シリーズコンプレックス:「自分を認める」という難題

シリーズコンプレックス:「自分を認める」という難題

2017年7月5日 水曜日 投稿

シリーズコンプレックス:「自分を認める」という難題

キズキ共育塾スタッフの村田綾香です。

突然ですが、あなたは、自分に自信を持っていますか?自信が持てないとしたら、その原因は何でしょうか。

それはもしかすると、
「私はどうして○○ができないんだろう……」
「理想の私は、○○ができるはずなのに……」
「○○さんと比べて私は……」
というように、他人や理想の自分に比べて「できない」ことを過剰に気にしているからではないでしょうか。つまり、コンプレックスが大きいのではないでしょうか。

「できない」ことに引け目を感じ、自信を失ってどんどん消極的になってしまう人もいるでしょう。「できない」ことを他人に知られたくなくて、過剰に「できるフリ」をしてしまう人もいるかもしれません。

コンプレックスと無縁だという人は珍しいと思います。多かれ少なかれ、誰しもコンプレックスと格闘しながら生きているのだと思います。

そして、コンプレックスとの付き合い方によって、自分に自信が持てる人と、そうではない人に分かれるのではないかと私は思います。

今回のコラムでは、特に「好きなこと」「得意なこと」にコンプレックスを持つ方に向けて、そのコンプレックスをどのように対処して乗り越えるかについて、お話ししていきます。


「好きなこと」「得意なこと」にコンプレックスを持つあなたへ

「好きなこと」「得意なこと」にコンプレックスを持つあなたへ

コンプレックスとは、大きく言えば、「自分に対して否定的な感情を持つこと全般」を指しています。

その具体的なタイプの一つに、「自分の好きなことや得意分野に自信が持てず、自分に否定的になる」というものがあります。

私の見てきた限り、このタイプは、特に学校教育の中で評価の対象になりにくいような分野を好きな人・得意な人に多いように思います(あなたはどうですか?)。

例えば、学校で評価されにくい「マンガを描くこと」が好きな人は、マンガを描くことに自信が持てず、マンガを描くことを好きな自分自身についても自信がもてない、ということです。

「マンガを描くこと」は、他にも、読書、絵を描くこと、ダンス、ゲーム、プログラミングなどなど、多くのものに置き換えられます。

好きなことを胸を張って「好きだ」と言えないことは、もったいないと思うのです。

では、評価されにくい「好きなこと」「得意なこと」にコンプレックスを抱えている人が自信を持つためには、どうすればよいでしょうか。


「好きなこと」「得意なこと」が評価される場所を探しましょう

評価というのは相対的なものですし、立場や年代によって変わるものです。

ですが、「今自分が置かれている環境」において評価されるか否かというのは、コンプレックスの有無に大きな影響があると思います。

中高生の年代で言えば、学校でテストがある分野は評価されやすいでしょう。

中でも受験に必要な科目、さらには配点の高い科目などはより評価されやすいと言えます。

「評価がわかりやすい」と言った方がよいかもしれません。

しかし、評価がされにくい分野は、だからと言って「価値がない」わけではありません。

あえておかしな言い方をしますが、それは「価値がない場所で価値がない」だけなのです。

つまり、ある場所で評価されない「好きなこと」「得意なこと」に価値がないと落胆するのではなく、価値が発揮できる場所、評価される場所を模索していくことが必要だということです。


「満点を取ることはできない」と理解しましょう

そこでもう一つ問題になってくるのは、好きなこと・得意なことについて、「自分なんて大したことがない」と思ってしまう人もいるということです。

またマンガを描くことを例にすると、「私はマンガを描くことが好きだけど、私より優れたマンガを描く人は世の中にいくらでもいる……」と思ってしまうことです。

あるいは、他人とは比べなくても、「自分はもっと面白いマンガが描けるはず……」と思う人もいるでしょう。

こういった人はおしなべて理想が高く、完璧主義的傾向が強いので、「満点」を追い求めます。

学校のテストでは、満点を取ることで満足できるかもしれません。

しかし、学校の外の世界では「満点」を可視化することはできません。

そもそも可視化できない以上、どんなに優れた人でも、「満点」を取ることは不可能だと言ってよいと思います。

この不可能を理解して、少なくとも現状の自分の最高得点で勝負する意識を持つこと。

これが、現状の自分に満足するということ、すなわち自分に自信を持つことではないかと私は思います。

その上で、自分の理想の「満点」により近づけるように努力することが大切ではないでしょうか。

そういう意味で、完璧主義や理想が高いこと自体は、悪いことではありません。


「できないこと」よりも「できること」に目を向けましょう

「できないこと」よりも「できること」に目を向けましょう

そして最後に、「できること」よりも「できないこと」に目が行きがちなことについて考えます。

例えば、国語のテストで90点を、数学のテストで30点を取ったときに、国語が目に入らず、数学に目が行ってしまうようなことです。

30点を取った数学について反省することにはなるでしょう。

それでも、30点の数学のせいで、90点を取った国語まで否定されるわけではありませんよね。

「できない」を反省することはとても大事なことですが、それにとらわれる必要はありません。

「できる」部分にフォーカスを当てて、自分を認めてあげましょう。

自分の得意分野を自分できちんと認めてあげることによって、苦手を過度に気にする思考からも解き放たれるのではないでしょうか。

そうすれば、精神的にもゆとりができ、苦手克服にも繋がるよいサイクルができるかもしれません。


※文中の写真は、全てイメージです


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