子どもや若者の支援をしているNPOでインターンがやりたかった

立教大学経営学部在籍
マーケティング担当
子どもや若者の支援をしているNPOでインターンがやりたかった
1年半ぐらい前から、大学の先輩に紹介されて、海外にルーツをもつ子どもや若者への学習支援のボランティアをしていました。
週1回5時間ほど時間を使って子どもたちと向き合うのですが、あるとき、学生ボランティアの限界みたいなものを感じてしまったんです。
週1回顔を合わせて、勉強を教えて、家に帰る。
それ以上深入りできないというか、私が今やっていることは本当にその子のための支援になっているのか?とふと疑問に思いました。
また、もともとNPOの経営に関心があって、現場で実際にお金のまわり方、運営の仕組みを見てみたい、そして自分の手で運営してみたいと思っていました。
そこでインターネットでさまざまなNPOの情報を集めたところ、一番経営の勉強ができそうなNPOだと感じて、キズキのインターンに応募しました。
キズキに惹かれたのには、もう一つ理由があります。
キズキに通う生徒が抱えているような問題って、自分が経験したことがなくても、決して遠い世界のことではなく、自分の身近に存在する問題なんですよね。
私には、同じ地元から同じ大学に進学した友達がいたんですが、その子が大学に馴染めず1年生の前期で辞めてしまったんです。
その時私は何もできなくて。
私が何か支援してあげられていたら退学しなかったかもしれないと思って、今でも後悔しています。
そんな自分のすぐ近くで、身近な人に起こりうる問題に対して、力になりたいという思いがずっとあるんです。
キズキでの成長――『学生』ではなく、『スタッフ』として
キズキでインターンを始めて半年ほど経ちますが、まだまだ自分は当たり前のことができていないと日々感じています。
たとえば、「仕事の期限を守る」とか「その期限を守るために逆算して計画を立て仕事をこなす」といったスキルはまだ身に着けられていないと思います。
毎日勉強中です。
インターンを始める前と現在を比べて、自分が変わったなと思うことは、電話を取ることができるようになったことです。
以前は、自分の携帯電話にかかってくる電話でも、知らない番号だと怖くて取れませんでした。
でも、事務所で作業をしていると、自分が取らざるを得ない状況が生まれることが多くて。
学生といえどここでは『学習塾のスタッフ』です。
相手に失礼の無いようにしなければいけません。
電話応対は本当に鍛えられたと思います。
今ではどんな電話でも大丈夫と自信を持って言えます。
思えば、仕事の計画を立てる、電話応対をそつなくこなすにはどうしたらよいか、というのは、社会人としての悩みですよね。
普通の大学生活では、まず味わうことができないと思います。
こういった経験を学生のうちからさせて頂けるのは、本当に貴重だと感じます。
また、私が主に担当している助成金申請に関しても、出来上がった書類を眺めているだけではわからない実情を知ることができています。
元々関心のあったNPO経営において、重要な部分を任せて頂いているということで、楽しさと同時に責任感も感じますね。
現場に飛び込んで本当によかったです。
キズキで働いている講師もインターンも、本当に皆頭の回転は速いし思いやりがあって素晴らしい人たちばかりです。
そういった人が周りにいることで、「もっと成長したい!」という気持ちになります。
自分がどう成長すればこの組織に貢献できるだろうかといったことは、常に考えるようになりましたね。
キズキという環境に身を置いてみたことで、この先社会人になった時どんなふうに働きたいかといったことについても真剣に考えるようになりました。
目前に迫った就職活動においてというわけではなく、もっと先を見据えた将来的な選択肢の一つとしてですが、NPO職員という道も考えるようになりました。
社会的に意義があると自分が心から思える仕事ができること、自身に任せられる裁量の大きさ、責任の重さなど、魅力の多い仕事だというのは、インターンとして働いて正社員の方の姿を見ていると、感じることができます。
応募者へのメッセージ
自分が変わりたいなと思ったときに、一番手っ取り早い方法は環境をガラッと変えることだと私自身実感しています。
大学、他のアルバイトやボランティアとの両立や、ここでの仕事そのものが大変だと感じることはもちろんあります。
ですが、ここでのインターンは本当に楽しいです!
キズキでのインターンは、一人ひとりに任せられる仕事の裁量は大きく、それは学生でも関係ありません。
自分がこの組織を回しているんだと実感できるのが一番の魅力だと思います。
大変とはいっても、アルバイトや学校の予定に合わせてある程度フレキシブルな働き方も選択できますし、女性にとっても働きやすい職場だと思います。
実際に私も、大学は普通に通えていますし、先ほど触れたボランティアもいまでも続けています。
少しでも何かしたい、と思っている方には、思い切ってキズキの扉をたたいてみてほしいです!一緒に頑張ってみませんか?