を知ってもらうことで、勉強は楽しいものだと思ってもらいたいです。

授業中の雑談でも、自分が好きな話題について話すことが多いのですが、それも含めて、授業を面白いと思ってくれたらよいなと思って取り入れています。

私の授業を受けた生徒さんが、少しでも元気になってくれれば嬉しいです。

元気が出てくれば、自然と勉強意欲も湧いてくるものです。

私自身進学や就職でのことで悩んだ経験があります。

それを伝えることが生徒さんにとっての支えとなり、抱えている悩みを軽減するのに役立つこともあります。

「チーム・キズキ」で働いています


講師・スタッフは皆仲がよいです。

そして、同じ問題意識・理念を共有しています。

講師の方々は、生徒のことをよく考えていて、指導熱心です。

通塾のリズムが整いにくい生徒さんには、授業外サポートとして、講師と生徒さんでカフェや公園に行ってお話ししたりもしますし、勉強のモチベーションを高めてもらおうと、大学のキャンパス内を生徒さんと一緒に回ることなどもしています。

そのような試みが自発的に講師の間から出てくるのも、ひとえに生徒さんの役に立ちたい、力になりたいという強い思いがあるからに他なりません。

塾全体として、生徒さんに対してすごく優しい雰囲気を持っていると思います。

来塾された生徒さんへの声のかけ方、或いは授業での教え方一つとってもそれが窺えます。

スパルタ式の知識をゴリゴリ詰め込んでいくような授業をするのではなく、生徒さんに寄り添いつつ、その成長を傍で見守りながら授業を進めていくのが、キズキの講師の方々が共通して持っている特長だと思います。

生徒さんの抱えている問題への解決策を、私一人で見つけることが難しいと感じた時は、他のキズキの講師・スタッフの方々に相談するようにしています。

豊富な指導経験に裏打ちされた、含蓄深い意見からは学ぶことも多く、大変参考になります。

教務の方はしばしば「チーム・キズキ」という言い方をされますが、塾全体で一つのチームとなって働けるというのはやりがいです。

メッセージ


人の役に立っている実感が得られやすく、働きがいはそれこそあり余るほどです。

私自身、安田さんの理念に共感できたからこそキズキで働いています。

教育関係の仕事に興味のある方には、キズキで生徒さんに教える経験を積むことは大変有意義なことです。

NPOの活動に関わりたいと思われている方にもお勧めします。

私は大学進学に限らず、人生選択においてこうしなければならないという一面的な価値観や、そこから落ちてはいけないという強迫観念を無くしていきたいと考えています。

周囲と違うから悪いというわけでは決してありません。

「手遅れはない。何度でもやり直しはできるんだ。」このような考えがもっと社会に浸透していけば良いと思います。

このことを訴えて活動しているキズキの一員であることを嬉しく感じています。

教えるということについて、キズキはそこまで特殊な塾ではないと思います。

不登校・中退を経験した生徒を教えるというと、ハードルが高いと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、キズキに通われている生徒さんは、何らかの理由で勉強のブランクがあることを除いては、他の塾に通われている生徒さんと本質的な違いはありません。ですから、肩肘張らずに、気兼ねなく応募して頂ければと思います。