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体調を崩して国家公務員を退職。社会人経験を生かして生徒さんを支えたい


塚原萌
埼玉大学理学部物理学科卒業
英語,数学,物理,化学,生物,地学

1968年生まれ、東京都出身。キズキ共育塾講師の他に、通信制高校のサポート校や学習障害・発達障害児童を受け入れている塾の講師、社会人向けの資格受験・看護学校受験指導者として働く。教育関係以外にも、防災士、メディカルハーブコーディネーター、カウンセリング(メンタル、キャリア)等で活動中。ドライブや旅行、パワースポットめぐり、写真撮影などが趣味。

「意欲があれば学び直せる」と伝えたい


防災系の国家公務員として20年弱働き、その間は関東、甲信越、東海、関西地方を転々と引っ越しました。

公務員の仕事は、体を壊して辞職しました。

辞職後にある塾で非常勤講師として働いていたとき、たまたま不登校の子の担当になり、「このような子たちの助けになれないか」と思ったことが、不登校支援に興味を持ったきっかけです。

その塾の授業は夜が中心だったので、そこと並行する形で早い時間帯に不登校支援に携われる塾や団体を探しました。

そして見つけたのがキズキ共育塾です。

「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念は私が求めているものに近いと思い、応募しました。

自分自身、大学受験の際には経済的な関係で2浪し、受験勉強と同時にアルバイトをして学費を稼いでいました。

不登校と経済事情では若干異なりますが、「勉強したいのに、自分はもう勉強できない」と思い込んでいる人たちに、「そんなことはないんだよ。学ぼうという意欲があればやり直せるよ」と、実体験から伝えられると思いました。

社会人経験があるからこそ、生徒さんに言えることもある


キズキ共育塾では、面接担当の方が「学生講師が多いので、これから経験豊富な社会人の講師を増やしたい」とおっしゃってくれたのも、働くモチベーションを高めました。
(※面接当時の状況です。現在は学生も社会人も同じように募集しています)

別の塾での指導を通じて、「社会経験に基づいてこそ、お悩みを抱える生徒さんに説得力を持って言えることがある」と実感していたためです。

また、社会人経験のある講師だからこそ安心して相談できる保護者さまもいらっしゃいます。
(もちろん、大学生の講師には大学生ならではの魅力があると思います。)

私個人について言えば、防災系官庁での国家公務員経験、海外関係のボランティア経験があり、また知り合いや教え子には性同一性障害の方や虐待被害者の方などもいます。

社会人としてのそうした経緯から、私は「いわゆる一般の人」とは違った経験や価値観を持っていたので、「一般的な価値観」にがんじがらめになって悩んでいる人のこだわりを溶かすことができるのではと思っていました。

私以外にも、キズキ共育塾にはいろいろなバックグラウンドをもつ講師・スタッフが多いです。

社会人経験を持つ講師も以前より増え、より多様になってきていると思います。

講師だけでなく、教務のみなさんもとても優しいすばらしい方々ばかりです。

印象に残っている生徒さんのエピソード


入塾当初には笑顔のなかった元ひきこもりの生徒さんと少しずつ信頼関係を築き、だんだんと笑顔を見せてくれるようになりました。

最終的にその生徒さんは志望校に合格でき、笑顔でキズキ共育塾を卒業していきました。

生徒さんの笑顔を見られるのは至福の喜びです。

また、シングルマザーの生徒さんが、仕事や子育てや親の介護もしながら勉強もしっかりやって、望む進路を手にいれてくれたときも本当にうれしかったです。

「母である」というだけで尊敬するのに、本当にがんばっていました。

その生徒さんからは、「職場でも家庭でも頼られる立場なのですが、キズキ共育塾では先生を頼ることができて、支えになりました」と言ってもらえました。

どちらの例でも、「学び(直し)たい」という気持ちには強い効果があるなと思いました。

なかなか思うようにできなくて立ち止まっている生徒さんにも、そのような気持ちが持てるように支え、寄り添い、背中を押せる存在になりたいと思います。

応募を考えている方へ


キズキ共育塾の生徒さんにはいろいろな方がいて、その悩みも様々です。

授業では、勉強を教えるだけではなく、人生や進路の悩み相談も受けます。

そうした授業を行うキズキ共育塾の講師業務では、全ての人生経験が役に立ちます。

今までの人生を総動員できます。固まった価値観で縛られることがありません。

再び私個人の経験を述べると、公務員時代には国の立場から自治体とやり取りしたり、「お偉いさん」の付き沿いで県知事にお会いしたり、大臣の視察に随行したりもしました。

外国船や貨物船でのお仕事もやりました。

最後の仕事は、東日本大震災の復興関連事業でした。

工事の取り仕切りや建築物の設計を行い、10mの鉄塔に上ったりもしました。

そうした公務員時代のことや学生時代に行った生きるためのアルバイト、転職などの経験も含め、「世の中にはいろいろなことがある」ということを、授業を通じて生徒さんに伝えられていると思います。

また、教務の方々は、生徒さんと講師の両方の性格やタイプを把握して授業を設定するので、相性のあわない人同士でお互いが苦しい思いをすることも少ないです。

キズキ共育塾の講師としていろいろな生徒さんや他の講師に接すると、自分自身も成長でき、次に生かせることも大きな財産になると思います。

誰かを支えたいと思ったら、ぜひご応募ください。