不登校・中退経験者向けの学習指導と心のサポートを行うキズキ共育塾で、教室運営スタッフ(正社員)を募集しています

- 生徒さんの顔が明るくなっていくときにやりがいを感じます(2014年10月入社・代々木校)
- 支援を求めている人に直接届く仕事ができます(2016年7月入社・大阪校)
■「キズキ共育塾」とは?

キズキ共育塾は、不登校やひきこもりなどの困難を経験した方をはじめ、年齢を問わず「人生をもう一度やり直したい」と考えている方が次のステップに進むための「学習指導」と「心のサポート」を実施している個別指導塾です。
2011年夏の代々木校開校以来、不登校・引きこもり・高校や大学の中退などに悩む方、通信制高校に通う方、大学に入り直したい社会人の方など、様々な背景を持った生徒さんを、累計1,000人以上支援してきました。
2019年7月現在では、東京の代々木・池袋・秋葉原・吉祥寺、神奈川の武蔵小杉・横浜、大阪の梅田で7つの校舎を構え、約450名の生徒さんへ支援を行っています。
■キズキグループは「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念の実現を目指しています

株式会社キズキ及びNPO法人キズキは、キズキグループとして「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念を掲げ、設立以来一貫して理念に沿った事業展開を行ってきました。
株式会社キズキは、「キズキ共育塾」の運営に加え、うつや発達障害の方の就労を支援するビジネスカレッジ事業、地方自治体と連携して困難な若者の就労・就学を支援する公民連携事業などを展開しています。
また、「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念の実現のためには、
「利用者が最もよいサービスを選択できること」
「持続可能な組織であること」
「質の向上に向けた切磋琢磨を行うこと」
が、社会課題解決において重要であると考えていることから、「ビジネス」と「社会貢献」の両立を追求しています。(株式会社キズキの経営方針について、詳しくはこちらをご参照ください)。
キズキ共育塾は2018年で創業8年目となりますが、売上・利益面とも毎年前年比1.3〜1.5倍の成長を続けています。
NPO法人キズキは、受益者負担とすることが適切でないなど、ビジネスの手法を通じた解決が難しい分野の社会課題の解決を目指し運営されています。
2018年10月現在は、ひとり親世帯向けの奨学金事業と、渋谷区の低所得世帯に塾に通えるためのクーポンを配布する「スタディクーポン」事業を主に行っています。
キズキグループ全体で、困難を抱える方々が生きづらさを感じている社会の現状と様々なアプローチで向き合っています。
■キズキ共育塾では、教室運営スタッフ(正社員)を募集しています

キズキ共育塾への入塾希望者は毎年1.5倍以上増えていますが、教室スペースやスタッフ数の都合から、そのすべての声にはお応えできていない状況です。
本当の意味で「何度でもやり直せる社会をつくる」ため、必要としてくださるより多くの方に私たちのサービスをお届けできるよう、2018年以降も既存教室の充実と新教室の開校を予定しています。
それに伴い、教室運営を担っていただける方を積極的に募集しています。
教室運営スタッフの仕事は、主に二つあります。
一つは生徒の出欠連絡受付や授業予定管理、講師給与の管理などの「事務業務」、もう一つは入塾希望の方との面談など、困難を抱えた方への「支援業務」です。
入社後は、まず教室運営の土台となる「事務業務」を習得し、その後「支援業務」を学んでいただきます。
現在の教室運営スタッフは、ほぼ全員が関連業種未経験からのスタートしています。キズキの理念に共感し、業務内容に興味を持った方は、ぜひご応募ください。
■教室運営の仕事の魅力とは?
- 支援を必要としている方と近い距離で働くことができます
生徒さん、保護者さま、ご相談者など、支援を必要としている方と日々接しながら働くことができます。感謝の言葉をいただくこともあり、「自分が確かに誰かの役に立っている」と感じることができます。 - 同じ志を持つ仲間と協力して働くことができる環境があります
キズキグループの行う事業は、先進事例が少なかったりゼロであったりすることがほとんどであり、業務において困難に直面することもあります。そうしたとき、一つひとつの課題について各自が真剣に考えると同時に、皆で協力して乗り越えようとする文化があります。
■実際に働く教室運営スタッフの声

