高校理科の学習法 ―どの科目を選択するか―(吉田講師)

高校理科の学習法 ―どの科目を選択するか―(吉田講師)

2013年6月11日 火曜日 投稿

高校理科の学習法 ―どの科目を選択するか―(吉田講師)

キズキ共育塾、数学・理科担当の吉田です。大学受験での理科は、そもそもどの科目を選んだらいいかという問題があります。今回は、物理・化学・生物の学習法についてお伝えします。すでに選択した方はもちろん、現在科目選択に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

【目次】


物理

数少ない法則から、複雑な物理現象を解き明かすのが魅力の物理。多くの法則はとてもシンプルな形をしています。

でも、その本質を理解し、実際の現象に応用できるようになるには、それなりの練習が必要です。

単に公式に当てはめればできる問題なら簡単ですが、少し複雑な問題に当たると、とたんに難しくなります。

この壁はよほどの天才でないかぎり誰でもぶつかるもので、私も苦労しました。

しかし修行を積んで、物理法則の「心」を理解できるようになれば、大抵の問題はスラスラできるようになります。そのときの快感は何ともいえません。

数学の難問を解くときのようなひらめきは不要なので、一度仕上げてしまえば安定して高得点が期待できます。

ある程度のセンスが必要ですが、それは演習を積み重ねれば誰でも身につけることができるものです。


化学

理論化学のような計算中心の分野と、無機・有機化学のような暗記中心の分野に分かれ、バランスのとれた力が求められる科目だといえます。

計算は、最初に学習する「物質量(モル)」をしっかり理解し、モル計算がスラスラできるようになれば、大抵の問題は解けるようになります。

公式に当てはめればできる単純なものが多く、慣れれば大丈夫でしょう。

ただ、小数の計算が中心なので、ちょっと面倒です(本番で電卓が使えたらいいのに…)。

一方、無機化学や有機化学は覚えることが結構多いです。

しかし、伝統的なゴロ合わせ(例えば周期表を覚えるときの「水兵リーベ―僕の船…」)が充実しているので、楽しく暗記できると思います。

ただし、単に丸暗記しても本番では通用しません。

教科書や参考書をただ読むだけでなく、実際に手を動かして化学式や反応式を書く練習を重ねること、そして背景になっている理論(酸・塩基や酸化・還元など)をきちんと理解することが大切です。


生物

生物

細胞から生態系まで豊富な内容を扱い、私たちの身近に感じられるものが多く、理科の中では最もとっつきやすい科目かもしれません。

計算問題がほとんどないので、数学に抵抗がある人も安心して取り組めます。

生物の難所と言われている遺伝も、実はシンプルな法則で成り立っているものなので、慣れてしまえば難しく感じないでしょう。

難点は、覚えることがたくさんあるということです。

しかも、分野間のつながりがあまりなく、「前やったことがわからないので先に進めない」ということが起こらないという点ではいいのですが、一方で覚えたことを忘れないようにするためのメンテナンスが大変だということも意味します。

教科書を何度も読むだけでは飽きてくるので、市販のサブノートを活用することや(自分でノートを作るともっとよい)、問題を解きながら覚えていくというやり方を繰り返すことで知識を定着させていくといいでしょう。

また、本番では実験考察問題や、大学によっては記述問題が出るので、その対策も必要です。


※文中の写真は、全てイメージです


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