大学不登校を乗り越える(吉田講師)

大学不登校を乗り越える(吉田講師)

2013年8月10日 土曜日 投稿

これは、キズキ講師の吉田が、大学で不登校になったもののなんとか立ち直ることができた経験を書いたものです。これを読んでいる方は大学を目指している方が多いと思いますが、大学に入ってからの事も少し考えてみるのもいいのではと思いました。


大学に入るも寝る間を惜しんでゲームをする日々。劣等感を感じ、不登校に

私は一浪の末、ある私立学校の理工学部(生物系)に入学したものの、入学して半年も経たずに不登校になってしまいました。

「バイオ系の学問が流行っているという、安易な理由での学科選び」
「高校で生物を勉強しておらず、授業についていけなかった」
「実験がうまくできなくて、苦痛だった」
など理由はいろいろありますが、今から考えれば、参考書を買って勉強するなり、先生や他の学生に質問したりすればいいだけの話です。

結局のところ、自分の周りと比較してしまい、できない自分はダメな人間だと劣等感を感じたことが、根本的な原因だと今は考えています。

それからは、長い受験勉強の反動からか、寝る間を惜しんでゲームをしました。

攻略ノートをつけたりして、まるで勉強のように熱心にやりました。

新学期に入って、とりあえず履修申告をするために学校には行ってみるものの、授業には出られず、ますます行きにくくなって、ズルズルと不登校になってしまいました。


思い直して大学再受験。合格するもまた不登校…

そんな日々が1年ほど続いた後、大学に行っていないことが親に伝わり、話し合った結果、もう一度別の大学に入るために受験勉強をすることになりました。

プライドばかり高い私は、第一志望を東京大学に決めて勉強に励みました。

「一流大学に入って一発逆転」などという虫のいいことを考えていたのでしょう。

当然、東大には落ちましたが、他の私立大学には合格でき、そこの学校に改めて入学することにしました。

ところが、そこの大学でもやはり同じように不登校になってしまいました。

前の学校の時と同じことを感じてしまったのと、さらに、周りの学生と年齢差ができて、友達付き合いが難しく感じたことも原因です。

それからは、ゲームにハマる、再受験を試みるなどを繰り返して、数年間を無為に過ごしていました。

そのような生活は、最初は楽しかったのですが、だんだん精神的にきつくなり、人と関わりたい、もう一度やり直したいという気持ちが出てきました。


参加したワークキャンプから得た目的意識と自信のおかげで、大学を無事卒業

そんなある日、久しぶりに大学に行ってみると、ワークキャンプの参加者を募集する看板を見つけました。

10日間、熊本県の水俣市で合宿し、水俣病患者のお話を聞いたり、ホームステイして農業や漁業のお手伝いをするなど、様々なプログラムがあるものでした。

本当ならば水俣病のことを勉強したいという気持ちから参加するのが当然のことでしょうが、当時の私は、自分を変えたい、仲間作りをしたいという動機から、参加を決めました。

キャンプ中、人付き合いが苦手な私は居心地の悪さを感じていましたが、やがて他の参加とも打ち解け、夜にお酒を飲みながら語り明かしたり、とても楽しい経験ができました。

そのときの参加者とは今でも交流があります。

また、農家のお手伝いをするなど人に喜ばれる経験をすることで、自分に自信もつきました。

さらに、水俣病患者の皆さんとの交流から、環境問題にも興味を持ちはじめ、環境に関わることを学びたいという気持ちが高まりました。

そこで、改めて環境保護を学べる大学に入りなおし、三度目の正直で、今度は4年間で無事に卒業することができました。

目的意識がしっかりしていたこと、人との関わりなど様々な社会体験から自分に自信がついたことが、うまくいった原因かもしれません。

私は、自分に自信がなくて、どうしたら人と比較することなく自信を身につけられるかずっと悩んできました。その答えは今もよくわかりません。

ただ、ちっぽけなプライドを捨てて、社会や人との関わりを積極的に持とうとすることに、自分に自信を持てるようになるための秘訣が隠されているように感じています。


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