生徒さんが明るくなって希望する進路に巣立つのがやりがいです
――自己紹介をお願いします
西原香織です。2014年10月に教室運営のパートタイムスタッフとして代々木校に入社し、2016年9月に時短の正社員になりました。現在も代々木校に勤務しており、入塾面談・講師面接を担当しています。
――仕事のやりがいは何ですか?
やっぱり、2月3月に合格発表を聞くのが、とても嬉しいです。
また、はじめは下を向いていた生徒さんが、半年、1年と関わるうちに、表情が明るくなり、最終的には希望する進路に巣立っていく…そこに、とてもやりがいを感じています。
――仕事の大変なことは何ですか?
「入塾面談」業務は、私が「やってみたい」と希望したことですが、それでも最初は緊張しました。「入塾面談」は単なる「キズキ共育塾の仕組みの説明」ではなく、不登校・引きこもり・高校中退などを経験した方やその保護者さまが、現状や将来についての悩みや不安をキズキ共育塾に相談する場としての役割が大きいのです。
勇気を出してキズキ共育塾を訪れた方の「何のために勉強しているかわからない」「毎日全くやる気が起きない…」などという声に対して何とアドバイスすればよいのか、悩みがつきませんでした。その当時は、「面談の場で明快に答えを言わなければならない」と思い込んでいました。
でも今は、支援者とは、「答え探しを一緒にする存在」なのではないかと考えています。悩みがあったら、「一緒に」解決をすることが、私たちの仕事なのではないかと。「入塾面談は一歩踏み出すための入り口でしかない。一歩踏み出すためのサポートをしよう。」そう思えたら、気持ちが軽くなりました。
また、一回一回の面談で出会えたことは何かの縁だと、いつも感じています。たとえ入塾しなかったとしても、せっかく来てくれたのだから、何かを持って帰ってほしいと思っています。 (→インタビュー全文を読む)

支援を求めている人に直接届くのがやりがいです
――自己紹介をお願いします
樺浩美です。2016年7月に代々木校の教室運営正社員として入社し、2016年11月に新規開校した秋葉原校に異動しました。2017年5月からは、新規開校した大阪校の教室長を務めています。
――仕事のやりがいは何ですか?
キズキで働くやりがいの一つは、支援を求めている人に直接届く仕事ができることです。
キズキには、いろいろな事情を抱えた子ども・若者、その保護者の方々がいらっしゃいます。一人ひとりの悩み・苦しみに直接寄り添いながら、仕事ができることはやはり大きなやりがいです。
――仕事の大変なことは何ですか?
支援を求めている人に直接届く仕事をしている分、「支援がちゃんと届かなかったとき」にはとても無力感を感じます。
学校で上手くいかず、大手の塾・予備校でも上手くいかなかった方が、「最後の希望」としてキズキに相談にいらっしゃることも多くあります。だからこそ、なんとか力になりたいと思いますし、それができなかったときの無力感も大きくなります。入塾しなかった人に対して、「今どうしているのだろう」「他の場所は見つかったかな」と思いを巡らせるときもあります。
このように後悔は日々尽きないです。でも日々現場で学ぶことで、一人ひとりに寄り添った支援ができるようになってきたと思います。(→インタビュー全文を読む)
■キズキ共育塾教室運営スタッフの仕事内容
①事務業務
事務業務は、入社後すぐに担当していただきます。業務内容は基本的にはOJTで学んでいただきますが、研修、マニュアル、定例ミーティングなどもあり、またわからないことは周りに気軽に確認できる雰囲気があります。
(1)生徒さんの通塾管理/講師の出勤管理

教室に生徒さんや講師が来たら声をかけ、授業ブースや自習スペースに案内します。
生徒さんが時間どおりに来ていない場合は、電話やメールで状況を確認します。心身に波のある生徒さんも少なくありませんので、生徒さんのためにも常に状況を把握し、担当講師や保護者さまとも丁寧にコミュニケーションを取ります。
電車遅延などのやむを得ない事情で講師が遅刻することもあり、その場合はすぐに生徒さんへお伝えします。
(2)授業スケジュール管理
生徒さんごとに、毎週同じ曜日・時間で授業スケジュールを組んでいますが、生徒さんが通いやすいように、希望に応じた振替や定期スケジュールの変更などに柔軟に対応しています。この際の講師や授業ブースなどの調整を行います。
(3)問い合わせ対応
お悩みを抱える方やもう一度勉強したい方などから、キズキ共育塾についての質問や入塾のお問い合わせをいただきます。まず何よりもその方のお悩みに寄り添いながら対応し、キズキ共育塾の簡単な説明をします。
キズキのようなコンセプトの会社はないため、多くの方が「詳しく話を聞きたい」「入塾したい」とおっしゃいます。そこから具体的に入塾案内を行い、後日の詳細な面談(②支援業務(1)入塾面談)についてお話をします。
(4)講師の給与管理/授業料の請求・支払い確認
講師給与の確認や授業料の請求などを月単位で行います。社内マニュアルがあるので難しくなく、3〜4か月程度で慣れる方が多いです。
②支援業務
支援業務は、事務業務の習得後に学んでいただきます。
(1)入塾面談

