「ネガティブな期間」を「ポジティブな期間」に感じてほしい。そのためにキズキビジネスカレッジがあります。 | キズキビジネスカレッジ

「ネガティブな期間」を「ポジティブな期間」に感じてほしい。そのためにキズキビジネスカレッジがあります。

ADHD当事者として、コミュニケーションに苦手意識を感じながら学生時代を過ごしました。「器用じゃない自分には専門スキルが必要」と考え、大学在学中に公認会計士試験に合格しています。その後、「自分と同じように生きづらさを感じる人を支える仕事がしたい」という思いを実現するべく、キズキに入社しました。そして、ADHDの特性をよい方に活かすため、新規事業としてKBCを創設しました。現在は、新規事業開発を幅広く手がけています。

林田絵美(はやしだ・えみ)。KBC創設者。株式会社キズキ取締役。ADHD当事者として、コミュニケーションに苦手意識を感じながら学生時代を過ごす。「器用じゃない自分には専門スキルが必要」と考え、大学在学中に公認会計士試験に合格。その後、「自分と同じように生きづらさを感じる人を支える仕事がしたい」という思いを実現するべく、キズキに入社。ADHDの特性をよい方に活かし、新規事業開発を幅広く手がけ活躍中。

※掲載当時の内容が含まれています。

専門的なスキルを学ぶ講座を通して、利用者が前に進めるようにサポート

事業責任者として、キズキビジネスカレッジ(以下KBC)を立ち上げ、業務全体を統括しています。

そして、私も発達障害(ADHD)を持つ当事者で、自身の経験や当事者としての思いも、このKBCには込められています

KBCでは、会計、Webマーケティング、英会話、プログラミングなど、「専門的なスキル」を学ぶことができる様々な講座があります。

これらをキャリアアップの機会として、有効に活用いただけます。

ちなみに、この「専門的なスキルを身につける」というのは、私自身の「会計というスキルがあったおかげで、発達障害と付き合いながらキャリアを築くことができた」という実体験にも基づいています

KBCでは、こうした講座を通して、利用者の方が前に進むためのサポートをしています。

発達障害がわかったのは社会人になってから

林田絵美

自分がADHDだと知ったのは、大学卒業後、社会人になってからでした

前職では、公認会計士として監査法人で働いていたのですが、メールでの誤字・脱字、聞き間違い、言い間違いなど、ケアレスミスが続いていました。

上司や同僚から注意されるたびに、「自分はもっと頑張らなければならない」と一生懸命になったのですが、心身が疲弊していき、あるとき過呼吸になって倒れたのです。

それをきっかけに精神科へ行った結果、ADHDという診断を受けました。

いざ、周囲の知人にそのことをカミングアウトしたのですが、その反応はとにかく厳しく、「甘え」「努力不足」という言葉をひたすら耳にしました

「発達障害に対する社会の風当たりはこんなに強いのか」と悲しい気持ちになったのを覚えています。

「誰かを支える存在になりたい」と感じてキズキビジネスカレッジ立ち上げへ

もちろん、冷たい反応と同時に、私を支えてくれた人も多くいました

そのおかげで立ち直っていく中で、社会貢献をしたいという気持ちが強くなり、仕事と並行してNPO法人での活動に従事するなど、自分の中でよい循環が生まれ始めました。

そして次第に、「社会課題の解決を本業にしたい」という気持ちが出てきたところで、キズキ代表の安田と出会い、お互いに「うつや発達障害の当事者の人のために事業をやりたい」と話をしていました。

その後、「私自身が多くの方に支えられてきたように、私も誰かを支えられる存在になりたい」という決意が固まり、KBCの立ち上げに至りました

「ネガティブな期間」を「ポジティブな期間」に変えてもらう

KBCでは、「ネガティブな期間」を「ポジティブな期間」に変えてもらうことが大切だと考えています。

離職期間は自分を責めてしまうことが多い、いわゆるネガティブな期間になりがちです。

しかし、KBCに通うことで、その期間を「自分のスキルアップやステップアップのために使っている」とポジティブに感じてほしいのです

「自分は前に進んでいる」と利用者自身に捉えてもらえるか、そしてその人が持つ自尊心に注目して支援ができているかを常に意識しています。

また、世間では残念ながら、「障がいは甘えだ」と捉える方もいますが、症状は人それぞれで、一見しただけではわかりにくいものが多いため、利用者本人も悩み苦しんでいます。

私自身も当事者で、その悩みと苦しみを経験しました。

だからこそ、きちんと利用者本人から聞いた「事実」に注目しています

そして、その事実に寄り添ってサポートができるように、常に意識をしています

これは私だけの考えではありません。

KBCとしての方針の一つです。

利用者自身も変わるために、自分のことをしっかりと知ってほしい

一方で、利用者自身が変わるために、自分のことをしっかりと知ることも大切だと考えています。

利用者自身が持つ特性について、本人の認識を「現状のままでよい」とは思っていません。

利用者が「何を目標とするか」によっては、その本人の認識が変わらないといけない可能性があります。

何を課題として成長をしていくのか、自分の特性を活かすことができる職業は何なのか、その辺りも含めて、まずは自分のことをしっかりと知ることが大切です

そのためにも、月一回面談をしたり、それ以外でもこまめに話をしたりと、利用者との密なコミュニケーションを心がけています。

また、「自分が何を優先して働きたいのか」「自分にとっての適職は何か」を見つけるための「自己理解講座」を通して、キャリア面と心理面から、自身の特性を客観的に見つめなおす機会も提供しています。

自分の中で「変えられる部分と変えられない部分は何か」「どういった対策を立てればよいか」「どのような配慮が必要なのか」「どんな職場が向いているのか」といったこともわかります。

「人と違うこと」に向き合って、前に進むための一歩を踏み出しましょう

林田絵美

人間は、誰しも自分では変えられない、先天的な要素を持って生きています。

それは身体的なもの、脳の器質的なもの、生まれた国、人種など多岐にわたります。

そのような「変えられないこと」が原因で、つらいことや大変な思いを多く経験すると、「人と違うことはダメなことだ」と自分のことを否定する人も多いと思います。

しかし、人との違いはあって当たり前なのです

凹凸があること自体も、悪いことではありません。

自分の凹凸を否定するのではなくて、それをうまくコントロールしながら向き合うことが大切だと思っています

人との違いに向き合い、その違いを受け入れた上で、私たちと一緒に前に進むための1歩を踏み出しませんか?

KBCは、その一歩を踏み出す人に寄り添ったサポートを展開しています。

ぜひお気軽に私たちにご相談ください

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