管理部門から事業成長を支えることを通じ、「何度でもやり直せる社会」をつくる人事・労務スタッフ(正社員)を募集します

募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。現在募集中の職種は、こちらをご覧ください。
■「キズキグループ」とは?
キズキグループは、一度つまずいても、繰り返しつまずいてしまっても、いつからでも、「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念を掲げ、福祉・教育分野で多角的に事業を展開しています。
これまで私たちは、個別指導塾「キズキ共育塾」を中心に、事業を行ってきました。
「キズキ共育塾」では、不登校やひきこもりなど、様々な背景や困難を抱える生徒さんに対して一人ひとりに合わせた学習支援と心のサポートを行っており、2011年の代々木校開校から累計1,000人以上の生徒さんを支援してきました。
また「キズキ共育塾」の他にも、大学や専門学校と連携し中退予防に取り組む研修・コンサルティング事業、困難を抱える若者の就労・学習を支援する行政委託事業などを実施しています。
■人事・労務担当スタッフ募集の背景

現在キズキグループは創業から8年、毎年1.5倍のペースで事業・組織が急成長を続けております。
今後も拡大を続けていく組織の人事・労務管理の効率化が急務となっており、安定かつスピードを持って組織運営していくために、新たにスタッフを募集いたします。
人事・労務ご担当者には、勤怠管理、給与計算データ作成、入退社に関わる各種手続(雇用契約・各種保険)、年末調整などの人事・労務業務全般、また社労士事務所など外部とのやり取りを行っていただきます。
事務作業が多い業務のため、事務職経験が2年以上ある方にご応募を限定させていただきます(人事・労務経験は問いません)。
なお、ご入社後2~3か月は、取り扱う業務内容をより深くご理解いただくために、現在のキズキグループの中核事業である学習教室事業(キズキ共育塾)の教室運営業務をひととおり行っていただきたいと考えています。
■募集要項
雇用形態 | 正社員(株式会社キズキ) |
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業務内容 | 下記(例)のような、人事・労務運用業務全般
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求める人物像 |
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勤務開始時期 | 2019年3月以降(応相談) |
応募資格 |
【必須要件】 【歓迎要件】 |
勤務地 | 株式会社キズキ本部を予定(東京都渋谷区千駄ヶ谷、JR代々木駅から徒歩3分) |
勤務時間 | 月〜金曜日、フレックス制(コアタイムなし、一日平均8時間労働・別途休憩1時間) |
待遇 |
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休日・休暇 |
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選考プロセス |
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■多様な社員が活躍中
キズキでは、年齢も経歴も様々なスタッフが、それぞれの持ち味を活かして活躍しています。
①キズキ全体での、正社員の年齢の割合

20代が35%、30代が50%、40代が15%です。参考として、2018年現在で一番若い正社員は23歳、一番年長の正社員は45歳です。なお、講師アルバイトやパート社員は、10代から60代までとさらに多様です。
②中途・新卒の割合

若い組織ということもあり、結果としてほとんどの社員が中途入社です。
③教育・福祉業界の経験有無

中途入社した社員のうち、前職までに教育業界・福祉業界を経験しているのは約2割です。ほとんどの社員は業界未経験から入社しています。前職の業界は、マスコミ、青年海外協力隊、貿易、金融など多岐に渡ります
■代表からあなたへ

キズキグループ代表の安田祐輔です。少し長くなりますが、弊団体を設立するに至った経緯をお話しいたします。
私自身、幼いころから家庭環境に恵まれず、小学校を卒業してからは住む場所を転々として生活してきました。どこにも居場所が見つけられず、夜の街をさまよい、いつのまにか学校にもほとんど行かなくなりました。自分が何をしたいのかも分からず、その生活から抜け出す希望を見出せず、鬱屈した毎日を送っていました。
そんな自分を「変えよう」と思ったのは、18歳のときです。9.11のアメリカ同時多発テロ、アフガン空爆、イラク戦争と世界が動いている中で、「勉強をしたい」「社会に役立てる人間になりたい」と思うようになり、大学受験を志しました。
2年間の猛勉強を経て大学に入学すると、在学中にはパレスチナ、ルーマニア、バングラデシュといった国々で紛争や貧困問題に関わるようになりました。特に印象に残っているのは、バングラデシュの娼婦街で生活しながら、農村から売られ働いている娼婦達を対象とした映画を制作していたころです。
現地で生活する中で、バングラデシュの貧困問題は、衛生・医療・教育など多々あるものの、決して餓死するという類の貧困ではないことに気づきました。貧しくても、幸せそうに生きている人々がたくさんいる。一方で、イスラム教国における極貧の農村にいるよりは、はるかに所得もあり、自由も保障されているはずの娼婦たちの中に、リストカットを何度も繰り返す者がいる。
そこで私は「人はどんなに貧しくても、お金や暮らし向きによってではなく、尊厳によって生きている」ことを知りました。だから、困難な状況にある人々を支援する仕事、人の尊厳を守るような仕事をしていきたい、と強く思うようになりました。
しかし、大学卒業後に就職した会社では、その思いを形にすることはできず、苦しみました。悩んだ後に会社を退職し、何ができるかを考えていく中で、“尊厳を傷つけられている人”として最初に思い浮かんだのは、10代のころの自分の姿でした。
昔の自分と同じように苦しむ人に対して、それを乗り越えてきた自分だからこそできることをしたい。そしていずれは、10代のころに経験した出来事だけでなく、発展途上国での経験、うつ病で会社員を辞めた経験など、自分がこれまで経験してきた一つ一つの出来事に、自分なりの答えを出していきたい。
こうして、2011年夏にキズキを設立いたしました。
起業後6年あまり経った今(2017年5月)も、「あらゆる社会事業は、最も困難な状況にある人を支援するためにあるべきだ」という信念の下で、事業を展開し続けています。
2011年に私が新卒で入った会社を4か月で辞めてうつ病の中で立ち上げたキズキという組織の職員は、2017年5月現在、アルバイト・正社員含めて100名を超えました。
職員には、中退やひきこもり、うつ病などの経験がある者もいれば、これまでそれなりに順調に生きてきた者もいます。まだ大学に入学したばかりの学生もいれば、大企業で活躍してきた社会人もいます。
しかし、ただ一点だけは、全ての職員に共通しています。
それは、“様々な困難を抱える人たちに徹底的に向き合う”という姿勢です。
・「独り善がりにならず本当に目の前の人たちのためになる支援とは何か?」
・「インパクトを持って、社会の課題を解決するためにはどうすればいいのか?」
一人ひとりが常に最適解を追い求めています。
そして、かつては挫折から立ち直れずにいた目の前の方が一歩一歩成長していく姿に、私を含め職員全員がたくさんの感動を受け取っています。
「私には難しいかもしれない」「教育業界の経験がなくても大丈夫か」「塾講師経験がなくても大丈夫か」など、応募を迷っていらっしゃる方々も、たくさんいらっしゃると思います。
ですが、経験は不問です。キズキは、「様々な困難を抱える人たちに徹底的に向き合う」姿勢がある方であれば、歓迎いたします。