「①事務業務 (3)問い合わせ対応」に続く仕事であり、より具体的に悩み相談や入塾案内を行います。面談に訪れるのは、ご本人さまだけの場合もあれば、保護者さまだけの場合も、親子でいらっしゃる場合もあります。お悩みを抱える方に寄り添い、安心を提供できるようになることが大切です。
(2)授業マッチング
入塾が決まった生徒さんにつき、生徒さんと講師双方の希望、性格、都合や授業ブースの空き状況などを考慮し、生徒さんと講師のマッチングを行います。
(3)講師採用面接・研修
現場で授業を行う講師アルバイトの面接を行います。当社の採用基準に沿って、困難を抱える方々を支援する講師になれるかどうかの判断を、面接を通じて行っていただきます。また、講師として採用が決まった方への研修も行います。
③補足
- (1)個別指導(授業)は、教室運営スタッフではなく、講師(アルバイトまたは社員)が行います。
- (2)教室の簡単な清掃・ゴミ出し、消耗品・備品の管理・発注、郵便物の発送・受取、一般的な電話応対などの日常業務は、事務業務・支援業務の区分なく担当します。
- (3)より具体的に業務のイメージを持っていただけるよう、「教室運営スタッフの一日」の仕事の流れの例をご紹介していますので、ご覧ください。
⑤募集要項まとめ
●雇用形態 |
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正社員(株式会社キズキ) |
●業務内容 |
教室運営に関わる業務全般 |
●求める人物像 |
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●応募資格 |
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●勤務地 |
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●勤務時間 |
火〜土曜日で、「(1)9時30分~18時30分」または「(2)12時30分~21時30分」のシフト制(週5日・1日8時間(1週40時間))。 (1)(2)は、「どちらか一方」ではなく、曜日によって異なります。 |
●待遇 |
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●勤務開始時期 |
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●休日・休暇 |
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●選考プロセス |
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●補足 |
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■多様な社員が活躍中
キズキ共育塾の教室運営(正社員)への応募にあたって、年齢、教育経験、支援経験、各種資格、経歴は不問です。年齢も経歴も様々なスタッフが、それぞれの持ち味を活かして活躍しています。
①キズキ全体での、正社員の年齢の割合

20代が35%、30代が50%、40代が15%です。参考として、2018年現在で一番若い正社員は23歳、一番年長の正社員は45歳です。なお、講師アルバイトやパート社員は、10代から60代までとさらに多様です。
②中途・新卒の割合

若い組織ということもあり、結果としてほとんどの社員が中途入社です。
③教育・福祉業界の経験有無

中途入社した社員のうち、前職までに教育業界・福祉業界を経験しているのは約2割です。ほとんどの社員は業界未経験から入社しています。前職の業界は、マスコミ、青年海外協力隊、貿易、金融など多岐に渡ります
■よくある質問
ここからはQ&A形式で、実際によくいただくご質問を紹介します。
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Q
今○○歳ですが(教育や支援の経験がないのですが)、応募は可能ですか?
Aご応募にあたり、年齢・性別・学歴・職歴などは一切不問です。キズキでは、様々なバックグラウンドを持った人が働いています。
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Q
転勤はありますか?
A一般的に転居が不要な範囲では、個人の事情や希望に最大限考慮した上で、勤務校舎の変更は通常の異動として行われます(例:代々木校勤務から池袋校勤務へ変更)。転居が必要となる転勤は、原則としてございません。
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Q
入社後の研修などはありますか?
A基本的にはOJTの形で業務を習得していただきます。入社後、まずは事務業務を中心に学んでいただきます。平均して入社半年後から、入塾面談や講師面接などの支援業務の習得を開始する方が多いです。
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Q
入社後のキャリアステップはどうなっていますか?
A個人の希望や会社の事業展開の状況に応じて、様々なキャリアの可能性があります。
具体的な例としては、継続して教室運営業務に従事する、教室のマネージャーになる、他事業に異動する…などが挙げられます。
2017年7月より、定期的な面談でご本人の希望を伺いながら、個々が能力や希望に応じて長期的なキャリアを形成できるようサポートする人事制度の運用を開始しています。
会社として特定のキャリアステップの推奨はしておらず、個々が希望やライフプランを踏まえ納得感を持ち働けることを大切にしたいと考えています。
参考として、これまでの社員のキャリアステップ例をご紹介します。
【キャリア例①】
2016年6月 代々木校の教室運営(正社員)として入社、教室運営業務に従事
2017年5月 秋葉原校に異動、教室運営業務に従事【キャリア例②】
2016年7月 代々木校の教室運営(正社員)として入社、教室運営業務に従事
2016年11月 新規開校した秋葉原校へ異動、教室運営業務に従事
2017年5月 新規開校した大阪校開校へ異動、教室長に着任【キャリア例③】
2015年10月 代々木校のアルバイト講師として入社
2017年4月 代々木校の教室運営(正社員)にキャリア変更、教室運営業務に従事
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Q
「塾業界」というと、長時間労働のイメージがあるのですが、労働環境はどうなっていますか?
A塾業界には「休みを取ることができない」「時間外労働が多い」…というイメージがあるかもしれません。ですがキズキ共育塾では、働く人自身が心身共に健康で安心できてはじめて、生徒さんによい支援ができると考えています。
まだ取組途上ではありますが、教室の中での役割(講師、教室スタッフ(正社員))を問わず、一人ひとりが安心して働くことができる職場環境づくりを進めています。
例えば、教室運営担当正社員の1日当たり残業時間は平均して40分程度となっています。不要な事務作業の削減をはじめとする運営効率向上に向けた努力や、同時間でより高い成果の出せるような支援ノウハウの蓄積と共有などを通じて、一般的に長時間労働者が多いとされる塾業界においても、長期的な勤務が可能な労働環境の実現に取り組んでいます。
■採用説明会の日程・内容と応募フォーム
採用説明会も不定期に実施しておりますので、ご興味のある方はぜひお越しください。応募・選考や入社後の仕事について、代表取締役や採用担当者が直接お話させていただきます(説明会への参加は必須ではなく、参加せずにご応募いただくことも可能です。また、説明会への参加の有無は、採用選考には影響しません)。
■募集要項
●雇用形態 |
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正社員(株式会社キズキ) |
●業務内容 |
教室運営に関わる業務全般 |
●求める人物像 |
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●応募資格 |
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●勤務地 |
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●勤務時間 |
火〜土曜日で、「(1)9時30分~18時30分」または「(2)12時30分~21時30分」のシフト制(週5日・1日8時間(1週40時間))。 (1)(2)は、「どちらか一方」ではなく、曜日によって異なります。 |
●待遇 |
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●勤務開始時期 |
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●休日・休暇 |
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●選考プロセス |
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●補足 |
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■代表からあなたへ

