勤めていた会社が倒産。「目の前の人に役立つ仕事」のためにキズキへ
天野佑樹(あまのゆうき・仮名)。高校卒業まで兵庫県で育つ。秋葉原校と家庭教師(足立区)で主に英語を担当。就活をせずに大学を卒業し、簿記の資格を取得。勤め始めたベンチャー企業が倒産し、「目の前の人のためになる仕事」をしたいと思い、キズキへ。安くて美味しいものが好き。長い距離を歩くことができる。
就活をせずに大学を卒業。簿記を学んで就職したが…
僕は大学の授業に出る気がなかなか起こらず、またそんな自分に向き合うのも苦手で、結果、7年かけて大学を卒業しました。
大学在学中にも塾講師のアルバイト(このときはキズキではありません)をしており、ほかにも飲食・宅配・添乗員などの仕事をしていました。
そして、周りと同じ道を進むのにはなにか違和感があったので、就活をしないまま卒業しました。
とは言え、生きていく上ではいずれ働かなくてはなりません。
そこで、「経理の職なら働き口に困らないだろう」との考えから、通信講座で簿記を勉強し、資格も取得。この段階で「働こう」と思い始めました。
業種にこだわりはなかったので、紹介予定派遣の形で小さなIT系ベンチャーに就職し、その後正社員になりました。
その会社では財務関係の業務を僕1人で担当し、常に気を張りつめた生活を送ってました。
一生懸命働いていたのですが、その会社は倒産してしまいました。
そのとき強く感じたのは、「目の前にいる誰かのためになる仕事に戻ろう」ということでした。
そんなことを考えているうちに、大学生時代に先輩を通じて知ったキズキのことを思い出したのです。
普通の塾よりも多様な授業ができそうで、自分の一直線でない経験や知識が役に立つのではと思い、講師に応募しました。
キズキには、他の学校や塾にない多様性がある
生徒さんの年齢層は幅広いですし、講師には別のフィールドでの経験が長い人もいます。
そのため、漏れ聞こえてくる授業や雑談・お悩み相談の様子も様々です。
それが、いわゆる「普通の学校」「普通の塾」にはない多様性や自由度を生んでいると言えます。
また、教務スタッフも細かに生徒さんの状況をフォローしています。
そのため、新たに担当する生徒さんにどのような授業をすべきか、授業をどう変えていくべきか、などの悩みができたときに、学習面以外の視点からもヒントを見つけ出すことができます。
それぞれの生徒に応じて、画一的ではない授業が実施できる
キズキの授業では、「生徒さんの将来的な自立」のために、勉強とメンタルの両面で支援を行います。
別の言い方をすると、「生徒さんの将来的な自立」を踏まえた授業であれば、「やらなくてはならない画一的な内容」はありません。
授業では、勉強だけでなく、生徒さんの様子に合わせて雑談、悩み相談、進路相談なども行えます。
つまり、それぞれの生徒さんの目標、現在の実力、ペース、性格などに合わせて計画を立て、授業を行い、接することができるのです。
例えば、宿題をやってこない、高校不登校中のある生徒さん(A君)がいました。
「普通の塾」なら、宿題をやってこなければ叱責することになるでしょう。
ですが僕は、授業中の会話から、A君が宿題をやってこない(やってこれない)ことをあらかじめ想定した上で授業を組み立てていました。
そして、A君が宿題をやってこなくても叱責はしませんでした。
一見放任主義的な態度ですが、「A君は、これまでの学校生活の中で、『宿題』についてなにかしら嫌な思い出があるな」と判断した上での対応です。
といって、宿題を出さなくなれば、A君は「先生に見放された」「自分は期待されていない」「自分はダメだ」などと思ってしまうであろうことを考慮し、宿題自体は出し続けました。
そして授業を重ねながら、少しずつ話をしていくうちに、次第にA君にも変化がみられるようになりました。
段階的にではあるものの宿題に手をつけるようになり、授業にも自分で疑問点を調べてから臨むようになっていったのです。
A君は、次第に勉強以外にも積極的になり、結果、志望する大学に合格しました。
A君の話は一例であり、またあえてあっさりと書いてみましたが、生徒さんは様々な事情を抱えていることが珍しくありません。
そんな生徒さんが前向きになるために、それぞれの生徒さんに合わせた手伝いができることに、とてもやりがいを感じています。
そして、こうした「授業の工夫」について、担当講師が一人だけで思い悩む必要がないというのもキズキの特徴です。
授業の内容や生徒さんとの接し方についてはスタッフや講師仲間に気軽に相談でき、それが講師のためにも、生徒さんのためにもなっています。
キズキは、風通しのよい働きやすい職場
キズキは、精神的に働きやすい職場環境だと思います。
そしてそれは、「キズキには人の痛みをわかっている人が多い」という特徴から生まれているように感じます。
様々なバックグラウンドをもつ生徒さんを迎え入れるために、キズキのスタッフや講師陣にも多様な人たちがいます。
そんなスタッフや講師がつくり上げている教室のあたたかい環境は、僕の希望にずいぶんマッチしています。
それが、僕が「今日もキズキに行って生徒に会おう」と思える理由です。
「100点満点の完璧な職場!」ではありませんが(笑)、気になった点は相談しやすい風通しのよさがあります。
あなたも、そんなキズキで講師になってみませんか?
あなたの知識・経験、そして人柄を待っている生徒さんたちがいます。