キズキ代表の安田祐輔です。
キズキは、「何度でもやり直せる社会をつくる」ことをミッションに掲げ、
- 不登校・中退などの方を対象とした塾(キズキ共育塾)
- うつ病・発達障害を経験した方を対象としたビジネススクール(キズキビジネスカレッジ)
- 全国の自治体・大学等との連携事業(公民連携事業)
などの事業を、主には関東・関西で展開している会社です。
起業のきっかけは、私自身の経験でした。幼い頃から家庭環境に恵まれず、12歳のときに家を出て、住む場所を転々としながら、鬱屈した日々を送っていました。
しかし、18歳のときに一念発起して大学に行くことに決め、2年間の猛勉強を経て大学に入学したことが、人生の転機となりました。その経験が、不登校・中退の方を対象とした塾(キズキ共育塾)の立ち上げのきっかけとなっています。
20歳のときに大学に合格した後は、バングラデシュやパレスチナに関わりながら充実した日々を送っていました。しかし、新卒で入社した総合商社では、入社後4か月でうつ病となり退職しました。後に、私自身が発達障害の当事者だったこともわかります。
そのときの経験が、うつ病・発達障害を経験した方を対象としたビジネススクール(キズキビジネスカレッジ)の立ち上げに繋がっています。
2011年の創業から、8年が経ちました。2019年現在は、東京・神奈川・大阪で、正社員・アルバイト含め300名の社員が活躍しています。
私たちは、社会的包摂を真に実現する会社でありたいと思っています。社会の中で困難を抱えた方々が自尊心を持って生きていくために何が必要か、何が社会に足りていないのか、真摯に考え行動し続けたい。「なんとなくよいこと」をやるのではなく、やるべきことをきちんとやる会社でありたいと思っています。
そのためには、まず「経営」が重要です。よりよい支援をすることはもちろんですが、売上を上げ利益を上げ、安定した事業基盤をつくらなければ、事業は継続・拡大しません。
さらに、既存の福祉・教育事業にはない価値を社会に提供することも必要です。「キズキ共育塾」や「キズキビジネスカレッジ」といった事業だけでなく、「スタディクーポン(低所得世帯への塾代クーポン)」や「少年院での学習支援」などの様々な事業を通じて、私たちにしか出せない価値ある事業を創造していきます。
ご関心のある方は、ぜひご応募、または説明会にお越しください。
【安田祐輔経歴】
やすだ・ゆうすけ。1983年横浜生まれ。国際基督教大学卒業後、総合商社へ入社するもうつ病になり退職。その後、ひきこもり生活を経て、2011年にキズキを創業。近著に『暗闇でも走る』(講談社、2018年4月)がある。明治学院大学社会学部社会福祉学科非常勤講師。